皆さんこんにちは。
おんきちです。
今回は2019年に2年生苗として購入したブルーベリーのクレイワーを,1年間庭で鉢植え栽培をした結果の成長記録を紹介します。
目次
クレイワーはラビットアイブルーベリーでタイタンと受粉の相性が良く同等の大粒果実という特徴がある
クレイワーは,タイタンと同じくアメリカのジョージア大学が育種したラビットアイブルーベリーです。
ラビットアイ系統は初めてブルーベリー栽培を始めようとしている人にオススメ
ラビットアイ系統のブルーベリーは,樹勢が良いため成長が早く,収穫量が多いというメリットがあり,ホームセンターで販売されている品種も多いため,ブルーベリー栽培を始めようと思っている方にオススメしやすい系統です。
更にラビットアイ系統の中でも御三家と呼ばれる代表的な品種があり,
- ホームベル
- ウッダード
- ティフブルー
この3品種だと言われています。
ですので,ブルーベリー栽培を始める方がラビットアイ系統ならこの中から選べば大体間違いないということになりますね。
しかし,ラビットアイ系統は果実が小さくて種が多いため食感が悪く生食に向かず,ジャム等の加工用に向いているという扱いをされています。
そんな弱点を克服するために品種改良されたのが今回紹介するクレイワーです。
クレイワーはラビットアイ系統の弱点を克服した最新品種
その特徴は,タイタンと同じく果実が非常に大きく,タイタンと受粉の相性が良いということです。
他にもクレイワーの苗木としての特徴は,
- 樹勢が良い
- 収穫量が多い
ということが挙げられます。
また,果実品質の特徴はというと,
- 大粒
- 甘い
- 種のザラザラ感がない
- 風味が良い
の4点が挙げられますね。
このように素晴らしい特徴を持つラビットアイ系統の最新品種ですので,日本国内では愛好家から非常に人気で最も入手が難しい品種の一つです。
大関ナーセリーからの評価
日本国内での苗木販売元である「大関ナーセリー」のホームページから引用すると,
成熟期 極晩生・前期 7月上旬~8月上旬 樹姿 低温要求量は400~500時間 直立性 樹勢は強い 他家受粉 果実 大粒~極大粒で甘い ザラザラ感はない 中~明るい青色 収穫量 多い 【 ジョージア大学 日本総代理店契約品種 Exclusive License 】
品種登録申請中
◆ジョージア大学の育成。2013年発表。
◆ラビットアイブルーベリー
東北南部から四国、九州までの、寒冷地を除く地域に向きます。
◆特長
果実は非常に大きく、好ましい硬さでたいへん甘い。風味も優れる。
タイタンとの受粉の相性が良い。
市場出荷、直売所、ホームガーデンによい。
ラビットアイ特有の種子のザラザラ感はほとんどありません。
ということで,果実は大粒~極大粒とラビットアイブルーベリーを育てるのであればタイタンと共に抑えておきたい品種ですね。
また,「大関ナーセリー」のホームページにも記載されているとおり,クレイワーは2018年8月11日に日本国内で品種の出願申請をしており,2020年10月現在,審査中です。
品種登録は審査中のため仮保護を受けている状態
よって,日本国内では種苗法によって正式に守られている品種というわけではありませんが,審査中ですので仮保護はされているという状況です。
仮保護とは,出願から品種登録までには,通常 2〜3 年の審査期間を要するため,この審査期間中についても,出願者には一定の保護が与えられるということです。
仮保護の内容は,出願者は,品種登録後,審査期間中に自己の出願品種の種苗等の生産・譲渡等をした者に対して利用料相当額の補償金の請求が可能となります。
ただし,請求ができるのは原則として事前に書面による警告等を行った場合及び利用者が出願品種であることを知っている場合です。
人気品種のため入手には苦労
調べた結果,タイタンとの受粉の相性が良いという部分に惹かれて私も育ててみたいと思い注文しようと試みましたが,大人気の品種であるため常に在庫切れの状態が続き,なかなか購入する機会がありませんでした。
しかし,粘り強く「大関ナーセリー」のオンラインショップをチェックしていたら,タイミング良く2019年10月に注文することができて,ようやく入手することが出来ました。
