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釣楽々

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3年生苗ブルーベリーのオニールが1年間でどう成長していったか記録しました

皆さんこんにちは。

おんきちです。

今回は2019年に2年生苗として購入したブルーベリーのオニールが無事成長して3年生苗となり,更に2020年の1年間を庭で鉢植え栽培をした結果の成長記録を紹介します。

2020年10月16日に撮影した4年生オニール

目次

  • 1 オニールはサザンハイブッシュ系統の基準となっている品種
    • 1.1 サザンハイブッシュ系統は関東地方以西での栽培が適している
    • 1.2 サザンハイブッシュ系統は比較的新しい
    • 1.3 その中でオニールは基準となる品種
    • 1.4 大関ナーセリーからの評価
    • 1.5 オニールの2年生苗は簡単に入手出来た
  • 2 2019年2月に購入したオニールの2年生苗が届く
    • 2.1 2019年の栽培記録は別の記事で紹介しています
    • 2.2 水やりは自動潅水機におまかせ
  • 3 3年生苗オニールの1年間の成長記録
    • 3.1 1月1日に枝を剪定
      • 3.1.1 剪定方法はシンプル
      • 3.1.2 剪定に使用した道具
      • 3.1.3 水やりの間隔
    • 3.2 2月8日で栽培1年を迎える
      • 3.2.1 ブルーベリーの様子
      • 3.2.2 水やりの間隔
    • 3.3 3月7日に元肥を施肥
      • 3.3.1 元肥は緩効性化成肥料
      • 3.3.2 ブルーベリーの様子
      • 3.3.3 水やりの間隔
    • 3.4 3月18日は肥料が析出していた
      • 3.4.1 ブルーベリーの様子
      • 3.4.2 水やりの間隔
    • 3.5 4月4日は開花していた
      • 3.5.1 ブルーベリーの様子
      • 3.5.2 水やりの間隔
    • 3.6 4月19日はアブラムシ対策に農薬を散布
      • 3.6.1 アブラムシ対策の農薬はベニカ水溶剤
      • 3.6.2 ブルーベリーの様子
      • 3.6.3 水やりの間隔
    • 3.7 4月29日は苗の成長より果実の肥大化が顕著だった
      • 3.7.1 ブルーベリーの様子
      • 3.7.2 水やりの間隔
    • 3.8 5月9日は気温が上がり葉が生い茂り果実も充実してきた
      • 3.8.1 追肥は緩効性化成肥料
      • 3.8.2 雨除けハウスはブルーベリーの果実が裂果するのを防ぐため
      • 3.8.3 防鳥ネットは野鳥に食べられないようにするため
      • 3.8.4 ブルーベリーの様子
      • 3.8.5 水やりの間隔
    • 3.9 5月24日は果実が更に減っていた
      • 3.9.1 ブルーベリーの様子
      • 3.9.2 水やりの間隔
    • 3.10 5月30日は初収穫とアブラムシ対策に農薬を散布
      • 3.10.1 ブルーベリーの様子
      • 3.10.2 少量のブルーベリーを初収穫
      • 3.10.3 アブラムシ対策の農薬はオレート液剤
      • 3.10.4 水やりの間隔
    • 3.11 6月6日は2回目の収穫
    • 3.12 6月14日は3回目の収穫
      • 3.12.1 ブルーベリーの様子
      • 3.12.2 水やりの間隔
    • 3.13 6月21日は最後となる3回目の収穫
    • 3.14 6月25日はお礼肥と3種類の農薬を散布
      • 3.14.1 3種類の農薬はアブラムシ・イラガ・コガネムシ類の幼虫対策
      • 3.14.2 2回目の追肥は普通化成肥料
      • 3.14.3 ブルーベリーの様子
      • 3.14.4 水やりの間隔
    • 3.15 7月18日は雨除けハウスと防鳥ネットを外し寒冷紗を設置
      • 3.15.1 寒冷紗は真夏の強すぎる日ざしからブルーベリーを守るため
    • 3.16 7月24日はお礼肥とオニールの二次伸長が始まっていた
      • 3.16.1 ブルーベリーの様子
      • 3.16.2 水やりの間隔
    • 3.17 8月15日はIB化成肥料を3回目の追肥と2種類の農薬を散布
      • 3.17.1 3回目の追肥は緩効性化成肥料
      • 3.17.2 2種類の農薬はアブラムシとイラガ対策
      • 3.17.3 ブルーベリーの様子
      • 3.17.4 水やりの間隔
    • 3.18 9月12日は寒冷紗を外した
      • 3.18.1 水やりの間隔
    • 3.19 9月19日は45Φナーセリーポットへ鉢増しと3種類の農薬を散布
      • 3.19.1 ブルーベリーの様子
      • 3.19.2 10号スリット鉢から45Φナーセリーポットへ鉢増し
      • 3.19.3 農薬はアブラムシとイラガ対策
      • 3.19.4 水やりの間隔
    • 3.20 10月16日は成長が止まった様子
      • 3.20.1 ブルーベリーの様子
      • 3.20.2 水やりの間隔
  • 4 まとめ
    • 4.1 果実の収穫量
    • 4.2 1年間の肥料に含まれる窒素量
    • 4.3 昨年から改善した栽培計画でも根の成長には影響しなかった
    • 4.4 無農薬栽培にこだわらず農薬を使用したのが良かった
    • 4.5 肥料は有機肥料と緩効性化成肥料の組み合わせが2020年はベストだった
    • 4.6 水やりの間隔は乾燥ぎみとした方が良い
    • 4.7 オニールの栽培は他の品種と比較したい人にオススメ

