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2年生苗ブルーベリーのスノーチェイサーが1年間でどう成長していったか記録しました

皆さんこんにちは。

おんきちです。

今回は2019年に2年生苗として購入したブルーベリーのスノーチェイサーを,1年間庭で鉢植え栽培をした結果の成長記録を紹介します。

目次

スノーチェイサーはサザンハイブッシュブルーベリーの中で最も早く熟し鉢植え栽培に向いているという特徴

スノーチェイサーは,アメリカのフロリダ大学が育種したサザンハイブッシュブルーベリーです。

サザンハイブッシュ系統は関東地方以西での栽培が適している

サザンハイブッシュブルーベリーは,ノーザンハイブッシュ系からつくられた新しい系統で,ノーザンハイブッシュ系よりも暑さに強く,成長が早い品種が多いという特徴を持っています。

また,ノーザンハイブッシュ系と同じく,果実が大きく,味と香りのよい品種が多くあり,ラビットアイ系より早く収穫出来るという特徴もあります。

冬が-10℃以下になる地域では,生育不良になるとのことで,関東地方以西での栽培が適しているようです。

サザンハイブッシュ系統は比較的新しい

樹勢が良いため成長が早く,収穫量が多いというメリットがありますが,最も古い品種の一つがシャープブルーという品種で,1975年に発表されており,比較的新しい系統です。

例えば,ノーザンハイブッシュ系統では,1936年に発表されたウェイマスがありますし,ラビットアイ系統では,1955年に発表されたホームベルがありますので,サザンハイブッシュ系統は20年以上新しい品種ですね。

つまりまだまだ完成された品種がないため,どんどん新しい品種が育種されており,発展途上の系統といったイメージです。

スノーチェイサーの特徴は早く熟して鉢植え栽培向き

スノーチェイサーの特徴は,たくさんあります。

苗木としての特徴は,

  • 極早生種(6月上旬)
  • 低温要求時間は100~200時間
  • 樹勢が非常に良い
  • 鉢植え栽培向き

ということが挙げられます。

また果実品質の特徴は,

  • 中粒
  • 硬い
  • 甘い
  • 風味が良い

の4点が挙げられますね。

ということで,サザンハイブッシュ系統を鉢植えで育てるのであれば,候補として抑えておきたい品種です。

大関ナーセリーからの評価

日本国内での苗木販売元である「大関ナーセリー」のホームページから引用すると,

成熟期 極早生 6月上旬(フロリダ北部では、スターより18~20日早く熟す)  
樹姿 樹勢が非常に良く、やや開帳性 低温要求時間は100~200時間 他家受粉  
果実 中粒 果皮は明青色 甘く、果柄痕、硬さも良い  
収穫量 中程度  

【 フロリダ大学 日本総代理店契約品種 Exclusive License 】
 アメリカパテント(米国特許)品種 PP19503

◆フロリダ大学の育成。2005年発表。
「FL95-57」と「FL89-119」との交配。

◆サザンハイブッシュブルーベリー
東北南部から四国、九州、沖縄までの、寒冷地を除く地域に向きます。

◆特長
サザンハイブッシュブルーベリーの中で最も早く熟します。
中粒で非常に優れた風味があり、高収量。鉢植え栽培に向いています。

栽培のポイント
・酸性土壌(pH4.5~5.2)を好みます。
・酸度未調整のピートモス等を十分に混ぜて、土壌改良をしてから植え付けてください。
・自家受粉しない品種が多いので、異なる品種をお近くに植え付けてください。

引用元:大関ナーセリー「スノーチェイサー(Snowchaser)」

ということで,アメリカでサザンハイブッシュ系統の標準品種となっている,フロリダスターよりも早く熟すという点が評価されているようです。

また,「大関ナーセリー」のホームページにも記載されているとおり,スノーチェイサーはアメリカパテント(米国特許)品種ですが,日本国内では品種の出願申請をしていません。

