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ブルーベリーの苗木を購入後の管理と年間栽培スケジュールについて

皆さんこんにちは。

おんきちです。

今回はホームセンターや苗木屋からブルーベリーの2年生苗を購入して,庭で鉢植え栽培をする時の管理方法と栽培スケジュールについて紹介します。

目次

苗木の購入方法について

まず初めに,ブルーベリーの苗木の購入方法についてです。

主な購入先はホームセンターか苗木屋です。

それぞれの特徴を紹介します。

  • ホームセンターで買ったブルーベリー
  • 苗木屋で買ったブルーベリー

初めてブルーベリーの苗木を買うならホームセンターで

ブルーベリーの新しい苗木が出回るのは10月以降です。

この記事を作成している10月頃が最も出回っている季節ですが,人気の苗木屋が販売している通販サイトでは既に完売しているケースもありますので,早めに入手することをオススメします。

また,安く手に入れるなら7月から9月頃のホームセンターが狙い目ではないでしょうか。

苗木の価格の目安としては,品種にもよりますがホームセンターであれば700円~1,000円くらい,安い時期で300円~500円くらいまで値下がりしているケースもあります。

初めてブルーベリーの苗木を買うならやっぱり最寄りのホームセンターで買うことをおすすめします。

とはいえ,価格が安いだけあってホームセンターで販売されているブルーベリーの苗木は,細くて弱々しい枝が多く,株が小さいので管理面で少し心配ですね。

特に2年生の苗でもホームセンターでは,見栄えのためにブルーベリーの実を着けさせているため,6月~9月に購入する場合は注意が必要です。

また,ホームセンターでは売れ筋の無難な品種を取り扱っていますので,せっかく100種類以上あるブルーベリーの品種の中でも限られたものしか買うことが出来ません。

苗木の品質と豊富な品種で間違いないのは苗木屋

管理の行き届いた高品質の苗木や,最新の品種,接木苗等を購入したいのであれば専門の苗木屋で購入することをおすすめします。

苗木屋が販売している通販サイトでは,1,000円~3,000円くらいが相場ですね。

なお,私がブルーベリーの苗木を購入したことがあるのは,ホームセンターと「苗木部 by 花ひろばオンライン」,「大関ナーセリー」の3箇所です。

ホームセンターで買った苗と比べて苗木屋で買った時は,どちらも高品質の苗木を送ってくれましたので,非常に信頼しています。

  • 大関ナーセリーの苗木その1
  • 大関ナーセリーの苗木その2

栽培スケジュール

次に,新しい苗木が出回る10月以降に2年生の苗木を購入した場合,翌年3年生は収穫はしないで,成長に専念させる栽培方法をオススメしますので,栽培スケジュールは3年生で成長を優先させ,翌年の4年生で収穫するスケジュールを紹介します。

ちなみに一つ上で紹介した大関ナーセリーで購入した2年生の苗は,到着時には4号ビニールポットでしたが,1年後には下のとおり10号スリット鉢の大苗へと立派に成長しました。

  • 1年後のクレイワー
  • 1年後のタイタン

最初の成長優先スケジュール

ブルーベリー2年生苗を購入し,3年生で成長を優先させ,翌年の4年生で収穫するためのスケジュールは以下のとおりです。

作業月 作業 農薬 肥料 水の管理
10月 植え替え     2日に1回
11月       3日に1回
12月       7日に1回
1月 剪定     7日に1回
2月     元肥(有機肥料) 7日に1回
3月     元肥(化成肥料) 3日に1回
4月 除草剤散布   追肥1(化成肥料) 3日に1回
5月   デルフィン顆粒水和剤,オレート水溶剤 追肥2(化成肥料) 2日に1回
6月 除草剤散布,鉢増し デルフィン顆粒水和剤,オレート水溶剤,ダイアジノン粒剤5 追肥3(化成肥料) 1日に1回
7月

