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【ブルーベリー栽培】地植えホームベルが復活するまでの成長記録を紹介します

皆さんこんにちは。

おんきちです。

今回は庭で地植え栽培をしていたものの,弱っていたブルーベリーのホームベルが復活するまでの成長記録を紹介します。

2020年10月16日に撮影した4年生ホームベル

目次

ホームベルはラビットアイブルーベリーの代表的な品種

ホームベルは,アメリカのアメリカ農務省が育種したラビットアイブルーベリーです。

ラビットアイ系は初めてブルーベリー栽培を始めようとしている人にオススメ

ラビットアイ系のブルーベリーは,樹勢が良いため成長が早く,収穫量が多いというメリットがあり,ホームセンターで販売されている品種も多いため,ブルーベリー栽培を始めようと思っている方にオススメしやすい系統です。

更にラビットアイ系統の中でも御三家と呼ばれる代表的な品種があり,

  • ホームベル
  • ウッダード
  • ティフブルー

この3品種だと言われています。

ですので,ブルーベリー栽培を始める方がラビットアイ系統ならこの中から選べば大体間違いないということになりますね。

しかし,ラビットアイ系統は果実が小さくて種が多いため食感が悪く生食に向かず,ジャム等の加工用に向いているという扱いをされています。

ホームベルはラビットアイ系の王道品種

1955年に発表された御三家の一つホームベルの特徴は,

  • 樹勢が非常に良い
  • 収穫量が多い

ということが挙げられます。

また,果実品質の特徴はというと,

  • 中粒~小粒
  • 甘い
  • 暗青色の果実

の3点が挙げられますね。

果実品質は最新品種に劣りますが,樹勢の強さと収穫量の多さが魅力で,ブルーベリー栽培の初心者向けで王道の品種です。

ホームベルは一般品種で入手しやすい

また,ホームベルはアメリカパテント(米国特許)品種でもなければ,日本国内の種苗法による登録品種でもない,一般品種です。

ということもあって,近所のホームセンターでも探せば大抵販売されているため入手しやすいというのも特徴ですね。

ホームベルの購入してから弱っていくまでの軌跡

私が2012年にブルーベリー栽培を始めた当初,庭付きのアパートでしたので鉢植えでラビットアイ系の4品種からスタートしました。

2年生苗を2012年に購入して3年間は鉢植え栽培

ホームベルの2年生苗を2012年にホームセンターで購入してから3年間は鉢植え栽培をしていました。

残念ながら当初購入した4本のブルーベリーのうち,1本は台風で折れてしまい,2本はコガネムシの幼虫に根を食害されたことによって枯れました。

最後まで生き残ったのは,このホームベルだけでした。

2015年に鉢植えから地植えに

2015年7月から実家の庭に定植して栽培し始めました。

実家の両親は特に園芸に興味はなく,私も実家へ帰るのはGWとお盆,正月の3回程でしたので,剪定や施肥といった最低限必要な作業すらしていなかったため,ブルーベリーは3年間全く成長することはありませんでした。

2019年1月が最も弱った状態だった

定植して3年半後の2019年1月に帰省したとき,気づいてしまいました。

弱い枝しかなく高さも70cm程度しかないホームベルは弱っており,このままでは枯れる…と。

まずは2019年2月にホームベルを強剪定し,とにかく太い枝だけを残して1から育て直すことにしました。

その結果残った枝はたったの5本。

そんな成長しないまま10年生となったホームベルですが,2019年当初はこんな姿をしていました。

2019年当初の衰弱したホームベル

2019年からホームベルの復活計画がスタート

ここからでもなんとか復活させたいと思い,まずはしっかりとした施肥計画を作りました。

そして,愛着が持てるように,ブロックで周囲を囲い,バークチップを敷き詰めてシンボルツリーにしようと見栄えよくしました。

っとまぁ長い前置きになりましたが,ここからホームベルが復活するまでの記録です。

2019年の栽培記録

2019年2月から復活計画を開始した地植えホームベルですが,残念ながら栽培記録を取るつもりがなかったため,写真による記録がほとんどありません。

なので2019年の栽培記録は施肥計画だけ紹介しますね。

肥料はすべて速攻性化成肥料

ホームベルへの施肥は1年間で3回しました。

3月,元肥として普通化成肥料を150g

6月2日,1回目の追肥として普通化成肥料を50g

7月7日,2回目の追肥として普通化成肥料を50g

の合計250gです。

なお,普通化成肥料は,速攻性化成肥料といって,すぐに肥料の効果が現れる肥料です。

肥料成分は,N:P:K=8:8:8 です。

つまり,1年間で与えた肥料に含まれる窒素成分量は約20gです。

なぜこのような施肥計画にしたかというと,ブルーベリーの栽培において,有機肥料か化成肥料のどちらが成長に適しているかを実験するため,

  1. 有機肥料を3回
  2. 緩効性化成肥料(IB化成肥料)を3回
  3. 緩効性化成肥料(マグァンプK中粒を1回+IB化成肥料を2回)