品種登録されていないので国内法で保護されていない状態

よって,日本国内では種苗法によって正式に守られている登録品種というわけではありません。

ということで,日本国内の法律上は,ホームセンターで売っているような,ブルーベリーの一般品種と同じ扱いということです。

誓約書が有効かどうか

ただし,2020年10月現在,「大関ナーセリー」で購入する際は,「誓約書への同意」が必要とされています。

誓約書の中には,増殖,転売,レンタル,譲渡しない,育種目的に使用しない,あらゆる知的所有権を獲得しないという文言が入っています。

さらに,上記に違反した場合は,「大関ナーセリー」が被った損害についての賠償金以外に,違反金として500万円を支払うこと,という文言が入っています。

ちなみに,品種登録をしていても,ここまでの制限が出来ると種苗法には明記されていません。

よって,誓約書に同意した購入者の方で何らかの違反が発覚し,会社から違約金の請求があった場合,個人と種苗メーカーとの契約ですので,誓約書が民法上有効かどうかということが争点となります。

仮に裁判で争った場合,違反金の部分が民法第90条の公序良俗に違反していると考えられるので,契約自体が無効と裁判所で判断される可能性があります。(あくまで個人的な見解です)

また,契約相手が農家ではなく,家庭菜園をしているような個人であるならば,消費者契約法第10条「消費者の利益を一方的に害する条項の無効」も適用される可能性がありますね。(あくまで個人的な見解です)

仮に誓約書が有効だとしても,種苗メーカーは利用料相当額の補償金までしか請求出来ないかと思います。(あくまで個人的な見解です)

独占禁止法に違反している可能性がある

正式に品種登録をして,種苗法に守られていれば独占権が与えられるため問題ありませんが,何も国内法において根拠がないにも関わらず,一般品種に対してこのような誓約をさせている状況は,独占禁止法第3条の「私的独占又は不当な取引制限の禁止」に違反している可能性がありますね。(あくまで個人的な見解です)

誓約書に違反しなければ気にする必要はない

とは言っても,誓約書に違反するようなことをしなければ,特に気にする必要はありませんよ。

私は実家の庭で趣味としてブルーベリー栽培をしているだけですので,1品種につき1本あれば十分です。

特に挿し木をして同じ品種を増殖するといった面倒で無駄なことをするくらいなら,しっかりと管理された最新品種の苗木を1品種につき1本ずつ購入した方がコスパが良いと思っています。(あくまで個人的な見解です)

ブルーベリーは他の果樹と比べても苗木が安いので,農家や苗木業者でもない限りあえて自家増殖をするまでもないと思います。

スノーチェイサーの2年生苗は簡単に入手出来た

調べた結果,鉢植え栽培に適しているという点と早く熟すことに魅力を感じ,私も育ててみたいと思い,注文しようと「大関ナーセリー」のオンラインストアを覗いてみたところ,2019年10月に2年生苗が在庫ありとなっており,すぐに注文しましたところ問題なく届きました。

2019年10月に購入したスノーチェイサーの2年生苗が届く

2019年10月,「大関ナーセリー」からスノーチェイサーの2年生苗木が届きました。

2019年10月に届いたスノーチェイサー(左側の苗木)

スノーチェイサーは12㎝ポット仕立てで届き,苗木としては2019年の日照不足もあってやや小さい印象でしたが,根はしっかりと張っていたため,心配はいりませんでした。

届いたらまずは植え替え

そして,届いたらすぐに7号スリット鉢へ植え替えました。

2019年10月に撮影したスノーチェイサー

植え替え時の用土は,以下の栽培管理のページで紹介していますが,ピートモス:もみ殻=1:1の配合です。

ブルーベリーの苗木を購入後の管理と年間栽培スケジュールについて

JAのカントリーエレベーターへ行けば,もみ殻は無料で手に入りましたので,ピートモスを購入すれば,2倍の用土を作れるということで経済的な観点でこの用土を選びました。