オニールはサザンハイブッシュ系統の基準となっている品種

オニールは,アメリカのノースカロライナ州立大学とアメリカ連邦農務省が共同で育種したサザンハイブッシュブルーベリーです。

サザンハイブッシュ系統は関東地方以西での栽培が適している

サザンハイブッシュブルーベリーは,ノーザンハイブッシュ系からつくられた新しい系統で,ノーザンハイブッシュ系よりも暑さに強く,成長が早い品種が多いという特徴を持っています。

また,ノーザンハイブッシュ系と同じく,果実が大きく,味と香りのよい品種が多くあり,ラビットアイ系より早く収穫出来るという特徴もあります。

冬が-10℃以下になる地域では,生育不良になるとのことで,関東地方以西での栽培が適しているようです。

サザンハイブッシュ系統は比較的新しい

樹勢が良いため成長が早く,収穫量が多いというメリットがありますが,最も古い品種の一つがシャープブルーという品種で,1975年に発表されており,比較的新しい系統です。

例えば,ノーザンハイブッシュ系統では,1936年に発表されたウェイマスがありますし,ラビットアイ系統では,1955年に発表されたホームベルがありますので,サザンハイブッシュ系統は20年以上新しい品種ですね。

つまりまだまだ完成された品種がないため,どんどん新しい品種が育種されており,発展途上の系統といったイメージです。

その中でオニールは基準となる品種

その中でも1987年に発表されたオニールは,サザンハイブッシュ系統の中では古い品種であり,サザンハイブッシュ系統の基準ともなっている優良品種でもあります。

そんなオニールの苗木としての特徴は,

  • 樹勢が良い
  • 収穫時期が早い
  • 収穫量が多い

ということが挙げられます。

また,果実品質の特徴はというと,

  • 大粒
  • 甘い
  • 風味が良い

の3点が挙げられますね。

ということで,サザンハイブッシュ系統を育てるのであれば,真っ先に候補としてあがるほど有名かつ王道の品種です。

残念ながら,現在のアメリカでサザンハイブッシュ系統の標準品種といえば,フロリダスターということですので,既に役目を果たした古い品種という扱いかもしれません。

しかし,最新品種と比べても,簡単に入手出来る割には果実の品質が良く,名前が知られている品種という扱いですので,評価されているということでもありますね。

大関ナーセリーからの評価

日本国内での苗木販売会社である「大関ナーセリー」のホームページから引用すると,

成熟期 早生 6月上旬~中旬
樹姿 低温要求量は400~500時間 半直立性 樹勢は強い 
果実 大粒 果形は扁円形 果皮は青色 果柄痕の状態は良い 甘味がある
収穫量 多い

◆アメリカ連邦農務省とノースカロライナ州立大学(育成地はキャッスルヘイン農場)との共同育成。1987年に発表。
 「ウルコット」と系統番号「Fla4-15」との交配。

◆サザンハイブッシュブルーベリー
東北南部から四国、九州、沖縄までの、寒冷地を除く地域に向きます。

栽培のポイント
・酸性土壌(pH4.5~5.2)を好みます。
・酸度未調整のピートモス等をたっぷり混ぜて、土壌改良をしてから植え付けてください。
・自家受粉しない品種が多いので、異なる品種をお近くに植え付けてください。

 

引用元:大関ナーセリー「オニール(O’Neal)」

ということで,一般的な品種という認識になっており,これといって一押しの品種という評価ではないようで,記載内容も少ないですね。

また,オニールはアメリカパテント(米国特許)品種でもなければ,日本国内の種苗法による登録品種でもない,一般品種です。

ということもあって,近所のホームセンターでも探せば大抵販売されているため入手しやすいというのも特徴ですね。

オニールの2年生苗は簡単に入手出来た

私自身は2012年にブルーベリー栽培を始めた当初はラビットアイ系統からスタートしており,サザンハイブッシュ系統は2019年からの栽培です。

2012年当時,利用したのは近所のホームセンターで売れ残っていて安売りしていた苗木でしたが,今回は苗木屋から購入しようと思い,2019年2月に「大関ナーセリー」のオンラインストアを覗いてみたところ,時期が悪かったため売り切れとなっており,代わりにYahooショッピングに出店している「苗木部 花ひろばオンライン 」で在庫ありとなっていたので,購入することにしました。

すぐに注文したところ,問題なく届きました。

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2019年2月に購入したオニールの2年生苗が届く

2019年2月,「苗木部 花ひろばオンライン 」からオニールの2年生接木苗が届きました。

オニールは15㎝ポット仕立てで届き,苗木としては十分なサイズで送られてきており,根もしっかりと張っていました。

おそらくですが,2017年3月に接木をしたものを2018年10月に2年生苗として出荷していた苗の残りを2019年2月に購入しているはずですので,2019年3月以降は新3年生苗となるはずです。

