皆さんこんにちは。
おんきちです。
今回は2020年のブルーベリー栽培について総括をしていきます。
第二弾として,2020年の水やり計画とその結果について振り返っていこうと思います。
目次
栽培しているブルーベリーは3系統12品種
私が栽培しているブルーベリーの数は,ラビットアイ系の4品種,ノーザンハイブッシュ系の2品種,サザンハイブッシュ系の6品種,合計で3系統12品種です。
また,それぞれの系統の品種は以下のとおりです。
ラビットアイブルーベリー
2020年12月時点で栽培しているラビットアイ系(RE)の品種は,地植えのホームベル(11年生),鉢植えのブライトウェル(4年生),タイタン(3年生),クレイワー(3年生)です。
ノーザンハイブッシュブルーベリー
2020年12月時点で栽培しているノーザンハイブッシュ系(NH)の品種は,鉢植えの接木スパルタン(4年生),接木チャンドラー(4年生)です。
サザンハイブッシュブルーベリー
2020年12月時点で栽培している栽培しているサザンハイブッシュ系(SH)の品種は,鉢植えの接木オニール(4年生),接木ミスティ(4年生),フロリダスター(4年生),フリッカー(4年生),プリマドンナ(4年生),スノーチェイサー(3年生)です。
2020年の成長記録
2020年にブルーベリーを栽培したときの成長記録は,品種ごとに紹介記事を作成しています。
以下の記事に成長記録のリンク先をまとめましたので,是非読んでみてください。
【ブルーベリー栽培】各品種の2020年成長記録をまとめました
2020年に試した水やり計画
2020年は,以下のような考えで水やり計画を作成しました。
水やりは鉢植え栽培の大切な管理項目
水やりの管理は,鉢植え栽培であれば特に気をつけなければいけません。
用土の乾燥はもちろんダメですが,水のやりすぎによる過湿にも注意しなければいけません。
基本的な水やりとしては,鉢植えの表面が乾いたら,鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとやるということです。
よくある間違いとしては,樹の上から幹や茎,葉の全体にかかるよう少量水をかけてあげるような行為です。
とはいっても,いつ,どのくらい水やりをすれば良いのか分かりづらいですよね。
趣味の栽培ですので勘に頼るのも良いですが,私は気象条件を記録しながら基本的に自動潅水機を利用して水やりをしています。
自動潅水機
私が利用している自動潅水機は,タカギの「かんたん水やりタイマー」です。
これは,実家の庭で遠隔栽培をしているためです。
雨センサーが付いているタイプを導入しているので,雨の日は水やりをすることはありませんし,必要量だけ毎回撒けるよう散水時間も調整しているので,無駄に水道代がかからないため節約になることと,正直言って水やりの面倒から開放されることは大きなメリットです。
その代わり,水やりタイマー本体だけでなく,スターターキットも必要ですので,初期投資が大きいのがデメリットですね。
基本的には,気象条件が一致する上のスケジュールに記載しているとおりの水やり間隔に設定しています。
ちなみに,私が使用している自動潅水機はタカギの「かんたん水やりタイマー」です。
まとめて買う方が少し安いですが,こちらは雨センサーが別売りなので,自動潅水機を導入するならどちらを選んでもいいと思います。
最初に自動潅水機を導入さえしてしまえば,一年中水やりはおまかせで問題ないので,水枯れといったミスはなくなります。
水やりの間隔は乾燥ぎみとなるように調整
2020年の水やり間隔は乾燥ぎみとなって根の成長を促せるよう調整することにしました。
特に気温に応じて間隔をあけるようにするため,
- 最高気温が10℃未満は「7日に1回3分間」
- 最高気温が10℃以上は「3日に1回3分間」
- 最高気温が25℃以上は「2日に1回3分間」
- 最高気温が30℃以上は「1日に1回3分間」
- 最高気温が35℃以上は「1日に2回3分間」
という自動潅水機の水やり設定にしました。
水やりの設定の詳細な期間
具体的に,2020年に計画した水やり計画は,いつの期間,どれくらいの水やり間隔を設定したかは以下のとおりです。
2020年の自動潅水機設定記録
設定開始日 | 設定終了日 | 水やりの間隔 | 散水時間 |
1月1日 | 3月6日 | 7日に1回 | 3分間 |
