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ブルーベリー栽培の基礎知識と品種について

皆さんこんにちは。

おんきちです。

まずはブルーベリーとは何か?という基本的な情報と初めてブルーベリーを育ててみるのにオススメしたい品種について紹介します。

目次

ブルーベリーとは何か?

そもそもブルーベリーって何でしょうか?

  • ブルーベリーの樹
  • ブルーベリーの果実

ブルーベリーは新しい果物

ブルーベリーとは,ツツジ科スノキ属(Vaccinium)に分類される落葉性の果樹です。

原産地は北アメリカ大陸で,20世紀の初頭にアメリカで野生のブルーベリーから優れた系統を選抜し,その中から品種改良を重ねることで,今の品種が作られています。

歴史としては100年程度しかない,かなり新しい果物ですね。

もちろん最大の生産地は,アメリカ合衆国ですよ。

ちなみにスノキ属の植物自体は日本にも自生していて,クロマメノキやナツハゼ,シャシャンボ,コケモモなどがあるようですが,ブルーベリーとは呼ばれていません。

新品種は主にアメリカで開発されている

ブルーベリーの原産地であり,最大の生産地でもアメリカでは,品種改良が盛んに行われており毎年のように新品種が発表されているようです。

最新の品種を育てたい人は,農林水産省品種登録ホームページを見てみると分かりますが,アメリカのフロリダ大学とジョージア大学,アーカンソー大学と,オーストラリアのMountain Blue Orchards社が多くの品種登録をしているので注目しておくと良いですよ。

日本国内で品種登録に出願されているものに限ってみても2020年8月時点で75品種もあり,出願されていないものを含めると軽く100種類を超えています。

品種が多すぎて選ぶのが難しい

しかも日本国内で本格的に栽培されるようになったのは1980年代後半とのことで,まだまだ栽培の歴史も浅くてノウハウを蓄積している最中です。

特に,ブルーベリーはアメリカの広い国土と地域で異なる気候に合わせて開発されていますので,日本の土壌と気候条件が全く違うわけで,上手く栽培するには試行錯誤していくしかありません。

ということもあって,これを育てれば間違いないという絶対的な品種がないため,どの品種を育てるか悩ましい果樹でもあります。

ブルーベリー栽培には魅力もたくさんある

ちょっと脅してみましたが,ブルーベリーの栽培ブログを書いている方の中には,プロの農家さんではないにも関わらず30品種以上育てている方もおり,ブルーベリーの栽培には惹き込まれる魅力があるということも伝えておかなければいけませんね。

ブルーベリー栽培は他の果実よりも簡単

まず1つめの魅力として,栽培が比較的簡単なことです。

桃やブドウのようにデリケートな扱いをする必要がなく,病害虫も比較的少ないため,家庭菜園で挑戦するにはちょうど良い果樹です。

しかも少量であれば,栽培開始してから翌年からでも収穫することが出来ることも魅力の一つです。

小さな庭やベランダでも栽培出来る

次に,場所をあまり必要としないことです。

庭植えはもちろん可能ですが,鉢植え栽培が出来るため,2~3本程度の栽培であれば少しのスペースがあれば栽培可能だということも魅力ですね。

四季を楽しむことが出来る

また,ブルーベリーは四季に応じて様々な顔を見せてくれます。

春はきれいな花が咲き,夏は果実を収穫して,秋は紅葉を楽しみ,冬は落葉します。

  • 春の開花
  • 夏の果実
  • 秋の紅葉
  • 冬の落葉

ブルーベリーの果実は美味しい

最後に,果実が美味しいことです。

日本では,多くは冷凍で売られているため,生のブルーベリーを食す機会は少ないかもしれませんが,収穫した果実を口いっぱいに入れると,酸味と甘味のバランスが良く,風味も良くてかなり美味しい果実です。

ぜひこの贅沢を味わって欲しいですね。

ブルーベリーの品種

それではブルーベリーにはどのような品種があるのか紹介します。

ブルーベリーの系統は3つある

ブルーベリーには主に以下の3つの系統があります。

  • ハイブッシュブルーベリー
  • ラビットアイブルーベリー
  • ローブッシュブルーベリー

そのうち家庭でよく栽培されているのは,「ハイブッシュブルーベリー」と「ラビットアイブルーベリー」の2系統ですね。

さらにハイブッシュブルーベリーには,寒冷地向けの「ノーザンハイブッシュ系」と温暖な地域向けの「サザンハイブッシュ系」があります。

栽培地の気候に合った系統を選ぶことがブルーベリー栽培の基本かと思います。

それぞれの系統ごとに私が育てている品種を数種類紹介しますね。

ノーザンハイブッシュ系

ノーザンハイブッシュブルーベリーの特徴は,寒冷地に適した系統であり,果実が大きく,味と香りのよい品種が多くあるということです。

また,ラビットアイ系より早く収穫出来るという特徴もあります。

残念ながら冬が温暖な地域では不向きで関東地方より北での栽培が適していますので,関東以南の地域ではそのまま育てるのは難しいようで自根ではなく,接木苗による栽培をする等の工夫が必要になります。

私が育てているノーザンハイブッシュは2品種でどちらも接木苗です。

スパルタン(Spartan)

1977年に発表された品種で,果実は大きくて,風味がとても良いという特徴があります。

収穫時期は6月上旬~中旬頃。

樹の成長がゆっくりで,収穫量はそこそこ,土壌適応性が低く,土壌pHや施肥管理がシビアでかなり取り扱いが難しいという特徴もありますので,最初に選ぶ品種としては不向きかもしれないですね。