2019年の栽培記録は別の記事で紹介しています

オニールの2年生苗が届いてから,2019年2月から2020年2月までの1年間育てた時の栽培記録は,以下の記事で紹介しています。

2年生苗ブルーベリーのオニールが1年間でどう成長していったか記録しました

2年生~3年生苗だった2019年栽培記録では課題も多かったので,どこで失敗したかの参考になるかもしれませんね。

また,その時の課題を踏まえた栽培計画ですので,今回の栽培記録を参考にしてもらった方が良いと思います。

水やりは自動潅水機におまかせ

また,成長記録の中で水やりの間隔について言及していますが,これは自動潅水機であるタカギの「かんたん水やりタイマー」の設定を変更しているということです。

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っとまぁ長い前置きになりましたが,ここからがオニール3年生の成長記録です。

3年生苗オニールの1年間の成長記録

オニール自体はもともと樹勢が良いですが,2019年から栽培方法を変更したこともあって,もっと成長してくれるかと期待しましたが,他のブルーベリーと比べると大きな変化はなく,普通に成長しました。

同時に栽培していて大きく成長した3年生苗のサザンハイブッシュ系フリッカーも併せて読んでください。

3年生苗ブルーベリーのフリッカーが1年間でどう成長していったか記録しました

1月1日に枝を剪定

剪定方法はシンプル

2020年1月1日,オニールの剪定をしました。

3年生苗の剪定方法は,以下の4点です。

  • 不要な枝を切る。(折れ枝,枯れ枝,爪楊枝より細い枝)
  • 勢いはあるけど邪魔な枝を切る。(内向きに伸びた枝,株の中心にある枝,重なってしまう枝)
  • 勢いの弱いサッカー
  • 結果枝についた花芽を1枝あたり4~5個に調整。

以上です。

以下の写真は剪定後ですが,2020年により立派な苗に成長して欲しかったので,大胆な剪定を行い,残す枝をかなり絞りました。

その結果が下の写真です。

特に根本から発生しているシュートを大事にし,将来の主軸として成長してくれるように配慮しています。

花芽は合計で16個に調整しました。

2020年1月1日に撮影したオニール(右側)

剪定に使用した道具

剪定に使用した鋏は,「岡恒 剪定鋏 180mm NO.101」です。

ブルーベリーの枝であれば,太い幹以外の枝はこれで全て剪定出来ます。

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そこへ鋏入れとして「岡恒 剪定皮サック 1丁入 No.108」があれば良いですね。

なんとなくメーカーを揃えたくなるので,私はこの際ということで買って使ってます。

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あとは,枝の先端にある花芽を除去するために,小回りが効く「岡恒 芽切鋏 NO.304」もついでに購入して使っています。

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最後に,剪定道具としては,3年生苗であればしばらく使用しませんが,主軸の更新用に小型のノコギリも必要になりますので,余裕があれば揃えておくと良いですね。

私が使用しているのは,「シルキーポケットボーイ 万能目 340-14」です。

このノコギリは小回りが効いてよく切れるので重宝しています。

水やりの間隔

水やりの間隔は7日に1回です。

2月8日で栽培1年を迎える

2020年2月8日,2019年2月にオニールが15㎝ポット仕立てで届いてから約1年が経過しました。

また,他のブルーベリーに元肥としてプロトリーフ「ブルーベリーの肥料」をあげたついでに記録しました。

これは,油かすやバットグアノといった有機肥料で作られたペレットタイプの肥料です。

本来は3月上旬ですが,有機肥料は微生物に分解されてから効き始めるため,化成肥料と比べて1ヶ月程度早く,2月上旬に与えるようにしています。

なお,オニールには3月上旬に緩効性化成肥料を与える施肥計画にしています。

ブルーベリーの様子

1月に剪定してから変わっていませんね。

変わったところといえば,支柱を1本足したことくらいでしょうか。

2月上旬ではまだ温かくなる季節ではないので,芽が動き始めるのはまだ先です。

水やりの間隔

水やりの間隔は変わらず7日に1回です。

2020年2月8日に撮影したオニール

3月7日に元肥を施肥

2020年3月7日,元肥としてIB化成肥料を20g与えました。

元肥は緩効性化成肥料

元肥としてあげたIB化成肥料は緩効性化成肥料です。

20gの肥料に含まれる窒素成分量は約2gです。

また,IB化成肥料の肥効期間は80日程度です。

萌芽とともにゆっくりと肥料が効いていくよう選択しました。

なお,2019年9月に鉢増し時の用土に,マグァンプK中粒を40gを施肥していましたので,それに含まれる窒素成分量である約2.4gも含めて,合計4.4gということになりますね。

