皆さんこんにちは。
おんきちです。
前回に引き続き,ブルーベリーが紅葉している様子を品種ごとに記録しましたので,ブルーベリーの紅葉とともに,ブルーベリーの成長記録について紹介します。
また,少し写真が多いので前後編に分け,前編はラビットアイ系統とノーザンハイブッシュ系統の6品種を紹介しましたので,後編はサザンハイブッシュ系統の6品種を紹介しますね。
目次
11月はブルーベリーの紅葉の美しさが見ごろを迎える
10月中旬から庭で栽培しているブルーベリーの中でも,サザンハイブッシュ系統の一部が紅葉し始めていました。
それが11月になり秋が深まると,ブルーベリーの紅葉はノーザンハイブッシュ系統もラビットアイ系統も紅葉が始まり,庭全体で紅葉が進み始めました。
さらに11月下旬となると,全体の紅葉がピークを迎える品種も現れる一方で,サザンハイブッシュ系統の一部は早くも落葉し始めるようになり,庭全体として見頃を迎えました。
ブルーベリーは果実の収穫だけでなく観賞用としても楽しめる
ブルーベリーを栽培していると,春はドウダンツツジに似た小さな花が咲き,夏は美味しいブルーベリーの果実を収穫して楽しむことが出来ます。
さらに秋が深まる11月には,ハイブッシュ系統の紅葉はドウダンツツジと同じように真っ赤に美しくなり,四季を感じる観賞用としても楽しむことが出来るようになりますよ。
品種によって紅葉の色が異なる
紅葉の色には,鮮やかな鮮紅色,黃紅色,褐色のものがあって,品種によって微妙に色合いが違っているようです。
少数多品種を栽培している方であれば,どの品種がどういった色の葉となるか観察してみてはいかがでしょうか?
一般的な特徴として,ハイブッシュ系統の品種はやや鮮やかな色調が多く,ラビットアイ系統では,暗めの色合いが多いようです。
紅葉には植物色素のアントシアニンが関わっている
なお,ブルーベリーの果実の皮が青紫色となる現象と,葉が赤く着色する現象は,どちらも植物色素であるアントシアニンが蓄積した結果です。
青色と赤色の異なる色に変化する現象のどちらにも,アントシアニンが関わっているのは面白いですね。
ちなみに,アントシアニンは抗酸化物質として知られており,ポリフェノールのうちフラボノイド類に属します。
身体に良いと言われるポリフェノールの一部については効用を調べたことがあり,総じて人体に好影響を与える傾向がありましたので,アントシアニンも何かしらの抗酸化作用があるかもしれないですね。
紅葉が終わると落葉する
また,紅葉が終わると落葉しますが,ラビットアイ系統やサザンハイブッシュ系統の一部の品種では,春近くまで落葉しない場合もあります。
我が家のブルーベリーで言うと,ラビットアイ系統ならブライトウェルとクレイワー,サザンハイブッシュ系統ならミスティ,フロリダスター,プリマドンナですね。
ブルーベリー成長記録
前回11月24日の記事では前編としてラビットアイ系統の4品種とノーザンハイブッシュ系統の2品種を紹介しましたね。
【ブルーベリー栽培】紅葉が見頃を迎え庭から秋の季節を感じます
今回は,品種ごとにしっかりと撮影して観察しましたので,それぞれの系統ごとに紹介しています。
栽培中のブルーベリーの様子はというと,既に落葉が始まっている品種,完全に紅葉した品種,紅葉し始めたの品種,緑のままで紅葉していない品種に分かれていました。
品種ごとに紅葉の色や,時期が違うのは面白い発見でしたね。
今回は,サザンハイブッシュ系統の6品種を紹介します。
サザンハイブッシュブルーベリー
栽培しているサザンハイブッシュ系統の品種は,鉢植えの接木オニール(4年生),接木ミスティ(4年生),フロリダスター(4年生),フリッカー(4年生),プリマドンナ(4年生),スノーチェイサー(3年生)です。
4年生接木オニール