これなら用土10Lあたり約100円で作れるため経済的です。

そこへ肥料として,ハイポネックスのマグァンプK中粒を用土1Lあたり5g入れたものを用土として使用しました。

7号スリット鉢は約4.5Lで苗木の分を抜くと、用土は約4Lのため1鉢あたり約20g使用ということになります。

肥料に含まれる窒素成分量は約1.2gです。

水やりは自動潅水機におまかせ

また,成長記録の中で水やりの間隔について言及していますが,これは自動潅水機であるタカギの「かんたん水やりタイマー」の設定を変更しているということです。

っとまぁ長い前置きになりましたが,ここからがスノーチェイサーの成長記録です。

2年生苗スノーチェイサーの1年間の成長記録

サザンハイブッシュという系統の中でも樹勢が良い品種のスノーチェイサーは,標準品種のフロリダスターより早く成長してくれました。

1月1日に枝を剪定

剪定方法はシンプル

2020年1月1日,スノーチェイサーの剪定をしました。

2年生苗の剪定方法は,至ってシンプルです。

  • 爪楊枝より細い枝を切る。
  • 花芽を全て切り落とす。

この2点だけです。

2020年1月1日に撮影したスノーチェイサー

剪定に使用した道具

剪定に使用した鋏は,「岡恒 剪定鋏 180mm NO.101」です。

ブルーベリーの枝であれば,太い幹以外の枝はこれで全て剪定出来ます。

そこへ鋏入れとして「岡恒 剪定皮サック 1丁入 No.108」があれば良いですね。

なんとなくメーカーを揃えたくなるので,私はこの際ということで買って使ってます。

あとは,枝の先端にある花芽を除去するために,小回りが効く「岡恒 芽切鋏 NO.304」もついでに購入して使っています。

最後に,剪定道具としては,2年生苗であればしばらく使用しませんが,主軸の更新用に小型のノコギリも必要になりますので,余裕があれば揃えておくと良いですね。

私が使用しているのは,「シルキーポケットボーイ 万能目 340-14」です。

このノコギリは小回りが効いてよく切れるので重宝しています。

水やりの間隔

水やりの間隔は7日に1回です。

2月8日に元肥を施肥

元肥は有機肥料

2020年2月8日,元肥としてプロトリーフ「ブルーベリーの肥料」を20gあげました。

これは,油かすやバットグアノといった有機肥料で作られたペレットタイプの肥料です。

肥料に含まれる窒素成分量は約0.6gです。

本来は3月上旬ですが,有機肥料は微生物に分解されてから効き始めるため,化成肥料と比べて1ヶ月程度早く,2月上旬に与えるようにしました。

2020年2月8日に撮影したスノーチェイサー

ブルーベリーの様子

2月上旬ではまだ温かくなる季節ではないので,芽が動き始めるのはまだ先です。

水やりの間隔

水やりの間隔は7日に1回です。

3月7日に葉芽が動き始める

2020年3月7日,他のブルーベリーに元肥としてIB化成肥料をあげるついでに記録しました。

ブルーベリーの様子

2月8日に与えた有機肥料は,しっかりと分解されており,ゆっくりと効き始めていました。

また,枝の先端で葉芽が動き始めているのが分かりますね。もうすぐ萌芽といった様子です。

根も動き始めていると思います。

水やりの間隔

水やりの間隔は,3月6日まで「7日に1回3分間」でしたが,最高気温が10℃以上となったので3月7日から「3日に1回3分間」に変更しました。

2020年3月7日に撮影したスノーチェイサー

次は,実家に撮影してもらったため,画像が荒くなります。

4月4日は葉芽が展開していた

2020年4月4日,実家に撮影を協力してもらい,写真を送ってもらいました。

実家の人はスマートフォンの扱いに慣れておらず,LINEのアプリ上で撮影したため,写真の画像が荒いです。