2019年10月に購入したクレイワーの2年生苗が届く
2019年10月,「大関ナーセリー」からクレイワーの2年生苗木が届きました。
クレイワーは12㎝ポット仕立てで届き,苗木としては2019年の日照不足もあってやや小さい印象でしたが,根はしっかりと張っていたため,心配はいりませんでした。
届いたらまずは植え替え
そして,届いたらすぐに7号スリット鉢へ植え替えました。
植え替え時の用土は,以下の栽培管理のページで紹介していますが,ピートモス:もみ殻=1:1の配合です。
ブルーベリーの苗木を購入後の管理と年間栽培スケジュールについて
JAのカントリーエレベーターへ行けば,もみ殻は無料で手に入りましたので,ピートモスを購入すれば,2倍の用土を作れるということで経済的な観点でこの用土を選びました。
これなら用土10Lあたり約100円で作れるため経済的です。
そこへ肥料として,ハイポネックスのマグァンプK中粒を用土1Lあたり5g入れたものを用土として使用しました。
7号スリット鉢は約4.5Lで苗木の分を抜くと、用土は約4Lのため1鉢あたり約20g使用ということになります。
肥料に含まれる窒素成分量は約1.2gです。
水やりは自動潅水機におまかせ
また,成長記録の中で水やりの間隔について言及していますが,これは自動潅水機であるタカギの「かんたん水やりタイマー」の設定を変更しているということです。
っとまぁ長い前置きになりましたが,ここからがクレイワーの成長記録です。
2年生苗クレイワーの1年間の成長記録
ラビットアイブルーベリーという系統の中でも樹勢が良い品種のクレイワーは,同時に届いたタイタンと同様に気持ちいいくらい成長してくれました。
タイタンの成長記録はこちらですので,併せて読んでみてください。
2年生苗ブルーベリーのタイタンが1年間でどう成長していったか記録しました
1月1日に枝を剪定
剪定方法はシンプル
2020年1月1日,クレイワーの剪定をしました。
2年生苗の剪定方法は,至ってシンプルです。
- 爪楊枝より細い枝を切る。
- 花芽を全て切り落とす。
この2点だけです。
剪定に使用した道具
剪定に使用した鋏は,「岡恒 剪定鋏 180mm NO.101」です。
ブルーベリーの枝であれば,太い幹以外の枝はこれで全て剪定出来ます。
そこへ鋏入れとして「岡恒 剪定皮サック 1丁入 No.108」があれば良いですね。
なんとなくメーカーを揃えたくなるので,私はこの際ということで買って使ってます。
あとは,枝の先端にある花芽を除去するために,小回りが効く「岡恒 芽切鋏 NO.304」もついでに購入して使っています。
最後に,剪定道具としては,2年生苗であればしばらく使用しませんが,主軸の更新用に小型のノコギリも必要になりますので,余裕があれば揃えておくと良いですね。
私が使用しているのは,「シルキーポケットボーイ 万能目 340-14」です。
このノコギリは小回りが効いてよく切れるので重宝しています。
水やりの間隔
水やりの間隔は7日に1回です。
2月8日に元肥を施肥
元肥は有機肥料
2020年2月8日,元肥としてプロトリーフ「ブルーベリーの肥料」を20gあげました。
これは,油かすやバットグアノといった有機肥料で作られたペレットタイプの肥料です。
肥料に含まれる窒素成分量は約0.6gです。
本来は3月上旬ですが,有機肥料は微生物に分解されてから効き始めるため,化成肥料と比べて1ヶ月程度早く,2月上旬に与えるようにしました。
ブルーベリーの様子
2月上旬ではまだ温かくなる季節ではないので,芽が動き始めるのはまだ先です。
水やりの間隔
水やりの間隔は7日に1回です。
3月7日に葉芽が動き始める
2020年3月7日,他のブルーベリーに元肥としてIB化成肥料をあげるついでに記録しました。
ブルーベリーの様子
2月8日に与えた有機肥料は,しっかりと分解されており,ゆっくりと効き始めていました。
また,葉芽が動き始めているのが分かりますね。もうすぐ萌芽といった様子です。
根も動き始めていると思います。
水やりの間隔
水やりの間隔は,3月6日まで「7日に1回3分間」でしたが,最高気温が10℃以上となったので3月7日から「3日に1回3分間」に変更しました。
ここから,1ヶ月以上撮影期間があきます。