除草剤散布,寒冷紗設置,夏剪定

デルフィン顆粒水和剤,オレート水溶剤,ダイアジノン粒剤5   1日に1回
8月   デルフィン顆粒水和剤,ベニカ水溶剤   1日に1回
9月

寒冷紗撤去

デルフィン顆粒水和剤,ベニカ水溶剤   1日に1回
10月       2日に1回
11月 鉢増し     3日に1回
12月   マシン油乳剤   7日に1回

思ったよりは作業が少ないと思われるかもしれませんが,年間の作業時間としては,40時間くらいは覚悟した方が良いですね。

作業

ブルーベリーの作業名と作業内容は以下のとおりです。

作業名 作業内容
剪定(12月~3月)

1年目は細い枝の除去と花芽の除去のみ。

2年目は太い枝のみ残し,花芽は1本の枝に2~3個,合計で10~30個程度残す。

除草剤散布

地面が土の庭で栽培時のみ。

雑草が目立ち始める4月中旬頃から6~8週間おきに3回散布。

寒冷紗 猛暑日が始まる7月中旬以降に設置し,9月上旬に撤去する。
夏剪定(6月末~8月) 夏至以降に伸びすぎた枝の一部を半分~3分の1程度切る。
鉢増し(6月末,11月中旬) 成長が著しい時は6月末,通常は成長が止まる11月中旬以降に2~3号大きい鉢へ植え替える。(例:6号→8号,7号→10号,10号→13号)

メモ書きのように簡単にまとめていますが,それぞれの作業の詳細は,別に記事を作る予定です。

農薬

ブルーベリーは,あまり害虫の被害がないと言われており,無農薬で栽培できると書籍には書いてあります。

ただし,毎日のようにブルーベリーの様子をみて害虫の被害がないか観察していれば良いですが,私は車で1時間かかる実家で遠隔栽培をしているため,1ヶ月に一度しか世話が出来ない関係上農薬は必須です。

特に,成長を阻害するアブラムシやカイガラムシ,葉を食害するイラガ,コガネムシ類成虫,ハマキムシ,根を食害するコガネムシ類幼虫等,致命的な天敵もいるため,気が抜けません。

ということで,私が使用する農薬は以下の6種類です。

農薬名 害虫名 希釈倍率 使用回数 使用可能日
ベニカ水溶剤 アブラムシ 2000倍 3回 収穫45日前まで
オレート液剤 アブラムシ 100倍 回数制限なし 収穫前日まで
デルフィン顆粒水和剤 イラガ 1000倍 回数制限なし 収穫前日まで
マシン油乳剤 カイガラムシ類 12~14倍 回数制限なし なし
ダイン(展着剤) なし 1Lに0.3ml 回数制限なし なし
ダイアジノン粒剤5 コガネムシ類幼虫 なし 2回 収穫14日前まで

ベニカ水溶剤

ベニカ水溶剤は,主にアブラムシ対策として使用します。

個包装で0.5gずつ入っており,1個で1Lの農薬を作ることが出来ます。

ブルーベリーの害虫対策としては登録されていないため,目的外使用になりますが,ブルーベリーの鉢植え栽培している方にとって天敵となるコガネムシ類の成虫を駆除することも出来ます。

ただし,使用期日が収穫45日前までで,使用回数は3回までですので,早い品種で6月上旬から収穫出来るブルーベリーとしては,アブラムシ対策として4月中旬が散布出来る最終日ですので,あとは収穫後の8月,9月に散布して合計3回使用します。