の3種類に施肥計画を分けて試してみたというわけです。

番外編として,地植えホームベルには最も安価な速攻性化成肥料を試してみました。

樹勢が回復して根元からのシュートが2本発生した

しっかりとした施肥計画を実行したホームベルは,これまでにないスピードで成長していき,これまで一度も発生しなかった根元からのシュートも現れました。

速攻性化成肥料だけでも2019年の栽培結果としては上々かなと思います。

成長が止まった2019年10月のホームベルが下の写真の奥側です。

樹勢が回復した地植えホームベル(奥側)

2020年の栽培記録

1月1日に枝を剪定

剪定方法はシンプル

2020年1月1日,ホームベルの剪定をしました。

剪定方法は,以下の3点です。

  • 不要な枝を切る。(折れ枝,枯れ枝,爪楊枝より細い枝)
  • 勢いはあるけど邪魔な枝を切る。(内向きに伸びた枝,株の中心にある枝,重なってしまう枝)
  • 勢いの弱いサッカーを切る

以上です。

以下の写真は剪定後ですが,2020年により立派な苗に成長して欲しかったので,2019年と同様に大胆な剪定を行い,残す枝をかなり絞りました。

その結果が下の写真です。(剪定直後の写真がなかったので2月8日に撮影したものです)

特に根本から発生した2本のシュートを半分程度の長さで外側の葉芽の上で切り返し,上手く成長してくれるように配慮しています。

また,花芽は35個程度に調整しました。

2020年2月8日に撮影したホームベル

剪定に使用した道具

剪定に使用した鋏は,「岡恒 剪定鋏 180mm NO.101」です。

ブルーベリーの枝であれば,太い幹以外の枝はこれで全て剪定出来ます。

そこへ鋏入れとして「岡恒 剪定皮サック 1丁入 No.108」があれば良いですね。

なんとなくメーカーを揃えたくなるので,私はこの際ということで買って使ってます。

あとは,枝の先端にある花芽を除去するために,小回りが効く「岡恒 芽切鋏 NO.304」もついでに購入して使っています。

最後に,剪定道具としては,主軸の更新用に小型のノコギリも必要になりますので,余裕があれば揃えておくと良いですね。

私が使用しているのは,「シルキーポケットボーイ 万能目 340-14」です。

このノコギリは小回りが効いてよく切れるので重宝しています。

2月8日に元肥を施肥

元肥は有機肥料

2020年2月8日,元肥としてプロトリーフ「ブルーベリーの肥料」を100gあげました。

これは,油かすやバットグアノといった有機肥料で作られたペレットタイプの肥料です。

肥料に含まれる窒素成分量は約3gです。

本来は3月上旬ですが,有機肥料は微生物に分解されてから効き始めるため,化成肥料と比べて1ヶ月程度早く,2月上旬に与えるようにしました。

ブルーベリーの様子

2月上旬ではまだ温かくなる季節ではないので,芽が動き始めるのはまだ先です。

3月7日に元肥を施肥

2020年3月7日,元肥としてIB化成肥料を100g与えました。

元肥は緩効性化成肥料

元肥としてあげたIB化成肥料は緩効性化成肥料です。

100gの肥料に含まれる窒素成分量は約10gです。

また,IB化成肥料の肥効期間は80日程度です。

萌芽とともにゆっくりと肥料が効いていくよう選択しました。

なお,2月にプロトリーフ「ブルーベリーの肥料」を100gを施肥していましたので,それに含まれる窒素成分量である約3gも含めて,元肥は合計13gということになりますね。