4月19日はIB化成肥料を追肥してアブラムシ対策に農薬を散布
2020年4月19日,クレイワーに追肥としてIB化成肥料を10gあげました。
追肥は緩効性化成肥料
追肥としてあげたIB化成肥料は緩効性化成肥料です。
肥料に含まれる窒素成分量は約1gです。
これは,3月8日に他のブルーベリーへIB化成肥料をあげたタイミングから数えて6週間が経過しており,有機肥料の効き始めも3月8日と仮定したからです。
IB化成肥料の肥効期間は80日程度です。
アブラムシ対策の農薬はベニカ水溶剤
また,4月から大発生するアブラムシ対策として,農薬であるベニカ水溶剤を2000倍に希釈して散布しました。(1回目)
効果は雨にもよりますが30日程度です。
ブルーベリーの様子
苗の様子は,新梢が展開しており,しっかりと成長が確認出来ました。
水やりの間隔
水やりの間隔は,「3日に1回3分間」です。
4月29日は葉が多少増えただけで成長はあまりしていなかった
2020年4月29日,雨除けハウスと防鳥ネットの骨組みとなるステンレスパイプを庭に打ち込む作業をしたついでに記録しました。
ブルーベリーの様子
4月19日から10日間しか間が空いていないため,あまり変化は感じられませんが,多少葉が増えていますね。
他の品種では,新梢が成長しており,ボリュームが増しているものもありましたが,2年生苗は全体的にまだ成長が控えめです。
水やりの間隔
水やりの間隔は,4月28日までは「3日に1回3分間」でしたが,最高気温が25℃以上となったので4月29日に「2日に1回3分間」に変更しました。
5月9日は気温が上がり葉が生い茂る
2020年5月9日,収穫組のブルーベリーに合わせて雨除けハウスと防鳥ネットを設置作業をしたついでに記録しました。
ブルーベリーの様子
4月29日から10日間しか間が空いていませんが,雨がほとんど降らず,気温も25℃~30℃と上昇していたこともあってか,前回と比べると葉の量が増えており,確実に成長していました。
これからますます成長していきますよ。
水やりの間隔
水やりの間隔は,変わらず「2日に1回3分間」です。
5月30日はIB化成肥料を2回目の追肥とアブラムシ対策に農薬を散布
2回目の追肥もIB化成肥料
2020年5月30日,1回目の追肥から6週間が経過しましたので,クレイワーに2回目の追肥としてIB化成肥料を10gあげました。
肥料に含まれる窒素成分量は約1gです。
ブルーベリーの様子
5月9日から3週間が経過し,雨がほとんど降らず,気温も相変わらず25℃~30℃と成長には最もいい状態ですので,新梢が伸びて7号スリット鉢の外側へ枝が展開し始めました。
また,4月19日に散布した農薬の効果が約30日経った頃に切れていたようで,新梢にアブラムシが発生していました。
アブラムシ対策の農薬はオレート液剤
残念ながらベニカ水溶剤はブルーベリーとしては収穫45日前までしか使用することが出来ませんので,アブラムシ対策としてオレート液剤を100倍に希釈して散布しました。(1回目)
オレート液剤は食品添加物に指定されているオレイン酸ナトリウムを主成分としており,害虫の呼吸器官である気門を封鎖することにより窒息死させるタイプの農薬です。
収穫前日まで大丈夫ですのでこの時期の使用としては安心ですね。
水やりの間隔
水やりの間隔は,「2日に1回3分間」です。
6月14日は新梢が伸びてさらにボリュームアップ
2020年6月14日,ブルーベリーの収穫に合わせてついでに記録しました。
味見が出来る程度の収穫量でしたが,十分満喫出来ました。
ブルーベリーの様子
5月30日から2週間が経過していましたが,2020年は梅雨入りが遅く,6月10日までは雨が降らなかったため,更に新梢が伸びていよいよ7号スリット鉢では収まらなくなるほど新梢が成長していき,葉も大きくなっていました。
水やりの間隔
水やりの間隔は,変わらず「2日に1回3分間」です。
6月25日は10号スリット鉢へ鉢増し後に3種類の農薬を散布
2020年6月25日,急成長したクレイワーにとって,7号スリット鉢が窮屈になってきましたので,10号スリット鉢へ鉢増ししました。
7号スリット鉢から10号スリット鉢へ鉢増し
根を確認すると,スリット鉢全体にまわっており,しっかりと成長が確認出来ました。
