今回は2018年2月3日に乗合船でオフショアジギングに行きましたのでその時の釣行記を紹介します。
目次
オフショアジギングとは?
釣法
オフショアジギングとは,船に乗って釣りをする沖釣りの一種で,メタルジグと呼ばれる鉛やタングステンでできたルアーを使って,海底からロッドをシャクリながら巻き上げてアピールし,フィッシュイーターを狙う釣りのことです。
主なターゲットは青物御三家(ブリ,カンパチ,ヒラマサ),サワラ,真鯛,ヒラメ,ハタ系(マハタ,キジハタ,クエ等),スズキ(シーバス),カサゴ,ホウボウ等…食べて美味しい高級魚ばかりです。
一方でオフショアジギングは,ポイントによっては200g以上のメタルジグを水深100m以上の深いところから巻き続けることに加え,青物の強烈な引きに耐えられるだけの頑丈なタックルを使用するため,道具が重くなってしまい,疲れやすい釣りでもあることから女性や子供にはあまりオススメ出来ない釣りでもあります。
そこで,150gまでの比較的軽いメタルジグを使い,水深も100mまでの浅いポイントで,イナダ(ハマチ)サイズまでの青物や,真鯛やスズキ,タチウオや根魚といった中小型魚を対象魚とし,軽くて扱いやすいタックルでジギングをすることをライトジギングと呼びます。
近年では釣り具メーカーによる道具の改良によって軽量化されたロッドやリールを使い,PEラインを細くすることで潮の影響を減らすことで,より軽いメタルジグを使用することが出来ますので,疲れにくいことや女性・子供でも楽しむことが出来ます。
年間を通して人気の釣り方ですが,私の地方では秋になるとタチウオジギングが盛んになり,数釣りが出来てタチウオの引きも楽しめ,釣れれば食卓が賑わうこと間違いありません。
また,2月はまだまだ青物が回遊している状況ですのでかなり良い時期です。
釣り道具
事前に準備しておく主な道具はロッド,リール,メタルジグ,アシストフックの4点+小物類だけです。
必要な道具一式はこちらで紹介していますので,是非ご覧下さい。
ライトジギングの道具はこちら
釣行記
釣果情報の確認と乗合船の予約
釣果情報はこちらの記事にまとめましたので,御確認下さい。
前日準備
オフショアジギング釣行前日の準備について記事を作成しましたので,こちらも是非ご覧下さい。
集合場所・出船
乗合船の集合場所までにある釣具屋へ寄り,前日までに釣れていたメタルジグを聞いたところ,相変わらずTGベイトと頑鉄,頑鉄Zが釣れているようでした。
前回高切れでロストした頑鉄Zジグ 165g 緑金とTGベイト150g ブルーピンク,アシストフックの3/0を1個ずつを購入しました。
集合時間30分前に集合場所へ到着したものの,いつも通り既に同船者が並んでいました。ここの乗合船では先着順に釣座を選ぶことが出来るため,早く行けばそれだけ有利になります。
受付時に料金を先払いした後,順番としては16人中最後から5番目だったようで両舷に8名+8名という配置の中,今回は右舷の真ん中という配置になりました。
集合時間になると船長と船長補佐が現れ,全員が乗船するといよいよ出船です。
朝からベイトの群れがなく移動を繰り返した結果…
前日の天気予報よりかなり荒れており,爆風とうねりをともなう波が立っており,天気としては厳しいコンディションでした。
6時50分,ポイントへ到着すると釣り開始の号令があり,釣具屋で購入した頑鉄Zジグ 165g 緑金をつけて本日の釣行開始です。
もちろんこの日に選択したのはベイトタックルです。
1ピッチジャークを基本として,途中でロングジャークを挟んだり,早巻きを試しつつ,底から15~30mを探ります。そして,アタリがなければまた底まで落とします。
ところが1時間経ってもアタリがありません。
船長からの指示は,「ベイトは,10cm前後のカタクチイワシ,マアジ,サッパです。ショートジグ系のTGベイト,頑鉄ジグ,頑鉄Zジグをつけて下さい。カラーは赤金,緑金です。」
といういつも通りの指示がありました。
何回も同じ指示があったので不思議に思っていたら,船長がこちらにきて,
「今日のお客さんがダメだ!!左舷が全員ジグをあわせてくれない。」
と嘆いていました。
どうやら本日の同船者は常連が少なかったらしく,この海域で一般的なショートジグを使う人が少なく,ロングジグやスロージギング系のジグばかり左舷で使っていたようです。
左舷は普段から行っている自分の海域で釣れているパターンをそれぞれがしていたようで,ショートジグの早巻きを知らない人たちばかりだったみたいですね。
右舷は右舷で,ジギング初心者2名が私の両サイドにおり,その隣も別の海域からきた人たちで,右舷ミヨシとトモは常連でした。
まぁ言ってみれば私にとって乗船者も最悪のメンバーってやつですね。
乗合船のジギングはある程度のチームワークが必要で,同じ種類のメタルジグを使って,同じアクションをすることで青物を寄せています。
そこに別の種類のメタルジグが違うアクションを繰り返すことで,違和感を与えてしまい,ダブルヒット,トリプルヒットを遮ってしまいます。
なぜ自分の海域の釣り方が通用すると思うのか…
そしてロングジグは20cm以上の魚を模しているので,そんなベイトフィッシュがいなければ釣れるわけありません。
事前に少しでも勉強してきて欲しいものです。
そんなメンバーでもなんとか釣らせようとベイトの群れを探して船長は移動をこまめに繰り返します。
しかし,ひたすらシャクるだけの修行モードは5時間続きました。
もちろん全員釣果がありませんでした。周りの船ではポツポツと上がっていましたが…
12時前にようやく右舷のミヨシでヒット!!