分かる限りで観察しました。

ブルーベリーの様子

苗の様子は,葉芽が少しだけ展開しており,休眠から目覚めて春の芽吹きが始まった直後という印象でした。

まだまだ,細い枝に小さな葉が見えるだけで非常に弱々しいですね。

ただし,成長はしっかりとしているため,肥料も効いていて,水やりも問題ないと思います。

水やりの間隔

水やりの間隔は,変わらず「3日に1回3分間」です。

2020年4月4日に撮影したスノーチェイサー

4月19日はIB化成肥料を追肥してアブラムシ対策に農薬を散布

2020年4月19日,スノーチェイサーに追肥としてIB化成肥料を10gあげました。

追肥は緩効性化成肥料

追肥としてあげたIB化成肥料は緩効性化成肥料です。

肥料に含まれる窒素成分量は約1gです。

これは,3月8日に他のブルーベリーへIB化成肥料をあげたタイミングから数えて6週間が経過しており,有機肥料の効き始めも3月8日と仮定したからです。

IB化成肥料の肥効期間は80日程度です。

アブラムシ対策の農薬はベニカ水溶剤

また,4月から大発生するアブラムシ対策として,農薬であるベニカ水溶剤を2000倍に希釈して散布しました。(1回目)

効果は雨にもよりますが30日程度です。

ブルーベリーの様子

苗の様子は,新梢が展開しており,しっかりと成長が確認出来ました。

4月4日から比べると,15日しか経っていませんが,印象が変わったのではないでしょうか。

水やりの間隔

水やりの間隔は,「3日に1回3分間」です。

2020年4月19日に撮影したスノーチェイサー

4月29日は葉が多少増えただけで成長はあまりしていなかった

2020年4月29日,雨除けハウスと防鳥ネットの骨組みとなるステンレスパイプを庭に打ち込む作業をしたついでに記録しました。

2020年4月29日に撮影したステンレスパイプを打ち込んだ庭の全体

ブルーベリーの様子

4月19日から10日間しか間が空いていないため,あまり変化は感じられませんが,多少葉が増えていますね。

他の品種では,新梢が成長しており,ボリュームが増しているものもありましたが,2年生苗は全体的にまだ成長が控えめです。

水やりの間隔

水やりの間隔は,4月28日までは「3日に1回3分間」でしたが,最高気温が25℃以上となったので4月29日に「2日に1回3分間」に変更しました。

2020年4月29日に撮影したスノーチェイサー

5月9日は気温が上がり葉が生い茂る

2020年5月9日,収穫組のブルーベリーに合わせて雨除けハウスと防鳥ネットを設置作業をしたついでに記録しました。

収穫組のブルーベリーに雨除けハウスと防鳥ネットをかけた全体

ブルーベリーの様子

4月29日から10日間しか間が空いていませんが,雨がほとんど降らず,気温も25℃~30℃と上昇していたこともあってか,前回と比べると葉の量が増えており,確実に成長していました。

全体的にボリュームアップしていますね。

これからますます成長していきますよ。

水やりの間隔

水やりの間隔は,変わらず「2日に1回3分間」です。

2020年5月9日に撮影したスノーチェイサー

5月30日はIB化成肥料を2回目の追肥とアブラムシ対策に農薬を散布

2回目の追肥もIB化成肥料

2020年5月30日,1回目の追肥から6週間が経過しましたので,スノーチェイサーに2回目の追肥としてIB化成肥料を10gあげました。

肥料に含まれる窒素成分量は約1gです。

ブルーベリーの様子

5月9日から3週間が経過し,雨がほとんど降らず,気温も相変わらず25℃~30℃と成長には最もいい状態ですので,新梢が伸びて7号スリット鉢の外側へ枝が展開し始めました。