鉢植えの接木オニール(4年生)は,完全に紅葉していました。
多少ですが落葉もみられます。
オニールの主軸は3本で,枝はかなり充実しているので,剪定はあまり悩まなくても済みそうです。
残念ながら,今年成長した根元の主軸1本は枝分かれが悪かったのと,根元からのシュートが発生しなかったので,残りの2本から収穫を期待するしかありません。
来年は500g~1kg程度は収穫したいので,剪定時に花芽は積極的に残していこうと思います。
紅葉している枝に注目してみると,葉の色は暗い赤色ですね。
褐色といったところでしょうか。
また,既に花芽の分化は進んでおり,ほとんどの枝では花芽が出来ていました。
冬の剪定が待ち遠しいです。
2020年の3年生オニールの成長記録はこちらです。
3年生苗ブルーベリーのオニールが1年間でどう成長していったか記録しました
4年生接木ミスティ
鉢植えの接木ミスティ(4年生)は,まったく紅葉が始まっていませんでした。
同じサザンハイブッシュ系統でもミスティだけ異色の存在です。
2020年の1月も一部は紅葉していない葉がありましたでしたので,そういう品種特性かもしれないですね。
今年嬉しかったのが夏に根元からのシュートが1本発生したので,将来の主軸候補が出来たことです。
枝分かれも良いので,多少結実させつつ主軸として成長させていこうと思います。
結果枝はかなり充実しているので,収穫量を確保しながら樹の成長を見込めそうですね。
ミスティは過剰に花芽をつける傾向にあるので,来年は500g~1kg程度を収穫目標として,剪定時に花芽は3分の2程度は落としていこうと思います。
葉に注目してみましたが,紅葉が始まる気配はなさそうですね。
既に花芽の分化は進んでおり,ほとんどの枝では花芽が出来ていました。
冬の剪定が待ち遠しいです。
2019年の2年生ミスティの成長記録はこちらです。
2年生苗ブルーベリーのミスティが1年間でどう成長していったか記録しました
4年生フロリダスター
鉢植えのフロリダスター(4年生)は,8割程度紅葉が進んでいました。
あまり綺麗な紅葉とはいえませんね。
夏剪定をしていませんので,枝が伸び放題です。
冬剪定は主軸3本を基準にして花芽をどれだけ残すかといったところでしょうか。
1本1本の枝が太く,かなり充実しているので,収穫量を確保しながら樹の成長を見込めそうですね。
来年は700g~1.2kg程度を収穫目標として,剪定していこうと思います。
紅葉している枝に注目してみると,葉の色は暗い赤色に黄色が混じっていますね。
黃紅色といったところでしょうか。
また,既に花芽の分化は進んでおり,多くの枝では花芽が出来ていました。
冬の剪定が待ち遠しいです。
2020年の3年生フロリダスターの成長記録はこちらです。
3年生苗ブルーベリーのフロリダスターが1年間でどう成長していったか記録しました
4年生フリッカー
鉢植えのフリッカー(4年生)は,9割以上で紅葉が進んでいました。
あまり綺麗な紅葉とはいえませんね。
フリッカーも急成長したおかげで枝が伸び放題です。
冬剪定は春から成長させた3本の主軸に加え,夏に急成長した根元からのシュートを加えた主軸4本を成長優先にして,周囲の結果枝を残して収穫量を確保していこうと思っています。
来年は1kg以上を収穫目標としたいですね。
紅葉している枝に注目してみると,葉の色は暗い赤色と鮮やかな色調の赤が混ざっていますね。
褐色か鮮紅色のどちらといえば良いか分かりません。
また,既に花芽の分化は進んでおり,ほとんどの枝では花芽が出来ていました。
冬の剪定が楽しみです。
2020年の3年生フリッカーの成長記録はこちらです。
3年生苗ブルーベリーのフリッカーが1年間でどう成長していったか記録しました
4年生プリマドンナ