ブルーベリーの様子

2月8日に与えた有機肥料は,しっかりと分解されており,ゆっくりと効き始めていました。

また,花芽と葉芽のどちらも動き始めてきました。

もうすぐ萌芽といった様子です。

2020年3月7日に撮影したホームベル

次は,実家に撮影してもらったため,画像が荒くなります。

4月4日は開花していた

2020年4月4日,実家に撮影を協力してもらい,写真を送ってもらいました。

実家の人はスマートフォンの扱いに慣れておらず,LINEのアプリ上で撮影したため,写真の画像が荒いです。

分かる限りで観察しました。

ブルーベリーの様子

苗の様子は,葉芽が展開しており,休眠から目覚めて春の芽吹きが始まっていました。

画像からは判断が難しいですが,ホームベルが開花していました。

ホームベルの開花期は4月中旬~5月中旬ですので,2020年の暖冬でかなり早くなっていましたね。

肥料も効いていて問題ないと思います。

2020年4月4日に撮影したホームベル

4月19日はアブラムシ対策に農薬を散布

アブラムシ対策の農薬はベニカ水溶剤

2020年4月19日,例年4月から大発生するアブラムシ対策として,農薬であるベニカ水溶剤を2000倍に希釈して散布しました。(1回目)

効果は雨にもよりますが30日程度です。

ブルーベリーの様子

苗の様子は,新梢が展開しており,しっかりと成長が確認出来ました。

特に昨年発生した右側の主軸枝候補から勢いのある新梢が発生しており期待したとおりになっています。

また,ホームベルの開花期はこれからが本番といった感じで,満開となっていました。

  • ホームベルの全体
  • ホームベルの花芽
2020年4月29日に撮影したホームベルの全体と花芽

4月29日は順調に成長して開花は終わっていた

2020年4月29日,雨除けハウスと防鳥ネットの骨組みとなるステンレスパイプを庭に打ち込む作業をしたついでに記録しました。

ステンレスパイプを打ち込んだ庭の全体

ブルーベリーの様子

4月19日から10日間しか間が空いていませんが,樹に対する花芽の数が少ないせいか,更に枝が伸びており葉も生い茂っていました。

特に右側の主軸枝候補は,3本の勢いのある新梢がしっかりと成長していました。

また,ホームベルの開花期は終わったようで,受粉が完了した花は落ちて,一部は肥大化が始まっていました。

  • ホームベルの全体
  • ホームベルの花芽
2020年4月29日に撮影したホームベルの全体と花芽

5月9日は気温が上がり充実した樹に成長してきた

2020年5月9日,雨除けハウスと防鳥ネットを設置作業をしました。

雨除けハウスはブルーベリーの果実が裂果するのを防ぐため

雨除けハウスの設置した理由は,せっかく実った果実が梅雨によって水分を余分に吸収してしまい,裂果してしまう品種があるからです。(主にオニールとフロリダスターの対策ですのでホームベルは関係ないです。)

ブルーベリーは,元々アメリカで品種改良されており,6月の梅雨が存在しないため,収穫時期の雨による裂果を想定していません。

だから日本の気候に合わせて環境を整える必要があります。

防鳥ネットは野鳥に食べられないようにするため

防鳥ネットを設置した理由は,これから肥大化していく果実に合わせてやってくる野鳥対策です。

せっかく実った果実は,育てた人間よりも野鳥が先に見つけて食べられてしまうんですよね。

そこで,物理的に遮断してしまおうというわけです。

収穫組のブルーベリーに雨除けハウスと防鳥ネットを設置した全体

ブルーベリーの様子

4月29日から10日間しか間が空いていませんが,雨がほとんど降らず,気温も25℃~30℃と上昇していたこともあってか,前回と比べると見違えるような成長を遂げていました。

