今回は釣ったタチウオを使って柵取りと保存用の捌き方を紹介します。
目次
タチウオの代表的な料理といえば?
タチウオは比較的有名な魚ですので,広く一般的に食べられています。
スーパーでも切り身がパックに詰められているのを見かけますよね。
そして,そんなタチウオを使った料理といえば,真っ先に思い浮かべるのは塩焼きかと思います。
水っぽくてあっさりとした味わいですが,脂がのったタチウオは焼くことで適度に水分が飛び,脂の旨味と甘さが際立つことや,身離れが良くて食べやすいので子供やお年寄りにも安心して食べてもらえます。
他にも新鮮なタチウオは刺身でも頂けますし,天ぷらしても美味しいかと思いますので特に和食が向いていますが,ムニエル等の洋食にも変身する,癖のない味のこの魚は苦手とする人が少ないかと思います。
ただ,タチウオの捌き方を知らなくてはせっかくの美味しい魚が活かせませんよね。
ということで今回は,簡単に出来るタチウオの捌き方を分かりやすく紹介します。
魚の捌き方
魚の捌き方には大きく分けて3つのステップがあります。
- 鱗と内臓を取り除く
- 三枚おろし
- 柵取り
柵取りまですると,非常に綺麗な状態で食べることが出来ますが,1匹あたりに使う時間は長くなりますし,全ての料理において柵取りをする必要はありません。
主に魚料理は生食用か加熱用かの違いで捌き方が違ってきますので,料理にあった調理方法を選んで下さい。
今回は柵取りまでの全ての行程と保存用の切り身の作り方を紹介しますね。
タチウオの簡単な捌き方
頭と尻尾を落とす
まずは,タチウオを軽く水洗いし,綺麗なフキンで水気を拭き取り,頭を落としていきます。
次に,包丁の側面を使って内蔵を引っ張り出します。
そして,上部の背びれに切り込みを入れて取り除きます。
次に,尻尾の身が少ない適当なところから切り落とします。
最後に,腹を斜めに切り込みを入れて魚卵が入っていないか確認したら切り落とし,水で綺麗に洗い流したら次の行程に移ります。
この行程は簡単ですので,慣れてしまえば1~2分もあれば終わります。
三枚おろし
まずは,腹側から尻尾の手前まで角度をつけて浅く包丁を入れて道を作っておき,包丁を寝かせて2度目で背骨まで包丁を入れます。
上手く背骨まで包丁が到達すると,カリカリっという骨があたる音が聞こえますよ。
ここでしっかりと背骨まで到達していないと,骨に身が残りやすいので丁寧に捌いて下さい。
反対側も同じように切れ目を入れていきます。
両側から切れ目を入れると,背骨と尻尾で繋がった状態になりますので,身を背骨から剥がすイメージで頭付近から尻尾に向けて骨を身から剥がして下さい。
あばら骨から下の身は骨に残りやすいので,丁寧に捌きましょう。
残りの半身も同様の工程で完成ですが,こちらの方が若干難易度が高いです。
これで三枚おろしの完成です。
ここまでの行程は,慣れてしまえば1匹あたり3分もあれば終わります。
これらの作業には硬い骨が切れる包丁が必要ですので,なるべく切れ味の良い出刃包丁を用意しましょう。
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柵取り
さて,最後は柵取りです。
まずは半身から腹骨を外す腹スキという作業をしていきます。
一度腹の少し上側から斜めにカットします。
タチウオは肋骨の下からは大した身が取れないので贅沢に切り落としましょう。
出来ると綺麗な身が出来ます。
通常の魚はここから皮引きが待っているのですが,タチウオの場合は皮が薄くて引きにくいことと,そこまで口当たりが悪くないので,このまま刺身に出来ます。
また,中骨も取り除く必要がないため,このまま刺身包丁で適当なサイズにカットするだけです。
この行程はかなり簡単ですので,2~3分あれば出来ますよ。
この状態でラップをして冷蔵庫に保管すれば,3日は刺身で堪能出来ると思います。
これらの作業には全長が長いタチウオを捌くために長くて切れる包丁が必要ですので,なるべく切れ味の良い刺身包丁を用意しましょう。
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切り身の作り方
頭から尻尾まで処理したタチウオは,このまま3等分すれば切り身の完成です。
簡単でしょ?笑
使用後は包丁の手入れ
最後に,魚を捌き終わり包丁を使い終わった後は丁寧に洗って乾燥させましょう。
また,定期的にメンテナンスすることで切れ味を持続させておくと包丁は長持ちしますよ。
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まとめ
- タチウオの捌き方を覚えよう
- 刺身用として保存するなら柵取りがオススメ
- 使用後は包丁の手入れをしよう
いかがでしたか?
写真を見ながら練習して,上手くタチウオが捌けるように頑張って練習して下さい。
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