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ブルーベリーの様子

少し花芽は大きくなったでしょうか。

花芽と葉芽のどちらも動き始めてきました。

もうすぐ萌芽といった様子です。

根も動き始めていると思います。

水やりの間隔

水やりの間隔は,3月6日まで「7日に1回3分間」でしたが,最高気温が10℃以上となったので3月7日から「3日に1回3分間」に変更しました。

  • オニールの全体
  • オニールの花芽
2020年3月7日に撮影したオニールの全体と花芽

3月18日は肥料が析出していた

2020年3月18日,オニールの根が動いており,肥料を吸収した結果,枝から肥料の析出が見られました。

ブルーベリーの様子

下の写真の白い部分がそうです。

特に根元の枝が顕著ですね。

また,花芽から花の形が見えてきました。

水やりの間隔

水やりの間隔は,変わらず「3日に1回3分間」です。

施肥から18日までの間,自然の雨は5日間でした。

雨の日は水やりタイマーがセンサーによってキャンセルするので,実質2回の水やりと5回の雨で肥料の溶出は十分だということがよく分かりました。

2020年3月18日に撮影したオニール

次は,実家に撮影してもらったため,画像が荒くなります。

4月4日は開花していた

2020年4月4日,実家に撮影を協力してもらい,写真を送ってもらいました。

実家の人はスマートフォンの扱いに慣れておらず,LINEのアプリ上で撮影したため,写真の画像が荒いです。

分かる限りで観察しました。

ブルーベリーの様子

苗の様子は,花芽と葉芽が展開しており,休眠から目覚めて春の芽吹きが始まっていました。

画像からは見づらいですが,オニールは開花しています。

オニールの開花期は,「大関ナーセリー」のカタログに「4月6日~4月27日」と記載されていますので,2020年の暖冬で少し早くなっていましたね。

肥料も効いていて,水やりも問題ないと思います。

水やりの間隔

水やりの間隔は,変わらず「3日に1回3分間」です。

2020年4月4日に撮影したオニール

4月19日はアブラムシ対策に農薬を散布

アブラムシ対策の農薬はベニカ水溶剤

2020年4月19日,例年4月から大発生するアブラムシ対策として,農薬であるベニカ水溶剤を2000倍に希釈して散布しました。(1回目)

効果は雨にもよりますが30日程度です。

ブルーベリーの様子

苗の様子は,新梢が展開しており,しっかりと成長が確認出来ました。

また,オニールの開花期はほとんど終わっており,受粉が完了した果実の花は落ちて柱頭は上を向いていました。

水やりの間隔

水やりの間隔は,「3日に1回3分間」です。

2020年4月19日に撮影したオニール
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4月29日は苗の成長より果実の肥大化が顕著だった

2020年4月29日,雨除けハウスと防鳥ネットの骨組みとなるステンレスパイプを庭に打ち込む作業をしたついでに記録しました。

2020年4月29日に撮影したステンレスパイプを打ち込んだ庭の全体

ブルーベリーの様子

4月19日から10日間しか間が空いていないため,苗の成長にあまり変化は感じられませんが,多少葉が増えていますね。

反対に果実は,着実に肥大化してきました。

オニールの果実成熟期は,6月12~24日ですので,やはり果実の肥大速度は早いですね。

水やりの間隔

水やりの間隔は,4月28日までは「3日に1回3分間」でしたが,最高気温が25℃以上となったので4月29日に「2日に1回3分間」に変更しました。

  • オニールの全体
  • オニールの花芽
2020年4月29日に撮影したオニールの全体と花芽

5月9日は気温が上がり葉が生い茂り果実も充実してきた

2020年5月9日,オニールへ1回目の追肥としてIB化成肥料を15gあげるとともに,雨除けハウスと防鳥ネットを設置作業をしました。

追肥は緩効性化成肥料

追肥としてあげたIB化成肥料は緩効性化成肥料です。

15gの肥料に含まれる窒素成分量は約1.5gです。

雨除けハウスはブルーベリーの果実が裂果するのを防ぐため

雨除けハウスの設置した理由は,せっかく実った果実が梅雨によって水分を余分に吸収してしまい,裂果してしまう品種があるからです。(主にオニールとフロリダスターの対策です)

ブルーベリーは,元々アメリカで品種改良されており,6月の梅雨が存在しないため,収穫時期の雨による裂果を想定していません。

だから日本の気候に合わせて環境を整える必要があります。

防鳥ネットは野鳥に食べられないようにするため

防鳥ネットを設置した理由は,これから肥大化していく果実に合わせてやってくる野鳥対策です。

せっかく実った果実は,育てた人間よりも野鳥が先に見つけて食べられてしまうんですよね。

そこで,物理的に遮断してしまおうというわけです。

収穫組のブルーベリーに雨除けハウスと防鳥ネットを設置した全体
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ブルーベリーの様子

下の写真は,雨除けハウス内に移動させる前に撮ったものです。

4月29日から10日間しか間が空いていませんが,雨がほとんど降らず,気温も25℃~30℃と上昇していたこともあってか,前回と比べると葉の量が増えており,確実に成長していました。

