船釣りで使う釣り道具って種類が多くて何が必要なのか分からなかったり,選ぶのが難しいですよね。
そこで今回は船釣りの中でも主に海の沖に出る,乗合船のエサ釣りで使用する道具の選び方を紹介します。
目次
船釣りで使う道具とは?
必要な道具
まず事前に準備しておく道具としてロッド,リールが必要なのは皆さんご存知だと思います。
あとは衣類や小物類,容器だけですがこの小物類が種類が多くて厄介なんです。
さて,実際に何が必要なのか紹介しましょう。
ロッド
こだわりのある方は,それぞれの魚種に合わせた専用ロッドが市販されていますが,特にこだわりのない方は一般的な船竿で問題ありません。
一般的にはオモリ負荷30~50号で3m前後,6:4や7:3調子の船竿がいろいろと応用が効いて良いとされています。
私は取扱いの良さや感度の良さから7:3調子で2m未満のショートロッドを愛用しています。
迷ったときは,狙いの魚種を扱う乗合船の船長のアドバイスに素直に従うと良いと思います。
乗合船によっては,貸してくれる場合もありますので船長に聞いてみましょう。
以下の記事で,私が使用している汎用ロッドライトゲームCI4+ モデラート TYPE73 H195を紹介していますので参考にして下さい。
【インプレ】軽くて多彩な釣りに対応出来る汎用ロッド!?シマノ ライトゲーム CI4 モデラート TYPE73 H195はゲーム性を重視したい人にオススメ!
リール
乗合船を利用するときは,電動リールを準備しましょう。船長の指示で仕掛けを回収するのに,手巻きリールだと時間がかかるため周りに迷惑がかかる恐れがあります。また,電動リールですと手返しが良くなり釣果アップにも繋がります。
電動リールは,小型の方が軽くて疲れにくいですが,様々な魚種に対応出来るよう,フロロカーボン7号を200m以上巻ける2000番台の電動リールを準備して下さい。また,ラインは釣果情報や船長の指示に従って太さを選択して下さい。PE2~3号のときもあれば,フロロカーボン7号を使用する場合もあります。
フロロカーボンを使用するときは魚に違和感を与えずにしっかりと食い込ませる釣りのときで,クッション性良さが求められる泳がせ釣りのときです。
ラインの伸びが少ないPEラインは,問答無用で喰ってくる青物や長ハリスを使用するテンビン仕掛けのときに活躍します。
乗合船によっては,貸してくれる場合もありますので船長に聞いてみましょう。
以下の記事で,私が使用している電動リールを紹介していますので参考にして下さい。
衣類
- ライフジャケット
- 帽子
- レインウェア
- 長靴
- 手袋
- 偏光レンズ
衣類は上の4点は必ず準備しましょう。特にライフジャケットと帽子は必須です。ライフジャケットは万が一の落水の時に生存率を上げることになりますし,帽子は周りの釣り人の針等が頭に刺さることを防いでくれます。
また,ライフジャケットは,2018年2月1日に船の乗船者に対して着用が義務化されましたので,もし持っていない人は必ず購入してくださいね。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
もう既に持っているよ。という方も桜マーク(型式承認試験及び検定への合格の印)がないライフジャケットでは船釣りには不適合ですので新たに購入して下さい。
桜マークがついたライフジャケットとは,以下のような自動膨脹式のものです。
ダイワ(Daiwa) ライフジャケット ウォッシャブル 肩掛けタイプ手動・自動膨脹式 グリーンカモ フリー DF-2007
どうしても買いたくない場合は,毎回乗合船にある備え付けのライフジャケットを借りましょう。ただし,凄くダサいです(笑)
また,レインウェアと長靴は船の上で波のしぶきを被ることがよくあることや,船内では常に水が流れていたり,乗合船は濡れることが多いので持って行った方が良いです。
レインウェアは出来ればGORE-TEX製のものを購入することをオススメします。
手袋は魚の背ビレ等のトゲや鋭い歯から手を守ってくれますし,偏光レンズは水面の照り返しを防いでくれますのであると便利ですが,必須ではないのでお好みで準備しましょう。