鉢増し時の用土は,変わらずピートモス:もみ殻=1:1の配合です。
直径45cmのナーセリーポットに用土を入れて,クレイワーを乗せ,側面に用土を隙間なく詰め,支柱で枝を固定すれば完成です。
3種類の農薬はアブラムシ・イラガ・コガネムシ類の幼虫対策
鉢増しが終わると,3種類の農薬を散布しました。
1種類目は,5月にも使用したアブラムシ対策のオレート液剤(100倍希釈)です。(2回目)
2種類目は,イラガ対策として,収穫前日まで使用可能なデルフィン顆粒水和剤(1000倍希釈)です。(1回目)
こちらは,有機農産物にも使用できる資材で,使用回数に制限がありません。
3種類目は,ブルーベリーの鉢植えとして天敵となる,コガネムシ類の幼虫対策として,ダイアジノン粒剤5です。(1回目)
こちらは,収穫14日前までですので,収穫前後のサザンハイブッシュとノーザンハイブッシュでは,違反とならないよう注意しながら散布しました。
クレイワーとしては,成長を優先するために今年は収穫しませんので注意する必要はありませんので問題なく散布しました。
梅雨のこの時期は成長が一旦ストップしますので,梅雨明けから再開する急成長のためにしっかりとここで農薬を散布することで,害虫の被害にあうことなく成長することが出来ます。
水やりの間隔
水やりの間隔は,6月24日まで「2日に1回3分間」でしたが,軽い水枯れの症状を見せた鉢があったので6月25日から「2日に1回5分間」に変更しました。
7月24日はクレイワーの成長が加速
2020年7月24日,前回の記録から1ヶ月間あきましたが,クレイワーは急成長していました。
ブルーベリーの様子
2020年は7月の天気が非常に悪く,曇りと雨ばかりでしたので,日照不足が懸念されましたが問題なく成長していて安心しました。
新梢は伸長し,葉も元気に展開しており,非常に元気な苗です。
ただし,多少害虫に葉を食害されているのと,葉が黒くなっている部分もありました。
害虫の正体はコガネムシ類の成虫です。
この時期になるとどうしても発生してしまいますが,遠隔栽培している以上は多少の食害は我慢しないといけません。
先月末にダイアジノン粒剤5を散布しているので,おそらく鉢内に産卵しても問題ないでしょう。
水やりの間隔
水やりの間隔は,7月20日までは「2日に1回5分間」で,最高気温が30℃以上となったので7月21日から「1日に1回5分間」に変更しました。
8月15日はIB化成肥料を3回目の追肥と2種類の農薬を散布
3回目の追肥は緩効性化成肥料
2020年8月15日,クレイワーに2020年最後となる3回目の追肥としてIB化成肥料を10gあげました。
肥料に含まれる窒素成分量は約1gです。
2種類の農薬はアブラムシとイラガ対策
その後,2種類の農薬を散布しました。
1種類目は4月にも使用したアブラムシ対策のベニカ水溶剤(2000倍希釈)です。(2回目)
2種類目は6月にも使用したイラガ対策のデルフィン顆粒水和剤(1000倍希釈)です。(2回目)
ブルーベリーの様子
また,前回の記録から3週間あきましたがしっかりと成長していました。
2020年は7月の天候不順から一転して8月は雨が2日間しかなく,8月9日から8月31日までの23日間で35℃超えの猛暑日が19日間観測されるほどの好天となり,ブルーベリーにとっては厳しい季節ですが,水枯れすることがなく新梢が萎れなければどんどん成長していきます。
新梢は伸長し,葉も元気に展開しており,もう十分立派な苗になりました。
水やりの間隔
水やりの間隔は,8月9日までは「1日に1回5分間」でしたが,最高気温が35℃以上となったので8月10日から「1日に2回5分間」に変更しました。
9月19日は2種類の農薬を散布
農薬はアブラムシとイラガ対策
2020年9月19日,2種類の農薬を散布しました。
1種類目は8月にも使用したアブラムシ対策のベニカ水溶剤(2000倍希釈)です。(3回目)
2種類目も同じく8月にも使用したイラガ対策のデルフィン顆粒水和剤(2000倍希釈)です。(3回目)
ブルーベリーの様子
また,前回の記録から約1ヶ月間あきましたがしっかりと成長していました。
天候としては,8月の猛暑日は和らぎ,30~35℃までの真夏日が続いており,ブルーベリーが成長するためには最も良い環境といえます。