特に,将来の主軸として成長してくれるように配慮していた根本から生えている枝から太くて勢いのある枝が生えてきました。

これからますます成長に期待ですね。

また,また果実の方は,花芽の一部が大きくなっていただけだったのが,全体的に肥大化してきました。

残念ながら受粉したものの,肥大化していない花芽もあったり,果実が落ちてしまったりしており,期待していた収穫量は難しそうです。

水やりの間隔

水やりの間隔は,変わらず「2日に1回3分間」です。

  • オニールの全体
  • オニールの花芽
2020年5月9日に撮影したオニールの全体と花芽

5月24日は果実が更に減っていた

2020年5月24日,実家に撮影を協力してもらい,写真を送ってもらいました。

前回から実家の人にスマートフォンの扱いを教えておいたため,4月よりは鮮明な写真が送られてきました。

2020年5月24日に撮影した庭の全体

ブルーベリーの様子

分かる限りで観察したところ,5月9日からさらに果実が落ちて減っていました。

また,新梢が成長してきている影響で,徐々に果実の写真が撮りづらくなっているようです。

苗の成長が観察出来ることはありがたいことですが,収穫量が減ってしまうのは複雑ですね。

水やりの間隔

水やりの間隔は,変わらず「2日に1回3分間」です。

2020年5月24日に撮影したオニールの花芽

5月30日は初収穫とアブラムシ対策に農薬を散布

2020年5月30日,オニールが少量ですが収穫し,アブラムシ対策に農薬を散布しました。

ブルーベリーの様子

5月9日から3週間が経過し,雨がほとんど降らず,気温も相変わらず25℃~30℃と成長には最もいい状態ですので,新梢が伸びて10号スリット鉢の外側へかなりはみ出して枝が展開し始めました。

全体的にボリュームが増していますね。

残念ながら根本から新たなシュートやサッカーが発生していませんので,上部の成長ばかりが目立ちます。

それでも樹勢が良いので,この調子でどんどん成長していって欲しいです。

肝心の果実はというと,ついに一部が色付いていました。

しかし,成長しなかった花芽も多く,花芽1個につき果実は2~3粒程度しか収穫出来そうにないことが分かりました。

この原因が,訪花昆虫が少ないことによる受粉率が低いことが問題か,オニールがまだ3年生~4年生の間であるため,樹が未熟だからかは分かりません。

  • 撮影したオニール
  • オニールの花芽
2020年5月30日に撮影したオニールの全体と花芽

少量のブルーベリーを初収穫

オニールの色付いた果実を確認したところ,収穫しても問題ないことが分かりましたので,待ちきれずに収穫してしまいました。

2020年初収穫です。

残念ながらオニールのみで,しかも6粒8gと少量だったので,本当に味見程度にしかなりませんでしたが,非常に嬉しい気持ちになりました。

残念ながら味は覚えていません。

2020年5月30日に収穫したオニールの果実8g

アブラムシ対策の農薬はオレート液剤

また,4月19日に散布した農薬の効果が約30日経った頃に切れていたようで,新梢にアブラムシが発生していました。

残念ながらベニカ水溶剤はブルーベリーに対しては収穫45日前までしか使用することが出来ませんので,アブラムシ対策としてオレート液剤を100倍に希釈して散布しました。(1回目)

オレート液剤は食品添加物に指定されているオレイン酸ナトリウムを主成分としており,害虫の呼吸器官である気門を封鎖することにより窒息死させるタイプの農薬です。

収穫前日まで大丈夫ですのでこの時期の使用としては安心ですね。

水やりの間隔

水やりの間隔は,「2日に1回3分間」です。

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6月6日は2回目の収穫

2020年6月6日,オニールの2回目の収穫をしました。

収穫量は今回も少なく,8gでした。

実家の人が収穫し,そのまま味見をしてもらいました。

味の感想は,「皮が硬く甘みが少ない」とのことでした。

2020年6月6日に収穫したオニールの果実8g

6月14日は3回目の収穫

2020年6月14日,3回目の収穫をしました。

収穫量は4gでした。

2020年6月14日に収穫したオニールの果実4g

ブルーベリーの様子

5月30日から2週間が経過していますが,収穫期は苗の成長が一旦止まります。

ですので,前回と全体の様子を比較してもあまり変化がありませんでした。

その代わり,果実がどんどん色付き,収穫することが出来ました。

オニールは,雨除けハウス内に入れてありますので,雨による裂果を心配する必要はありません。

水やりの間隔

水やりの間隔は,変わらず「2日に1回3分間」です。

2020年6月14日に撮影したオニール

6月21日は最後となる3回目の収穫

2020年6月21日,オニールの4回目の収穫をしました。

これで最後の収穫となりました。

収穫量は,5gでした。

実家の人が収穫し,そのまま味見をしてもらいました。

2020年6月21日に収穫したブルーベリー

6月25日はお礼肥と3種類の農薬を散布

2020年6月25日,3種類の農薬を散布した後,お礼肥として8-8-8普通化成肥料を20gあげました。

3種類の農薬はアブラムシ・イラガ・コガネムシ類の幼虫対策

3種類の農薬は以下のとおりです。

1種類目は,5月にも使用したアブラムシ対策のオレート液剤(100倍希釈)です。(2回目)

2種類目は,イラガ対策として,収穫前日まで使用可能なデルフィン顆粒水和剤(1000倍希釈)です。(1回目)

こちらは,有機農産物にも使用できる資材で,使用回数に制限がありません。

3種類目は,ブルーベリーの鉢植えとして天敵となる,コガネムシ類の幼虫対策として,ダイアジノン粒剤5です。(1回目)