特に,右側の主軸枝候補の上部から発生した3本の新梢は上へ横へ伸びており,期待したとおりに成長していますね。

左側も剪定した当初の樹形が思い出せないくらい,新梢が発生しており充実した樹になってきました。

これからますます成長に期待したいところです。

また,果実の方は,全体的に柱頭が落ちてブルーベリーの幼果の姿が見えてきましたね

  • ホームベルの全体
  • ホームベルの花芽
2020年5月9日に撮影したホームベルの全体と花芽

5月24日は果実が肥大化してきた

2020年5月24日,実家に撮影を協力してもらい,写真を送ってもらいました。

前回から実家の人にスマートフォンの扱いを教えておいたため,4月よりは鮮明な写真が送られてきました。

2020年5月24日に撮影した庭の全体

ブルーベリーの様子

分かる限りで観察したところ,5月9日からさらに果実が肥大化していました。

また,新梢が成長してきている影響で,徐々に果実の写真が撮りづらくなっているようです。

苗の成長と果実の肥大化が同時に観察出来ることはありがたいことです。

2020年5月24日に撮影したホームベル

5月30日はアブラムシ対策に農薬を散布

2020年5月30日,アブラムシ対策に農薬を散布しました。

ブルーベリーの様子

5月9日から3週間が経過し,雨がほとんど降らず,気温も相変わらず25℃~30℃と成長には最もいい状態ですので,全体的に新梢が伸びてブロックの外側へはみ出して枝が展開し始めました。

全体的にボリュームが増していますね。

昨年発生した2本の主軸枝候補から伸びている枝の向きを調整するため,支柱で枝を固定しました。

この調子でどんどん成長していって欲しいです。

果実はというと,順調に肥大化していました。

  • ホームベルの全体
  • ホームベルの花芽
2020年5月30日に撮影したホームベルの全体と花芽

アブラムシ対策の農薬はオレート液剤

また,4月19日に散布した農薬の効果が約30日経った頃に切れていたようで,新梢にアブラムシが発生していました。

残念ながらベニカ水溶剤はブルーベリーに対しては収穫45日前までしか使用することが出来ませんので,アブラムシ対策としてオレート液剤を100倍に希釈して散布しました。(1回目)

オレート液剤は食品添加物に指定されているオレイン酸ナトリウムを主成分としており,害虫の呼吸器官である気門を封鎖することにより窒息死させるタイプの農薬です。

収穫前日まで大丈夫ですのでこの時期の使用としては安心ですね。

6月14日は追肥と他の品種で収穫

2020年6月14日,ホームベルへ1回目の追肥として普通化成肥料を50gあげるとともに,収穫組の別品種のブルーベリーから収穫をしました。

実は6月6日に実家の人はブルーベリーの収穫をしていたので,待ちに待った収穫というわけです。

味見が出来る程度の収穫量でしたが,十分満喫出来ました。

2020年6月14日に撮影したブルーベリーの果実

追肥は速攻性化成肥料

追肥としてあげた普通化成肥料は速攻性化成肥料です。

50gの肥料に含まれる窒素成分量は約4gです。

新梢の伸長と果実肥大を目的としているので,素早く肥料の効果が現れることを期待してあげています。

ブルーベリーの様子

5月30日から2週間が経過していますが,収穫期は苗の成長が一旦止まります。

ですので,前回と全体の様子を比較してもあまり変化がありませんでした。

その代わり,果実がどんどん肥大化していきます。

  • ホームベルの全体
  • ホームベルの花芽
2020年6月14日に撮影したホームベルの全体と花芽

6月25日は果実が色付き3種類の農薬を散布

2020年6月25日,3種類の農薬を散布しました。

3種類の農薬はアブラムシ・イラガ・コガネムシ類の幼虫対策

3種類の農薬は以下のとおりです。

1種類目は,5月にも使用したアブラムシ対策のオレート液剤(100倍希釈)です。(2回目)

2種類目は,イラガ対策として,収穫前日まで使用可能なデルフィン顆粒水和剤(1000倍希釈)です。(1回目)

こちらは,有機農産物にも使用できる資材で,使用回数に制限がありません。

3種類目は,ブルーベリーの鉢植えとして天敵となる,コガネムシ類の幼虫対策として,ダイアジノン粒剤5です。(1回目)

こちらは,収穫14日前までですので,収穫前後のサザンハイブッシュとノーザンハイブッシュでは,農薬取締法違反とならないよう注意しながら散布しました。

ホームベルとしては,7月9日以降に収穫を予定していますので,特に問題とはならないため注意することなく散布しました。

梅雨のこの時期は成長が一旦ストップしていますので,梅雨明けから再開する急成長のためにしっかりとここで農薬を散布することで,害虫の被害にあうことなく成長することが出来ます。