オレート液剤

オレート液剤もアブラムシ対策として使用します。

こちらは,使用回数に制限がなく,収穫前日まで使用出来るため,ベニカ水溶剤が使用出来なくなる収穫45日前の4月中旬以降から収穫終了直前まで使用します。

使用頻度としては,2週間に1回から1ヶ月に1回程度です。

デルフィン顆粒水和剤

デルフィン顆粒水和剤は,主にイラガ対策として使用します。

こちらは,使用回数に制限がなく,収穫前日まで使用出来るため,イラガの発生時期である5月末から8月末まで使用します。

使用頻度としては2週間に1回程度から1ヶ月に1回程度です。

マシン油乳剤

マシン油乳剤は,主にカイガラムシ類対策として使用します。

こちらは,使用回数に制限がなく,収穫前何日といった制限はありませんが,基本的に冬の薬剤散布の定番です。

使用頻度としては1年間に1~2回程度です。

展着剤

展着剤は,それ自体に殺虫成分は含まれていません。

これは,ブルーベリーの葉っぱに農薬が付着しやすくするための補助的な農薬です。

特にベニカ水溶剤とデルフィン顆粒水和剤を使用するときには展着剤使用をメーカーから推奨されているため,併せて使用します。

1回あたりの使用量は非常に少ないため,ダインという展着剤を使用しています。

ダイアジノン粒剤5

ダイアジノン粒剤5は,主にコガネムシ類幼虫対策として使用します。

ブルーベリーの鉢植え栽培している方にとって天敵となるコガネムシ類の幼虫を駆除することが出来る唯一の登録農薬です。

ダイアジノン粒剤5

3kg入りの粒状の農薬で多少臭いがあります。

使用時期としては,コガネムシ類が発生し,産卵を始める前の6月下旬~7月上旬にかけて,表面に散布して軽く混和するだけです。

使用量の目安としては,10aで6kgですので,1m2あたり6gと極少量で大丈夫です。

ただし,使用期日が収穫14日前までで,使用回数は2回までですので,早い品種で6月上旬から収穫出来,遅い品種では9月上旬まであるブルーベリーとしては,一部の品種で収穫時期と重なってしまうため,収穫前や収穫後の適切な時期に散布する必要があります。

また,基本的には通常1回の散布で十分ですが,鉢植えの場合は植え替え時に用土に混ぜることで,コガネムシ類の被害を防げるのではと考え,年2回使用しています。

今のところ,コガネムシ類の成虫を庭で見かけますが,幼虫による根の食害はありませんので,効果があると信じています。

肥料

肥料は以下の表のとおり,元肥の効き始めが3月初旬として計算して,追肥は6週間毎で2回または3回やり,年間の窒素量は4~5gとなるよう施肥します。

肥料 年間窒素量:4~5g
元肥(油かすの場合)N:P:K=5.3:2:1 肥料:40g,窒素量:2.1g
元肥(ブルーベリーの肥料の場合)N:P:K=3:6:3 肥料:70g,窒素量:2.1g
追肥1(化成肥料)N:P:K=10:15:10 肥料:10g,窒素量:1g
追肥2(化成肥料)N:P:K=10:15:10 肥料:10g,窒素量:1g
(追肥3(化成肥料)N:P:K=10:15:10) (肥料:10g,窒素量:1g)

元肥として有機肥料を使用するなら,油かすかブルーベリーの肥料を使用します。

また,油かすとブルーベリーの肥料では窒素の含有量が違うため,施肥量には気をつけなければいけません。

JAで買った油かす

追肥として化成肥料を使用するなら,緩効性化成肥料としてIB化成肥料を使用しましょう。

これは,緩効性化成肥料の方が有機肥料と比べて,80日間かけてゆっくりと効き,虫が寄りにくいため,暖かくなった季節でも気兼ねなく使用出来るからです。

JAで買った緩効性化成肥料のIB化成肥料

なお,2020年に有機肥料+緩効性化成肥料,緩効性化成肥料+普通化成肥料,緩効性化成肥料のみ,の3パターンに分けて成長を比較・観察してみたところ,有機肥料+緩効性化成肥料が最も早く,大きく成長したため,現時点でのオススメを紹介しています。

水の管理

水の管理は,鉢植え栽培であれば特に気をつけなければいけません。

用土の乾燥はもちろんダメですが,水のやりすぎによる過湿にも注意しなければいけません。

基本的な水やりとしては,鉢植えの表面が乾いたら,鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとやるということです。