3月7日 | 4月28日 | 3日に1回 | 3分間 |
4月29日 | 6月24日 | 2日に1回 | 3分間 |
6月25日 | 7月20日 | 2日に1回 | 5分間 |
7月21日 | 8月9日 | 1日に1回 | 5分間 |
8月10日 | 9月11日 | 1日に2回 | 5分間 |
9月12日 | 9月18日 | 1日に1回 | 5分間 |
9月19日 | 10月15日 | 2日に1回 | 5分間 |
10月16日 | 12月13日 | 3日に1回 | 5分間 |
12月14日 | 12月31日 | 7日に1回 | 5分間 |
2020年水やり計画の成長結果
2020年に上記の水やり計画を実施した結果,わかったことは以下のとおりです。
1.気温の変化で間隔を変えることで乾燥ぎみに育てることができた
2020年3月の春の芽吹きから1年間の気温上昇とともに,水やりの間隔を徐々に変えていきました。
最大で水やりの間隔は7日に1回ですが,最も短い期間で1日に2回の間隔まで変化させました。
その結果,1年を通してブルーベリーの鉢植え栽培において,ほとんど鉢に対して乾燥ぎみに育てることが出来ました。
2.6月中には根と枝葉が成長したため水不足になった
ただし,4~5号ポットから7号スリット鉢に,7号スリット鉢から10号スリット鉢に植え替え直後の根張り具合であれば散水時間3分で十分ですが,6月25日の時点で散水時間が足りなくなったようで,水不足の傾向が見られていたため,散水時間を増やしました。
3.鉢増し後は散水時間を増やすことで調整可能
2020年の栽培計画が上手くハマったようで,多くの品種で大きく成長しました。
枝葉が成長すると同時に根の成長も促され,最も成長した品種で6月に鉢増し,さらに10月にも2回目の鉢増しをすることが出来ました。
その結果,水分要求量も増大するため,鉢増し後はより長い時間散水する必要がありますが,自動潅水機の設定を変更し散水時間を増やすことで調整することが対応できました。
4.用土によって水持ちが違う
ほとんどの品種で「ピートモス:もみ殻=1:1の配合用土」を使用しており,この用土であれば排水性が良いので,乾燥ぎみに育てることが出来ました。
しかし,市販の「ブルーベリーの土」を使用していた品種では,水持ちが良いため,ブルーベリーが鉢内の水分を使い切る前に散水が始まるようで,多少ですが過湿気味になっていたようです。
その結果,根の成長に違いがみられたので,用土に気をつける必要があります。
鉢増しの用土作り ピートモス:もみ殻=1:1
考察
2020年以上のとおり水やりの計画を実施しましたが,今回の結果から考えられることは,
排水性の良い用土を選び,年間を通して適切な水やり間隔を守ることで,ブルーベリーの成長を促進させる可能性がある
ということです。
用土選びと水やり間隔や散水時間との関係性
今回,成長の具合が良かった品種は,いずれも「ピートモス:もみ殻=1:1の配合用土」を使用していたため,排水性が良い用土でした。
よって,散水後に必要な水分を鉢内にストックしつつも,余分な水分を残さず水が滞留しないような用土になっていた可能性があります。
このような用土の上に,今回の自動潅水機の設定が上手くハマり,結果的に,乾燥ぎみの栽培となったのかもしれませんね。
市販の「ブルーベリーの土」はより水やりの間隔を空ける必要がある
しかし,市販の「ブルーベリーの土」を使用していた品種において,今回の水やり間隔ではまだ早いようで,鉢内に水が十分残っている状態で次の水やりが始まっていたようです。
もっと間隔を空ける必要あったので,同じ自動潅水機を使って水やり設定をするのであれば,出来れば用土は統一した方が良さそうですね。
引き続き水やり間隔と散水時間による成長の違いについて観察していこうと思います。
2020年2月8日撮影 2020年11月21日撮影
まとめ
2020年のブルーベリー栽培において,水やり計画とその結果について紹介しましたがいかがでしたか?
ブルーベリー栽培に関してのスタンスは,いかにブルーベリーを楽に育てて美味しく育てる方法を見つけていき,自分の栽培方法を確立させ,それがマニュアル化することを目標に栽培を楽しんでいます。
皆さんもブルーベリー栽培を楽しんで下さい。
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