ブルーベリーの様子

6月14日から約10日が経過していますが,やはり苗の成長は一旦止まっていますね。

収穫が終わったここから秋までは,光合成で作った栄養を全て苗木の成長に注ぐことが出来るので,見違えるような成長が期待できますよ。

  • ホームベルの全体
  • ホームベルの花芽
2020年6月25日に撮影したホームベルの全体と花芽

7月18日は雨除けハウスと防鳥ネットを外し寒冷紗を設置

2020年7月18日,雨除けハウスと防鳥ネットを外し(設置期間:5月9日~7月18日),寒冷紗を設置しました。

寒冷紗は真夏の強すぎる日ざしからブルーベリーを守るため

寒冷紗を設置した理由は,ハイブッシュ系統のブルーベリーにとって,真夏の強すぎる日ざしは,葉っぱが焼けてしまう原因となるからです。

夏の強い日ざしは,葉焼けだけでなく,葉の温度上昇による光合成効率低下の原因ともなりますので,遮光率20%程度の白色寒冷紗で樹を覆うと,樹勢が維持されることが期待できます。

よって,元々暑さに強いラビットアイブルーベリー系統はそのままにし,サザンハイブッシュとノーザンハイブッシュ系統の品種のみ,寒冷紗の下で栽培しました。

ホームベルの収穫

実家の人がホームベルの果実を収穫したと報告してくれました。

収穫量は25gとのことです。

これ以降収穫の報告がありませんでしたので,これでホームベルの収穫はおしまいです。

あまり収穫には力を入れていませんでしたが,思ったより少なかったですね。

これ以降は野鳥に食べられてしまったかもしれません。

寒冷紗を設置した庭の全体

7月24日は二次伸長が始まっていた

2020年7月24日,ホームベルは二次伸長が始まっていました。

ブルーベリーの様子

2020年は7月の天気が非常に悪く,曇りと雨ばかりでしたので,日照不足が懸念されましたが問題なく成長していて安心しました。

下の写真で黄緑色の葉は二次伸長で発生したもので,新梢も元気に展開しており,非常に元気に成長しています。

特に,将来の主軸として期待している株元の枝からは,立派な枝が何本も生えており,既に立派な主軸と言っても過言ではありません。

ただし,他のブルーベリーで多少害虫に葉を食害されているのと,葉が黒くなっている部分もありました。

害虫の正体はコガネムシ類の成虫です。

この時期になるとどうしても発生してしまいますが,遠隔栽培している以上は多少の食害は我慢しないといけません。

先月末にダイアジノン粒剤5を散布しているので,おそらく産卵しても問題ないでしょう。

2020年7月24日に撮影したホームベル

8月15日はIB化成肥料を2回目の追肥と2種類の農薬を散布

2回目の追肥は緩効性化成肥料

2020年8月15日,ホームベルに2020年最後となる2回目の追肥としてIB化成肥料を30gあげました。

肥料に含まれる窒素成分量は約3gです。

2種類の農薬はアブラムシとイラガ対策

その後,2種類の農薬を散布しました。

1種類目は4月にも使用したアブラムシ対策のベニカ水溶剤(2000倍希釈)です。(2回目)

2種類目は6月にも使用したイラガ対策のデルフィン顆粒水和剤(1000倍希釈)です。(2回目)

2020年8月15日に撮影した庭全体の様子

ブルーベリーの様子

また,前回の記録から3週間あきましたがしっかりと成長していました。

2020年は7月の天候不順から一転して8月は雨が2日間しかなく,8月9日から8月31日までの23日間で35℃超えの猛暑日が19日間観測されるほどの好天となり,ブルーベリーにとっては厳しい季節ですが,水枯れすることがなく新梢が萎れなければどんどん成長していきます。

右側の主軸枝は順調に成長していました。

枝分かれが良く,来年は収穫量が期待できそうです。

主軸枝から左側へ伸びている枝の中腹から新たに新梢が発生していますね。

来年の切り返し剪定する候補となりそうです。

2020年8月15日に撮影したホームベル

9月12日は寒冷紗を外した

2020年9月12日,実家の人にお願いして,寒冷紗を外してもらいました。(設置期間:7月18日~9月12日)

寒冷紗を外した庭の全体

9月19日は3種類の農薬を散布

2020年9月19日,ホームベルに3種類の農薬を散布しました。

2020年9月19日に撮影した庭全体の様子

ブルーベリーの様子

また,前回の記録から約1ヶ月間あきましたがしっかりと成長していました。

天候としては,8月の猛暑日は和らぎ,30~35℃までの真夏日が続いており,ブルーベリーが成長するためには良い環境といえます。

ホームベルを観察すると,葉焼けすることなく深い緑色の葉になっていました。

先月発生した右側の主軸枝の新梢が順調に成長していました。

また,今年の4月に発生した新梢は既に木質化しており,ここでも順調な成長が見受けられます。

これだけ全体的にボリュームが増していれば,来年はまとまった量のブルーベリーが収穫出来そうです。

2020年9月19日に撮影したホームベル

農薬はアブラムシとイラガ対策

ホームベルに3種類の農薬を散布しました。

1種類目は8月にも使用したアブラムシ対策のベニカ水溶剤(2000倍希釈)です。(3回目)