9kgのブリが上がりました。
しかし,その後が全く続きません。
たまに単発でサワラやワラサが釣れますが,ベイトの群れがいないので,ブリの群れが回遊していないようです。
ようやく私にもフォール中に念願のヒット!!
そこまで魚の引きは強くないものの,上げてくると…
リーダーが見えたところで痛恨のバラシ!!
船長からフォール中はかかりどころが悪いから仕方ないなぁと慰められる始末…
その後も周りではミヨシとトモにだけブリ~ワラサ・メジロクラスが釣れますが,私の竿に当たることはなく14時に沖上がり。
この日の釣果
- 私の釣果なし
- 16名中6名はブリ~ワラサ・メジロクラスが1~2本ずつとサワラが3本くらい
- 10名は釣果なし
リベンジをしに行ったら見事に撃沈されました。先月が良かっただけに悔しいですね。
青物は何をしても釣れる時があるので,こういう厳しいときに貴重な1匹を釣るため,何をすべきかを考えることが課題です。
まとめ
本日は爆風・ベイトなし・時合なしという最悪のコンディションでした。
それ以外に言うことはありませんね。
釣果を伸ばすポイント
ジギングで釣果を伸ばすポイント
- メタルジグのヒットカラーを事前に調べて準備する
- その日のヒットパターンを探り,周囲の情報と船長の指示に従う
- 青物は群れで回遊するので,ヒットのタイミングは全員同じ
- 時合が来たら釣れると信じてひたすらシャクる
この日に周りの乗船者がヒットしたメタルジグは,頑鉄の赤金とTGベイトの赤金でした。
ベイトは9~13cmのカタクチイワシでしたので,その日に合ったベイトのサイズを模したメタルジグを使用する必要があります。
ロングジグは,タチウオ等大型のベイトを模しているので釣れるわけありません。
周囲が釣れている状況では,必ず同じメタルジグに食いついてきますので,事前の準備が非常に大切です。
また,釣れている人のほとんどがベイトタックルです。
タックルによっても釣果が異なるので,必ずスピニングタックルとベイトタックルを両方準備すると良いでしょう。
そしてタックルについては,船長に聞いておくと丁寧に教えてくれるので,必ず事前に聞いておきましょう。
タックルデータ
今回使用したタックルを紹介しますので参考にして頂ければ幸いです。
その1:ベイトタックル
ロッド:シマノ グラップラー B634
リール:ダイワ 15ソルティガ15(ベイトキャスティングモデル)
ライン:PE 2号、リーダー10号 フロロ 10m
その2:ライトジギングタックル
ロッド:シマノ グラップラーBB B632
リール:シマノ グラップラーBB 200HG 右
ライン:PE1.5号、リーダー6号 フロロ 5m
その3:スピニングタックル
ロッド:シマノ ゲームType J(GAME Type J) S624
リール:シマノ ツインパワーSW 8000HG
ライン:PE3号、リーダー10号 フロロ 10m
おすすめの釣行記
2018年11月12日にオフショアジギングへ行ったところ,合計20kg以上のブリが釣れました。
その時の釣行記をまとめましたのでぜひご覧下さい。
釣行動画
2018年11月12日の釣行動画はこちら
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