チャンドラー(Chandler)

1994年に発表された品種で,果実は非常に大きくて,風味が良いという特徴があります。

収穫時期は6月下旬~7月上旬頃。

樹の成長はそれなりに早く,収穫量は多めという特徴ですので,ノーザンハイブッシュ系の中で最初に育てる1品種に選んで良いと思います。

サザンハイブッシュ系

サザンハイブッシュブルーベリーは,ノーザンハイブッシュ系からつくられた新しい系統で,ノーザンハイブッシュ系よりも暑さに強く,成長が早い品種が多いという特徴を持っています。

また,ノーザンハイブッシュ系と同じく,果実が大きく,味と香りのよい品種が多くあり,ラビットアイ系より早く収穫出来るという特徴もあります。

冬が-10℃以下になる地域では,生育不良になるとのことで,関東地方以西での栽培が適しているようです。

私が育てているサザンハイブッシュは6品種で4本自根,2本接木苗です。

オニール(O’Neal)

1987年に発表された品種で,果実は大きくて,風味が良くバランスが良いという評価が得られており,サザンハイブッシュ系の基準となっている品種です。

収穫時期は6月上旬~中旬頃。

樹の成長が早く,収穫量も多めという特徴ですので,サザンハイブッシュ系の中で最初に育てる1品種に選んで良いと思います。

ミスティ(Misty)

1990年に発表された品種で,果実は中くらい,風味がアロマとの評判です。

収穫時期は6月下旬~7月上旬頃。

樹の成長は早く,収穫量はかなり多いという特徴ですので,サザンハイブッシュ系の中で最初に育てる1品種に選んで良いと思います。

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ラビットアイ系

ラビットアイブルーベリーは,暑さに強く,丈夫な系統で,樹の成長が早く大きく育つため,初心者に向いています。

収穫時期はハイブッシュ系よりも遅く,7月中旬頃から遅い品種で9月まで収穫出来るという特徴もあります。

冬が-10℃以下になる地域では,生育不良になるとのことで,関東地方以西での栽培が適しているようです。

私が育てているラビットアイは4品種で全て自根です。

ホームベル(Homebell)

1955年に発表された品種で,果実は小粒で丸くて甘く,日本で最も古い個体があるという伝統的な品種です。

収穫時期は7月下旬~8月中旬頃。

樹の成長が非常に早く,収穫量も多いという特徴ですので,ラビットアイ系の中で最初に育てる1品種に選んで良いと思います。

ブライトウェル(Brightwell)

1981年に発表された品種で,果実は中くらい,風味が良くラビットアイ系の基準となっている品種です。

収穫時期は7月下旬~8月中旬頃。

樹の成長は早く,収穫量も非常に多いという特徴ですので,ラビットアイ系の中で最初に育てる1品種に選んで良いと思います。

栽培品種の選び方のコツ

家庭菜園で選ばれる3つの系統の特徴はこれで分かったかと思いますが,自分に合った品種の選び方のコツを紹介します。

1系統につき2品種選ぼう

ブルーベリーは,花が咲き昆虫が訪れて花粉を運び,他品種の花粉を受粉することでことで実がなります。

そしてブルーベリーの樹は単独で受粉しない,つまり自家受粉しない品種が多いため,1本では結実が難しいと言われています。

そのため,ノーザンハイブッシュ系,サザンハイブッシュ系,ラビットアイ系のそれぞれで最低2品種を選んで栽培することをおすすめします。

開花期の近い品種を選ぼう

さらに,系統が同じ品種でも開花期が異なります。

早い品種で3月下旬頃開花するものがあり,遅い品種では4月末まで花が咲きません。

開花期を調べてから,系統ごとに2品種以上購入しましょう。

なお,私が栽培している上記の系統でそれぞれ2種類紹介していますが,開花期を合わせて選んでいるため,上記の組み合わせであれば間違いありません。

また,開花期が早すぎる品種の場合は,春がきて間もないため花粉を運んでくれる昆虫が少なく,結実率が悪くなる可能性がありますので,最初に購入する品種としてはおすすめ出来ませんね。

鉢植え栽培ならハイブッシュ系を選ぼう

手軽に少ないスペースで栽培を始めようと鉢植え栽培を選んだ方には,ハイブッシュ系から選ぶことをおすすめします。

なぜなら,ラビットアイ系は樹の成長が良く,庭植えであれば成木になると3mを超える立派な果樹に成長します。

鉢植え栽培では,根の成長範囲が限られてしまうため,そこまで成長することが出来ず,せっかくのラビットアイ系の魅力が引き出せません。

それに比べてハイブッシュ系は1.8m程度にしか成長しませんので,コンパクトな樹形を維持することができ,鉢植えでの管理がしやすいです。

ということで初めてブルーベリーを鉢植えで栽培するなら,管理のしやすいハイブッシュ系から始めることをおすすめします。

まとめ

ブルーベリーの基本的な情報と品種の選び方について簡単に紹介しましたがいかがでしたか?

ブルーベリーは比較的新しい果物ですが,初めて栽培しようと思う方には品種が多すぎて選ぶのが難しい反面,栽培には魅力がたくさんあり,品種選びを間違えなければ日本全国で栽培可能な敷居の低い果樹だということが分かってもらえたかと思います。

この記事を読んでみて,初めて果樹を栽培するならブルーベリーを選んでみようと思って貰えたら幸いです。

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2020年9月14日 By おんきち コメントを書く

Filed Under: 園芸 関連タグ:サザンハイブッシュ, ノーザンハイブッシュ, ブルーベリー, ラビットアイ, 品種

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