ただし,苗と根の成長が早かったのか,既に軽い水切れを起こしており,せっかく伸びた新梢の一部が萎れてしまいました。

この後,萎れた新梢は枯れてしまったのでもったいなかったです。

遠隔栽培ですと,こういった時の対処が難しいですね。

また,4月19日に散布した農薬の効果が約30日経った頃に切れていたようで,新梢にアブラムシが発生していました。

アブラムシ対策の農薬はオレート液剤

残念ながらベニカ水溶剤はブルーベリーとしては収穫45日前までしか使用することが出来ませんので,アブラムシ対策としてオレート液剤を100倍に希釈して散布しました。(1回目)

オレート液剤は食品添加物に指定されているオレイン酸ナトリウムを主成分としており,害虫の呼吸器官である気門を封鎖することにより窒息死させるタイプの農薬です。

収穫前日まで大丈夫ですのでこの時期の使用としては安心ですね。

水やりの間隔

水やりの間隔は,「2日に1回3分間」です。

2020年5月30日に撮影したスノーチェイサー

6月14日は新梢が伸びてさらにボリュームアップ

2020年6月14日,ブルーベリーの収穫に合わせてついでに記録しました。

味見が出来る程度の収穫量でしたが,十分満喫出来ました。

ブルーベリーの様子

5月30日から2週間が経過していましたが,2020年は梅雨入りが遅く,6月10日までは雨が降らなかったため,更に新梢が伸びていよいよ7号スリット鉢では収まらなくなるほど新梢が成長していき,葉も大きくなっていました。

また,5月30日に水切れを起こしてしまったせいで,一部の葉先は枯れていますね。

それでも,どんどん新梢が伸びてきており,苗の成長が著しいです。

水やりの間隔

水やりの間隔は,変わらず「2日に1回3分間」です。

2020年6月14日に撮影したスノーチェイサー

6月25日は10号スリット鉢へ鉢増し後に3種類の農薬を散布

2020年6月25日,急成長したスノーチェイサーにとって,7号スリット鉢が窮屈になってきましたので,10号スリット鉢へ鉢増ししました。

7号スリット鉢から10号スリット鉢へ鉢増し

5月末にもスノーチェイサーは軽い水切れの症状をみせていましたが,今回も既に鉢は軽くなって水切れの状態になっていました。

根を確認すると,スリット鉢全体にまわっており,しっかりと成長が確認出来ました。

鉢増し時の用土は,変わらずピートモス:もみ殻=1:1の配合です。

直径45cmのナーセリーポットに用土を入れて,スノーチェイサーを乗せ,側面に用土を隙間なく詰め,支柱で枝を固定すれば完成です。

2020年6月25日に撮影した鉢増し前のスノーチェイサー

3種類の農薬はアブラムシ・イラガ・コガネムシ類の幼虫対策

鉢増しが終わると,3種類の農薬を散布しました。

1種類目は,5月にも使用したアブラムシ対策のオレート液剤(100倍希釈)です。(2回目)

2種類目は,イラガ対策として,収穫前日まで使用可能なデルフィン顆粒水和剤(1000倍希釈)です。(1回目)

こちらは,有機農産物にも使用できる資材で,使用回数に制限がありません。

3種類目は,ブルーベリーの鉢植えとして天敵となる,コガネムシ類の幼虫対策として,ダイアジノン粒剤5です。(1回目)

こちらは,収穫14日前までですので,収穫前後のサザンハイブッシュとノーザンハイブッシュでは,違反とならないよう注意しながら散布しました。

スノーチェイサーとしては,成長を優先するために今年は収穫しませんので注意する必要はありませんので問題なく散布しました。

梅雨のこの時期は成長が一旦ストップしますので,梅雨明けから再開する急成長のためにしっかりとここで農薬を散布することで,害虫の被害にあうことなく成長することが出来ます。