こちらは,収穫14日前までですので,収穫前後のサザンハイブッシュとノーザンハイブッシュでは,農薬取締法違反とならないよう注意しながら散布しました。

オニールとしては,収穫が終わったところで注意する必要はありませんので問題なく散布しました。

梅雨のこの時期は成長が一旦ストップしていますので,梅雨明けから再開する急成長のためにしっかりとここで農薬を散布することで,害虫の被害にあうことなく成長することが出来ます。

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2回目の追肥は普通化成肥料

お礼肥となる2回目の追肥としてあげた8-8-8普通化成肥料は速効性化成肥料です。

20gの肥料に含まれる窒素成分量は約1.6gです。

オニールの苗木が果実の生産によって体力が低下しており,すぐに肥料を吸収して樹勢を回復させたいので,緩効性化成肥料ではなく速攻性化成肥料をあげました。

ブルーベリーの様子

6月14日から約10日が経過していますが,やはり苗の成長は一旦止まっていますね。

収穫が終わったここから秋までは,光合成で作った栄養を全て苗木の成長に注ぐことが出来るので,見違えるような成長が期待できますよ。

夏からの急成長を期待し,左上の徒長している枝を1本摘心しました。(夏剪定)

うまく枝分かれしてくれることを期待しています。

水やりの間隔

水やりの間隔は,6月24日まで「2日に1回3分間」でしたが,軽い水枯れの症状を見せた鉢があったので6月25日から「2日に1回5分間」に変更しました。

2020年6月25日に撮影したオニール

7月18日は雨除けハウスと防鳥ネットを外し寒冷紗を設置

2020年7月18日,雨除けハウスと防鳥ネットを外し(設置期間:5月9日~7月18日),寒冷紗を設置しました。

寒冷紗は真夏の強すぎる日ざしからブルーベリーを守るため

寒冷紗を設置した理由は,ハイブッシュ系統のブルーベリーにとって,真夏の強すぎる日ざしは,葉っぱが焼けてしまう原因となるからです。

夏の強い日ざしは,葉焼けだけでなく,葉の温度上昇による光合成効率低下の原因ともなりますので,遮光率20%程度の白色寒冷紗で樹を覆うと,樹勢が維持されることが期待できます。

よって,元々暑さに強いラビットアイブルーベリー系統はそのままにし,サザンハイブッシュとノーザンハイブッシュ系統の品種のみ,寒冷紗の下で栽培しました。

特に,オニールは昨年の夏に葉焼けをしていたため,しっかりと覆い隠すように配置しています。

寒冷紗を設置した庭の全体
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7月24日はお礼肥とオニールの二次伸長が始まっていた

2020年7月24日,オニールは二次伸長が始まっていました。

ブルーベリーの様子

2020年は7月の天気が非常に悪く,曇りと雨ばかりでしたので,日照不足が懸念されましたが問題なく成長していて安心しました。

下の写真で黄緑色の葉は二次伸長で発生したもので,新梢も元気に展開しており,非常に元気な苗です。

収穫後からすっかり樹勢は回復したようですね。

株元からシュートが発生していないのが残念ですが…

しかし,将来の主軸として期待している株元の枝からは,立派な枝が何本も生えており,既に立派な主軸と言っても過言ではありません。

また,6月に摘心した左上の徒長枝は,上手く枝分かれしてくれたので,1本の長い枝から3本に増えました。

これで来年の収穫量が少しだけ増えそうですね。

ただし,他のブルーベリーで多少害虫に葉を食害されているのと,葉が黒くなっている部分もありました。

害虫の正体はコガネムシ類の成虫です。

この時期になるとどうしても発生してしまいますが,遠隔栽培している以上は多少の食害は我慢しないといけません。

先月末にダイアジノン粒剤5を散布しているので,おそらく鉢内に産卵しても問題ないでしょう。

水やりの間隔

水やりの間隔は,7月20日までは「2日に1回5分間」で,最高気温が30℃以上となったので7月21日から「1日に1回5分間」に変更しました。

2020年7月24日に撮影したオニール

8月15日はIB化成肥料を3回目の追肥と2種類の農薬を散布

3回目の追肥は緩効性化成肥料

2020年8月15日,オニールに2020年最後となる3回目の追肥としてIB化成肥料を15gあげました。

肥料に含まれる窒素成分量は約1.5gです。

2種類の農薬はアブラムシとイラガ対策

その後,2種類の農薬を散布しました。

1種類目は4月にも使用したアブラムシ対策のベニカ水溶剤(2000倍希釈)です。(2回目)

2種類目は6月にも使用したイラガ対策のデルフィン顆粒水和剤(1000倍希釈)です。(2回目)

2020年8月15日に撮影した庭全体の様子

ブルーベリーの様子

また,前回の記録から3週間あきましたがしっかりと成長していました。

2020年は7月の天候不順から一転して8月は雨が2日間しかなく,8月9日から8月31日までの23日間で35℃超えの猛暑日が19日間観測されるほどの好天となり,ブルーベリーにとっては厳しい季節ですが,水枯れすることがなく新梢が萎れなければどんどん成長していきます。