偏光レンズは高価ですが,購入するならTALEX(タレックス)のレンズが入ったものを選びしましょう。
小物類
- ハサミ
- ペンチ
- 竿受け
- ラインブレイカー
- 締め用ナイフ
- メジャー
- デジタルスケール
- 仕掛け・針
- バッテリー
小物類も上の3点は必ず準備しましょう。ハサミペンチは特に説明は省きます。
竿受けは常にロッドを持っていると疲れてしまいますので,第一精工のミニラークがあると良いですね。
乗合船によっては,貸してくれる場合もありますので船長に聞いてみましょう。
ラインブレイカーは根掛かり解消の際,リールへの負担軽減に役立ちます。
締め用のナイフは,刃が収納出来るものがコンパクトで良いですね。
乗合船によっては,貸してくれる場合もありますので船長に聞いてみましょう。
メジャーとデジタルスケールは,釣った魚のサイズや重さの記録を残したい人には是非購入して欲しいものです。
仕掛けや針は,狙いの魚種や釣法に合わせて購入しましょう。釣り場近くの釣具屋なら必ず販売していますよ。
乗合船によっては,1つは無料で貰え,2つ目以降は有料という場合もありますので船長に聞いてみましょう。
最後に電動リールを使用する方には,バッテリーが必要です。
乗合船ですと,大抵の船には電動リールを使用するための電源が準備されていますが,電圧が一定でなかったり,今の電動リールはリチウムバッテリーの電圧をもとに設計されているので,パワーが弱くなってしまいます。
出来れば自前で用意しましょう。
また,市販のバッテリーは,鉛蓄電池とリチウムバッテリーの2種類がありますが,値段が全く違います。
鉛蓄電池は,安くて大容量ですが電圧が低いため電動リールの性能を最大限発揮出来ない割に大きくて非常に重たいですので,ただでさえ荷物が多い船釣りでは負担になります。
リチウムバッテリーは,非常に高価ですが軽くてコンパクトかつハイパワーなのが特徴です。
バッテリーは一度購入してしまえば,この先何年も使用することが出来ますので,ぜひリチウムバッテリーを購入することをオススメします。
リチウムバッテリー
鉛蓄電池
容器
- クーラーボックス
- タックルボックス
- フィッシングケース
船釣りは不意に大物が釣れる可能性がありますので,60L以上の長細いクーラーボックスがオススメです。
タックルボックスは一度購入してしまえば買い直すことはほとんどないので,なるべく丈夫で良いものを準備すると良いでしょう。
フィッシングケースは,釣り針やサルカン等を収納するための収納ケースです。釣り針の種類が多くなると複数個必要になりますが,最初は1個あれば十分だと思います。
釣行記
せっかく道具を買い揃えも釣れなくては意味がないですよね?
でも安心して下さい。
乗合船の船長は,初心者の方でも満足出来るそうなんとか釣らせようと頑張ってくれます。
特にエサ釣りであれば,釣れないということはまずないでしょう。
また,ヒラメ狙いの泳がせ釣りへ行っても不意の大物で青物が釣れたりします。
船釣りには毎回ドキドキする瞬間が待っていますよ。
参考にして欲しい釣行記はこちら。
まとめ
- ロッドは汎用性の高いものが1本あれば良い
- リールは電動リール
- ライフジャケットと帽子は必須
- 小物類はハサミとペンチ,竿受けは必須
- 仕掛けは狙いの魚種や釣法に合わせた市販品
- クーラーボックスは大きめのものが良い
いかがでしたでしょうか?
一度に全てを揃えようとすると,どうしても予算がオーバーしてしまうかと思います。
そこで,初めての船釣り,初めての乗合船に挑戦する場合は,知り合いのベテランに紹介してもらい,道具を借りつつ始めるのが最も良いですね。
または,ロッドとリールは,ライフジャケット,竿受けは乗合船に貸してもらい,ハサミとペンチ,仕掛け,クーラーボックスだけ準備して船釣りにデビューするのも良いかと思います。
基本的には船長の指示に従い,レクチャーを受ければその日のうちに釣り方は分かってくるので釣果は間違いなく期待できますよ。
私の道具の紹介が皆さんの参考にして頂ければ幸いです。
コメントを残す