水やりの間隔

水やりの間隔は,6月24日まで「2日に1回3分間」でしたが,スノーチェイサーが軽い水枯れの症状を見せていたので6月25日から「2日に1回5分間」に変更しました。

2020年6月5日に撮影した鉢増し後のスノーチェイサー

7月24日はスノーチェイサーの成長が加速

2020年7月24日,前回の記録から1ヶ月間あきましたが,スノーチェイサーは急成長していました。

ブルーベリーの様子

2020年は7月の天気が非常に悪く,曇りと雨ばかりでしたので,日照不足が懸念されましたが問題なく成長していて安心しました。

新梢は伸長し,葉も元気に展開しており,非常に元気な苗です。

どこが将来の主軸になるか分からないくらいたくさんの枝葉が伸びてきていますね。

ただし,多少害虫に葉を食害されているのと,葉が黒くなっている部分もありました。

害虫の正体はコガネムシ類の成虫です。

この時期になるとどうしても発生してしまいますが,遠隔栽培している以上は多少の食害は我慢しないといけません。

先月末にダイアジノン粒剤5を散布しているので,おそらく鉢内に産卵しても問題ないでしょう。

水やりの間隔

水やりの間隔は,7月20日までは「2日に1回5分間」で,最高気温が30℃以上となったので7月21日から「1日に1回5分間」に変更しました。

2020年7月24日に撮影したスノーチェイサー

8月15日はIB化成肥料を3回目の追肥と2種類の農薬を散布

3回目の追肥は緩効性化成肥料

2020年8月15日,スノーチェイサーに2020年最後となる3回目の追肥としてIB化成肥料を10gあげました。

肥料に含まれる窒素成分量は約1gです。

2種類の農薬はアブラムシとイラガ対策

その後,2種類の農薬を散布しました。

1種類目は4月にも使用したアブラムシ対策のベニカ水溶剤(2000倍希釈)です。(2回目)

2種類目は6月にも使用したイラガ対策のデルフィン顆粒水和剤(1000倍希釈)です。(2回目)

ブルーベリーの様子

また,前回の記録から3週間あきましたがしっかりと成長していました。

2020年は7月の天候不順から一転して8月は雨が2日間しかなく,8月9日から8月31日までの23日間で35℃超えの猛暑日が19日間観測されるほどの好天となり,ブルーベリーにとっては厳しい季節ですが,水切れすることがなく新梢が萎れなければどんどん成長していきます。

新梢は伸長し,葉も元気に展開しており,もう十分立派な苗になりました。

将来の主軸となりそうな枝が1本右側に見えてきましたね。

水やりの間隔

水やりの間隔は,8月9日までは「1日に1回5分間」でしたが,最高気温が35℃以上となったので8月10日から「1日に2回5分間」に変更しました。

2020年8月15日に撮影したスノーチェイサー

9月19日は2種類の農薬を散布

農薬はアブラムシとイラガ対策

2020年9月19日,2種類の農薬を散布しました。

1種類目は8月にも使用したアブラムシ対策のベニカ水溶剤(2000倍希釈)です。(3回目)

2種類目も同じく8月にも使用したイラガ対策のデルフィン顆粒水和剤(2000倍希釈)です。(3回目)

ブルーベリーの様子

また,前回の記録から約1ヶ月間あきましたがしっかりと成長していました。

天候としては,8月の猛暑日は和らぎ,30~35℃までの真夏日が続いており,ブルーベリーが成長するためには最も良い環境といえます。

スノーチェイサーを観察すると,春から続いていた急成長は止まることなく,将来の主軸となりそうな3本の新梢が伸びており,全体的にボリュームが増したようです。

6月に7号スリット鉢から10号スリット鉢に引っ越ししたばかりですが,既に窮屈になってきました。

水やりの間隔

水やりの間隔は,9月11日までは「1日に2回5分間」でしたが,9月12日に最高気温が35℃未満となっていたので「1日に1回5分間」に変更しました。

さらに,水やりの間隔は,9月18日までは「1日に1回5分間」でしたが,9月18日に最高気温が30℃未満となっていたので9月19日から「2日に1回5分間」に変更しました。