鉢植えのプリマドンナ(4年生)は,完全に紅葉していました。
4年生にしては樹のボリュームがすごいですね。
2020年で最も成長したサザンハイブッシュ系統の品種です。
急成長したおかげで枝が伸び放題です。
冬剪定は春から成長させた4本の主軸を成長優先にして,周囲の結果枝を残して収穫量を確保していこうと思っています。
プリマドンナは既に十分立派な樹に成長しており,来年は収穫量を最大にしてみようと思いますので,どれだけ収穫できるのか楽しみです。
来年は1.5kg以上を収穫目標としたいですね。
紅葉している枝に注目してみると,葉の色は鮮やかな色調の赤と黄色が混ざっていますね。
最終的には鮮紅色になるといったところでしょうか。
また,花芽の分化はあまり進んでおらず,枝の先端に少しだけ花芽が出来ていました。
間違えて花芽を落とさないように,1月の剪定である程度形を決めてから,2月に花芽を調整した方が良いかもしれないです。
2020年の3年生プリマドンナの成長記録はこちらです。
準備中です。
3年生スノーチェイサー
鉢植えのスノーチェイサー(3年生)は,9割以上紅葉しており,落葉も始まっていました。
3年生としては期待以上の成長をしてくれ,今年の萌芽前の3月時点では2本の枝+αでしたが,ここまで成長したのがスノーチェイサーです。
左右の上に伸びた枝3本を主軸として剪定をしていき,大きく育てたいと思います。
また,細い枝は多少見られたので,ある程度の太くなった枝のみ残し,味見程度に花芽を残して成長を促し,来年を飛躍の年にしたいですね。
来年は300~500g程度を収穫目標としたいですね。
紅葉している枝に注目してみると,葉の色は鮮やかな色調の赤でした。
鮮紅色といったところでしょうか。
また,花芽の分化はあまり進んでおらず,枝の先端に少しだけ花芽が出来ていました。
プリマドンナと同じく間違えて花芽を落とさないように,1月の剪定である程度形を決めてから,2月に花芽を調整した方が良いかもしれないです。
2020年の2年生スノーチェイサーの成長記録はこちらです。
2年生苗ブルーベリーのスノーチェイサーが1年間でどう成長していったか記録しました
栽培管理
11月の栽培管理は、植え替えと水やりです。
今月植え替えする品種はない
残念ながら9月と10月で植え替えする品種はありませんので、特に作業することはありませんでした。
10号スリット鉢のスパルタンはいつになったら45Φナーセリーポットに鉢増し出来るのやら…
自動潅水機の電池交換をした
鉢植えの品種を写真撮影をしていたときに、鉢が軽いなと思っていたら、なんと自動潅水機であるタカギの「かんたん水やりタイマー」が電池切れを起こしていました。
前回記録した10月16日以降のいつから電池が切れていたのか分かりませんが、幸いにも水の需要が少ない紅葉の時期だったため、自然の降雨だけでもブルーベリーたちは枯れていませんでした。
2019年2月に購入してから初めての電池交換ですので、電池の寿命は1年8ヶ月くらいですね。
次回から余裕をもって1年半くらいで交換しようと思います。
水やりの間隔
水やりの間隔は,変わらず「3日に1回5分間」にしました。
タカギ(takagi) 自動水やり かんたん水やりタイマー雨センサー付 タイマー予約 自動水やり GTA211 【安心の…
まとめ
ブルーベリーの紅葉について後編としてサザンハイブッシュ系統を紹介しましたがいかがでしたか?
ブルーベリー栽培は,果実を食べるだけではなく観賞用としても十分に活用出来る優秀な果樹です。
今がブルーベリーの紅葉のピークですので,落葉する前に鑑賞しておいて良かったです。
皆さんもぜひブルーベリーの紅葉を楽しんで下さい。
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