2種類目も同じく8月にも使用したイラガ対策のデルフィン顆粒水和剤(2000倍希釈)です。(3回目)

3種類目は,ブルーベリーの鉢植えとして天敵となる,コガネムシ類の幼虫対策となるダイアジノン粒剤5です。(2回目)

10月11日にホームベルの様子を送ってもらった

2020年10月11日,実家の人にお願いして,ホームベルを撮影して写真を送ってもらいました。

ブルーベリーの様子

また,前回の記録から約3週間あきましたがしっかりと成長していました。

天候としては,25~30℃までの夏日が続いており,雨は数日だけですので,ブルーベリーが成長するためには良い環境といえます。

新梢は上へ上へと成長していますね。

非常に順調です。

2020年10月11日に撮影したホームベル

10月16日は成長が止まった様子

2020年10月16日,ホームベルの成長が止まっていました。

ブルーベリーの様子

1シーズンで成長したホームベルがこちら。

2020年10月16日に撮影したホームベル

7月から10月11日頃まで順調に成長していましたが,10月16日時点で成長が止まっていました。

本当に大きく成長しましたね。

完全復活したと言っても過言ではないでしょう。

まとめ

ブルーベリーのホームベルが弱りきったところから,見事復活するまでの様子を紹介しましたがいかがでしたか?

これまでの作業内容と,使用した農薬・肥料といった条件を紹介した上で,ホームベルがどうやって樹勢を回復して成長していったか,気になる点は大体理解出来たかと思います。

果実の収穫量

ホームベルの収穫量は,

7月18日,25gでした。

11年生の収穫量としては,味見程度の量で物足りなく感じますが,その分立派な樹に成長しましたので,来年の収穫量に期待ですね。

1年間の肥料に含まれる窒素量

なお,1年間で与えた肥料の合計窒素含有量は約20gです。

庭植えで1年間に必要な窒素成分量は,約15g~25gという記述が栽培本にありましたので,それを目安に施肥しました。

地植えホームベルが見事に復活した

このような施肥計画にした結果,完全復活した地植えホームベルの比較は以下のとおりです。

  • 2019年4月
  • 2020年2月8日
  • 2020年10月16日
ホームベルの復活する前と後の比較

期待した以上に立派な樹へと成長してくれました。

特に枝葉がこれだけ多いと,冬の剪定で太い枝だけ残したとしても,十分な数の結果枝を確保することが出来るかと思います。

夏剪定をしていないため,内向きの枝や細い枝も自由に成長させているため,しっかりと冬剪定をしなければいけませんね。

2021年の収穫は,今から非常に期待しています。

弱ったブルーベリーを復活させるには施肥計画を見直そう

ホームベルは,樹勢の強さと収穫量の多さが魅力で,ブルーベリー栽培の初心者向けで王道の品種です。

このように弱りきった状態からでも,施肥計画を見直した結果,2年間で完全復活させることができますので,樹勢の強さだけでも初心者の人にオススメします。

なお,ラビットアイ系統は,暑さに強くて寒さに弱いことから寒冷地を除く多くの地域で栽培が出来るため,北海道から東北の北部を除けばほとんどの地域に向く大変優秀な品種で,収穫量も多く期待できます。

2021年シーズンの成長記録はこちら

2020年10月に成長が止まりましたので,2020年シーズンの栽培記録はここまでとし,2020年11月以降は2021年シーズンとしました。

2021年シーズンの成長記録はこちらです。

【ブルーベリー栽培】地植えホームベルの2020-2021年シーズンの成長記録を紹介します

この記事を読んでみて,弱ったブルーベリーを復活させよう,ホームベルを育ててみようと思って貰えたら幸いです。

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2020年12月12日 By おんきち コメントを書く

Filed Under: 園芸 関連タグ:ブルーベリー, ホームベル, ラビットアイブルーベリー, 園芸, 成長記録

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