クレイワーを観察すると,春から続いていた急成長は止まることなく,7本の新梢が伸びており,全体的にボリュームが増したようです。
6月に7号スリット鉢から10号スリット鉢に引っ越ししたばかりですが,既に窮屈になってきました。
水やりの間隔
水やりの間隔は,9月11日までは「1日に2回5分間」でしたが,9月12日に最高気温が35℃未満となっていたので「1日に1回5分間」に変更しました。
さらに,水やりの間隔は,9月18日までは「1日に1回5分間」でしたが,9月18日に最高気温が30℃未満となっていたので9月19日から「2日に1回5分間」に変更しました。
10月16日はΦ45のナーセリーポットへ鉢増し
2020年10月16日,クレイワーが12㎝ポット仕立てで届いてから約1年間経過しました。
ブルーベリーの様子
1年間で成長したクレイワーがこちら。
作業内容
成長したクレイワーにとって,10号スリット鉢すら窮屈になってきましたので,直径45cmのナーセリーポットへ鉢増しすることにしました。
根を確認すると,スリット鉢全体にまわっており,しっかりと成長が確認出来ました。
鉢増し時の用土は,変わらずピートモス:もみ殻=1:1の配合です。
そこへコガネムシ類の幼虫対策として,ダイアジノン粒剤5を混ぜてしっかりと水を含めると完成です。
直径45cmのナーセリーポットに用土を入れて,クレイワーを乗せ,側面に用土を隙間なく詰め,支柱で枝を固定すれば完成です。
これでクレイワーは,十分立派なブルーベリーの樹へと成長しましたね。
樹勢は強いという「大関ナーセリー」の評価は間違いではないようです。
水やりの間隔
水やりの間隔は,10月15日までは「2日に1回5分間」でしたが,最高気温が25℃未満となっていたので10月16日から「3日に1回5分間」に変更しました。
まとめ
ブルーベリーのクレイワー2年生苗を購入して,庭で鉢植え栽培をした時の成長の様子を紹介しましたがいかがでしたか?
1年間の作業内容と,使用した農薬・肥料,水やりの間隔,用土の配合といった条件を紹介した上で,クレイワーが1年間でどうやって成長していったか,気になる点は大体理解出来たかと思います。
1年間の肥料に含まれる窒素量
なお、1年間で与えた肥料の合計窒素含有量は約4.8gです。
短い期間で成長したため鉢増しをしていった結果多めに肥料をあげましたが、2年生苗に与える年間の合計窒素含有量は2~4gですので、途中で鉢増しをしないのであれば3回目の追肥は必要ないですね。
2年生苗で購入した方がその後の成長は早い
せっかくなので,2019年10月に届いたばかりの2年生苗と2020年の3年生苗となったクレイワーを比べてみましょう。
ちなみに同じ時期に「大関ナーセリー」から届いた3年生苗と1年後の様子はこちらです。
どうでしょうか?
さすがに4年生の苗木と比べると全然大きさは違いますが,2019年に届いたばかりの苗は18cmポットで届いていますので,比較すると大きさは歴然で,3年生苗で購入するよりも2年生苗で購入した方が,その後の成長は早いことがよく分かりますね。
「大関ナーセリー」から届いた3年生苗の成長記録はこちらです。
3年生苗ブルーベリーのフロリダスターが1年間でどう成長していったか記録しました
3年生苗で購入という選択も悪くない
ただし,「大関ナーセリー」で3年生苗との価格差は1,000円程度ですので,早く収穫したいということであれば3年生苗を購入することも選択肢として悪くないと思います。(大人気品種で3年生苗はすぐに売り切れてしまうので購入出来るかは分かりませんが…)
2021年シーズンの成長記録はこちら
2020年10月に成長が止まりクレイワーが3年生苗となりましたので,2年生苗として2020年シーズンの栽培記録はここまでとし,2020年11月以降は2021年シーズンとしました。
2021年シーズンの成長記録はこちらです。
【ブルーベリー栽培】3年生クレイワーの2020-2021年シーズン成長記録を紹介します
この記事を読んでみて,ブルーベリーのクレイワーを育ててみようと思って貰えたら幸いです。
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