相変わらずサッカーが生えてきていないため,根元は寂しいですが,上部の枝葉が成長していました。

真夏の強い日差しも,寒冷紗のおかげで緩和されているのか,葉焼けしていませんでしたので,順調な成長の要因になっていますね。

いつの間にかオニールは立派な樹に成長していました。

水やりの間隔

水やりの間隔は,8月9日までは「1日に1回5分間」でしたが,最高気温が35℃以上となったので8月10日から「1日に2回5分間」に変更しました。

2020年8月15日に撮影したオニール

9月12日は寒冷紗を外した

2020年9月12日,実家の人にお願いして,寒冷紗を外してもらいました。(設置期間:7月18日~9月12日)

水やりの間隔

水やりの間隔は,9月11日までは「1日に2回5分間」でしたが,9月12日に最高気温が35℃未満となっていたので「1日に1回5分間」に変更しました。

寒冷紗を外した庭の全体

9月19日は45Φナーセリーポットへ鉢増しと3種類の農薬を散布

2020年9月19日,オニールにとって10号スリット鉢が窮屈になってきましたので,直径45cmのナーセリーポットへ鉢増し,3種類の農薬を散布しました。

2020年9月19日に撮影した庭全体の様子

ブルーベリーの様子

また,前回の記録から約1ヶ月間あきましたがしっかりと成長していました。

天候としては,8月の猛暑日は和らぎ,30~35℃までの真夏日が続いており,ブルーベリーが成長するためには良い環境といえます。

オニールを観察すると,多少葉焼けしていたようで,夏から続いていた成長は少し弱まっていました。

将来の主軸候補として期待していた枝は縦と横へ展開していましたが,摘心した左上の徒長枝は3本に枝分かれしてから1本の枝に栄養が集中してしまい,思ったような成長とはなりませんでした。

また,多くの枝は太いですが,内向きの枝も多くあるため,冬の剪定時にどの枝を残すか選ばないといけませんね。

それにしてもこれだけ全体的にボリュームが増していれば,来年はまとまった量のブルーベリーが収穫出来そうです。

2020年9月19日に撮影した鉢増し前のオニール

10号スリット鉢から45Φナーセリーポットへ鉢増し

根の状態を確認すると,スリット鉢8割程度まで根がまわっており,しっかりと成長していることが確認出来ましたが,昨年と同様に期待した以上の成長というわけではありませんでした。

鉢増し時の用土は,市販の「ブルーベリーの土」からピートモス:もみ殻=1:1の配合に変更しました。

ピートモスは,ホームセンターで購入してきた50L入りのものです。

もみ殻は,JAのカントリーエレベーターへ行けば,無料で手に入りますので,2倍の用土を作れるということで経済的な観点でこの用土を選びました。

そこへコガネムシ類の幼虫対策として,ダイアジノン粒剤5を混ぜてしっかりと水を含めると用土作りは完成です。(2回目)

直径45cmのナーセリーポットに用土を入れて,オニールを乗せ,側面に用土を隙間なく詰め,支柱で枝を固定すれば鉢増し完成です。

  • 鉢増しの用土作り
  • 鉢増し作業風景
鉢増しの用土と作業風景
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農薬はアブラムシとイラガ対策

鉢増し作業が終わってから農薬を散布しました。

1種類目は8月にも使用したアブラムシ対策のベニカ水溶剤(2000倍希釈)です。(3回目)

2種類目も同じく8月にも使用したイラガ対策のデルフィン顆粒水和剤(2000倍希釈)です。(3回目)

3種類目は,ブルーベリーの鉢植えとして天敵となる,コガネムシ類の幼虫対策として,鉢増し時に加えたダイアジノン粒剤5です。(2回目)

水やりの間隔

水やりの間隔は,9月18日までは「1日に1回5分間」でしたが,9月18日に最高気温が30℃未満となっていたので9月19日から「2日に1回5分間」に変更しました。

2020年9月19日に撮影した鉢増し後のオニール

10月16日は成長が止まった様子

2020年10月16日,オニールの成長が止まっていました。

ブルーベリーの様子

1シーズンで成長したオニールがこちら。

2020年10月16日に撮影した4年生オニール

7月から9月まで順調に成長していましたが,10月16日時点で成長が止まっていました。

また,葉の色も多少赤みがかってきており,紅葉の季節になろうとしています。

ただし,鉢の下側の根は暑さが和らぐ9月から紅葉までが成長の期間ですので,おそらく1ヶ月間で十分に成長しているはずです。

水やりの間隔

水やりの間隔は,10月15日までは「2日に1回5分間」でしたが,最高気温が25℃未満となっていたので10月16日から「3日に1回5分間」に変更しました。

まとめ

ブルーベリーのオニール2年生苗を苗木屋のオンラインショップである「苗木部 花ひろばオンライン 」で購入し,2年目のシーズンとなる3年生苗を庭で鉢植え栽培をした時の成長の様子を紹介しましたがいかがでしたか?