2020年9月19日に撮影したスノーチェイサー

10月16日はΦ45のナーセリーポットへ鉢増し

2020年10月16日,スノーチェイサーが12㎝ポット仕立てで届いてから約1年間経過しました。

ブルーベリーの様子

1年間で成長したスノーチェイサーがこちら。

2020年10月16日に撮影した1年後のスノーチェイサー

10号スリット鉢から45Φナーセリーポットへ鉢増し

成長したスノーチェイサーにとって,10号スリット鉢すら窮屈になってきましたので,直径45cmのナーセリーポットへ鉢増しすることにしました。

根を確認すると,スリット鉢全体にまわっており,しっかりと成長が確認出来ました。

スノーチェイサーの根がしっかりと回っています

鉢増し時の用土は,変わらずピートモス:もみ殻=1:1の配合です。

そこへコガネムシ類の幼虫対策として,ダイアジノン粒剤5を混ぜてしっかりと水を含めると完成です。

鉢増し用の用土作り

直径45cmのナーセリーポットに用土を入れて,スノーチェイサーを乗せ,側面に用土を隙間なく詰め,支柱で枝を固定すれば完成です。

スノーチェイサーを鉢増しした時の様子
Φ45のナーセリーポットへ鉢増し後のスノーチェイサー

これでスノーチェイサーは,十分立派なブルーベリーの樹へと成長しましたね。

樹勢は非常に良いという「大関ナーセリー」の評価は間違いではないようです。

水やりの間隔

水やりの間隔は,10月15日までは「2日に1回5分間」でしたが,最高気温が25℃未満となっていたので10月16日から「3日に1回5分間」に変更しました。

まとめ

ブルーベリーのスノーチェイサー2年生苗を購入して,庭で鉢植え栽培をした時の成長の様子を紹介しましたがいかがでしたか?

1年間の作業内容と,使用した農薬・肥料,水やりの間隔,用土の配合といった条件を紹介した上で,スノーチェイサーが1年間でどうやって成長していったか,気になる点は大体理解出来たかと思います。

1年間の肥料に含まれる窒素量

なお、1年間で与えた肥料の合計窒素含有量は約4.8gです。

短い期間で成長したため鉢増しをしていった結果多めに肥料をあげましたが、2年生苗に与える年間の合計窒素含有量は2~4gですので、途中で鉢増しをしないのであれば3回目の追肥は必要ないですね。

2年生苗で購入した方がその後の成長は早い

せっかくなので,2019年10月に届いたばかりの2年生苗と2020年の3年生苗となったスノーチェイサーを比べてみましょう。

2019年に届いたばかりの2年生苗(左側の写真の左側)と2020年10月16日の3年生苗となったスノーチェイサー

ちなみに同じく時期に「大関ナーセリー」から届いた3年生苗と1年後の様子はこちらです。

2019年に届いたばかりの3年生苗と2020年10月16日の4年生苗となったブルーベリー

どうでしょうか?

さすがに4年生の苗木と比べると全然大きさは違いますが,2019年に届いたばかりの苗は18cmポットで届いていますので,比較すると大きさは歴然で,3年生苗で購入するよりも2年生苗で購入した方が,その後の成長は早いことがよく分かりますね。

3年生苗で購入という選択も悪くない

ただし,「大関ナーセリー」で3年生苗との価格差は1,000円程度ですので,早く収穫したいということであれば3年生苗を購入することも選択肢として悪くないと思います。

この記事を読んでみて,ブルーベリーのスノーチェイサーを育ててみようと思って貰えたら幸いです。

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2020年11月20日 By おんきち コメントを書く

Filed Under: 園芸 関連タグ:サザンハイブッシュ, スノーチェイサー, ブルーベリー, 園芸, 成長記録

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