よくある間違いとしては,樹の上から幹や茎,葉の全体にかかるよう少量水をかけてあげるような行為です。

とはいっても,いつ,どのくらい水やりをすれば良いのか分かりづらいですよね。

趣味の栽培ですので勘に頼るのも良いですが,私は気象条件を記録しながら基本的に自動潅水機を利用して水やりをしています。

例えば,最高気温が25℃を超えたら2日に2回,30℃を超えたら1日に1回,35℃を超えたら1日に2回 etc…

自動潅水機を導入したブルーベリー全体の様子
鉢に刺さっている黒いのが自動潅水機とホースです

基本的には,気象条件が一致する上のスケジュールに記載しているとおりの水やり間隔に設定しています。

ちなみに,私が使用している自動潅水機はタカギの「かんたん水やりタイマー」です。

雨センサーが付いているタイプを導入しているので,雨の日は水やりをすることはありませんし,必要量だけ毎回撒けるよう散水時間も調整しているので,無駄に水道代がかからないため節約になることと,正直言って水やりの面倒から開放されることは大きなメリットです。

その代わり,水やりタイマー本体だけでなく,スターターキットも必要ですので,初期投資が大きいのがデメリットですね。

まとめて買う方が少し安いですが,こちらは雨センサーが別売りなので,自動潅水機を導入するならどちらを選んでもいいと思います。

最初に自動潅水機を導入さえしてしまえば,一年中水やりはおまかせで問題ないので,水枯れといったミスはなくなります。

用土

用土は結構いろいろな方が試行錯誤していますね。

ネット上では,ピートモスに鹿沼土,パーライトを混ぜたものや,針葉樹皮を使用したもの,ココピートを使ったもの,ブルーベリー専用土等,様々な用土が考えられています。

正直に言って私の用土はそれらに比べると見劣りしてしまいますが,私の場合はシンプル&コスト重視です。

私の用土は,ピートモス:もみ殻=1:1の配合です。

植え替えの様子
  • 混ぜる前
  • 完成した用土
ピートモス:もみ殻=1:1のブルーベリー用土

この用土にした理由は,山口県の農林総合技術センターが公開している「ブルーベリー加工用栽培マニュアル」に記載されている育苗方法を導入したというだけです。

JAのカントリーエレベーターへ行けば,もみ殻は無料で手に入りますので,ピートモスを購入すれば,2倍の用土を作れるということで経済的な観点でこの用土を選びました。

これなら用土10Lあたり100円で作れます。

ピートモスは言わずとしれたブルーベリーの用土の代表といっても過言ではありませんが,その特性は酸性で保水性があることです。

しかし,排水性が悪いことと,分解すると汚泥化すること,一度乾燥してしまうと撥水性を持ってしまうといったデメリットとなる特徴があります。

反対にもみ殻は,ほとんどブルーベリーの用土として利用されていませんが,pHは7程度と中性で,有機物で分解しづらく排水性が良いこと,適度に保水性があり撥水性は持っていないので,ピートモスのデメリットをある程度カバー出来ることが考えられるため,ブルーベリーの補助的な用土としては悪くない選択になるかと思います。

  • JAのカントリーエレベータ
  • もみ殻の保管場所
  • もらったもみ殻

もし近くにJAのカントリーエレベーターがあれば,もみ殻をいただくことも出来ますので,用土の参考にして下さい。

また,ピートモスは300L入りのような大きなサイズを買うことが出来ればコストも下がって良いですが,40~50kgと重いですし1年間ではそんなに必要ないので,植え替えの度に購入するのが現実的かと思います。

まとめ

ブルーベリーの2年生苗を購入して,庭で鉢植え栽培をする時の管理方法と栽培スケジュールについて簡単に紹介しましたがいかがでしたか?

栽培スケジュールと作業内容,農薬,肥料,水やり,用土といった気になる点は大体理解出来たかと思います。

この記事を読んでみて,初めて果樹を栽培するならブルーベリーを選んでみようと思って貰えたら幸いです。

 
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2020年10月24日 By おんきち コメントを書く

Filed Under: 園芸 関連タグ:ブルーベリー, 園芸, 栽培

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