1年間の作業内容と,使用した農薬・肥料,水やりの間隔,用土の配合といった条件を紹介した上で,オニールが1年間でどうやって成長していったか,気になる点は大体理解出来たかと思います。

果実の収穫量

オニールの収穫量は,

5月30日,8g

6月6日,8g

6月14日,4g

6月21日,5g

で合計25gでした。

2年生苗を購入した2年後の収穫量としては,味見程度の量で物足りなく感じますが,その分立派な樹に成長しましたので,来年の収穫量に期待ですね。

1年間の肥料に含まれる窒素量

なお,1年間で与えた肥料の合計窒素含有量は約9.0gです。

他のブルーベリーが短い期間で成長したため多めに肥料をあげましたが,3年生苗に与える年間の合計窒素含有量は4~8gですので,3回目の追肥は必要なかったですね。

昨年から改善した栽培計画でも根の成長には影響しなかった

2019年の栽培計画で実際育ててみた結果,分かった課題は以下の3点でした。

  1. 農薬を使った害虫対策は必要
  2. 肥料の成分によって根の成長に差があるかも
  3. 水やりは過湿気味だったので間隔をあける

実際に行った改善策は,枝葉の成長を促したものの,根の成長には影響しませんでした。

2020年は立派な樹へと成長してくれましたが,期待した程ではなかったですね。

  • 2019年4月1日に撮影したオニール
  • 2020年2月8日に撮影したオニール
  • 2020年10月16日に撮影した4年生オニール
オニールを購入してからの成長を比較

無農薬栽培にこだわらず農薬を使用したのが良かった

ブルーベリーは,害虫の被害が少ないという書籍の情報を鵜呑みにした結果,2019年は害虫による葉の食害によって,かなり成長が阻害されてしまいました。

ということで,まず2019年10月に農薬を散布するための噴霧器を購入しました。

次に必要な農薬として以下の農薬を順次購入して使用しました。

農薬名 害虫名 希釈倍率 使用回数 使用可能日
ベニカ水溶剤 アブラムシ 2000倍 3回 収穫45日前まで
オレート液剤 アブラムシ 100倍 回数制限なし 収穫前日まで
デルフィン顆粒水和剤 イラガ 1000倍 回数制限なし 収穫前日まで
マシン油乳剤 カイガラムシ類 12~14倍 回数制限なし なし
ダイン(展着剤) なし 1Lに0.3ml 回数制限なし なし
ダイアジノン粒剤5 コガネムシ類幼虫 なし 2回 収穫14日前まで

上記の6種類で十分な害虫対策となり,葉や根の食害を防ぐことができ,樹の成長に貢献出来たと思います。

コガネムシ類の幼虫対策に購入したダイアジノン粒剤5

肥料は有機肥料と緩効性化成肥料の組み合わせが2020年はベストだった

肥料については,2019年に検討した結果分かったこととして,

  • 緩効性化成肥料のみ与えたオニール
  • 有機肥料のみ与えた別の品種

を比較すると,枝葉全体はオニールの方が成長面で勝っていましたが,根の成長は別の品種に負けていました。

よって,有機肥料のみ与えた別の品種に対し,2020年は化成肥料のみ与えた場合と,更に別の品種で有機肥料+化成肥料を与えた場合による成長の違いを調べてみました。(オニールは変わらず化成肥料のみですね)

その結果,化成肥料のみ与えた品種は,根の成長が良い状態のままで,枝葉の成長は格段に良くなりましたので,有機肥料のみ与えた場合よりも優れていることが分かりました。

オニールは,それ以外の条件も変えた結果,根の成長スピードは変わらずでしたので,根の成長に対しては有機肥料と化成肥料で有意な差はみられないことが分かり,接木の下側にあるラビットアイ系統の根の成長スピードが遅いという結論としました。

なお,2020年に最も成長した肥料の組み合わせは,元肥に有機肥料,追肥に緩効性化成肥料という組み合わせでした。

ただし,樹勢が良い品種だったので,品種特性かもしれません。

よって,2021年はオニールも有機肥料+緩効性化成肥料の組み合わせにして成長の変化をみようと思います。

  • 有機肥料
  • 緩効性化成肥料
2021年に使用する予定の有機肥料(油かす)と緩効性化成肥料(IB化成肥料)

 

2021年の収穫は,今から非常に期待しています。

水やりの間隔は乾燥ぎみとした方が良い

2019年の水やりのスケジュールでは,水やりが過剰であったため鉢内が過湿気味だった反省を活かし,2020年の水やり間隔は乾燥気味となって根の成長を促せるよう調整することにしましたが,オニールだけでは根の成長を促進出来たとは言えませんでした。

その他の品種も合わせて総合的に判断した結果,過湿気味よりも乾燥気味に育てる方が,根の成長を促せると判断しました。

オニールもまた,10号スリット鉢から45Φナーセリーポットへ鉢増しが出来たので悪くはないとは思います。

オニールの栽培は他の品種と比較したい人にオススメ

オニールは,サザンハイブッシュの基準となる平凡な品種ですので,最新品種と比べると魅力を感じないかもしれませんが,他を比較するのに参考になる品種です。

これからも,オニールをその年の基本となる栽培方法で育ててみて,他の品種で改善点がないか試してみて,オニールと成長や収穫量を比べていきたいと思います。

なお,サザンハイブッシュ系統は,関東地方以西での栽培が適しているようですので,栽培地はある程度限定されるということに留意してください。

この記事を読んでみて,ブルーベリーのオニールを育ててみようと思って貰えたら幸いです。

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2020年11月11日 By おんきち コメントを書く

Filed Under: 園芸 関連タグ:オニール, サザンハイブッシュ, ブルーベリー, 園芸, 成長記録

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