今回は,PEラインとショックリーダーを結ぶのが苦手な方に是非オススメしたい,クレイジーオーシャンから2018年に発売したフラッシュリーダーを紹介します。
目次
面倒なPEラインとショックリーダーを結ぶ手間が省ける便利用品
概要
皆さんはPEラインとリーダーを結ぶ時はどうしていますか?
多くの方はFGノット等の摩擦系ノットを採用しているのではないでしょうか?
ラインブレイクが最も多い箇所は,ルアーやサルカンとの結び目や,PEラインとリーダーとの結び目だと言われています。
実際,どれだけ上手な人でも,結び目付近ではライン強度の90%程度しか発揮できていない場合が多いです。
特にPEラインとリーダーは結ぶのに時間がかかるため,何回も使い回す人が見受けられますが,時間が経てば経つほどに結束力は低下していくため,
リーダーは出来れば釣行の度に新たに結び直した方が良いとされています。
そんなFGノット等の摩擦系ノットは,手際の良さやハーフヒッチの回数にもよりますが,5分~15分程度といった面倒な作業ですよね。
家の中でするならそこまで手間だとは感じませんが,魚が釣れている時合のタイミングで高切れやリーダー切れといった場合は,
少しでも時間をかけるのがもったいないと感じるかと思います。
そこで今回は,そんな面倒な作業を劇的に短縮できる,クレイジーオーシャンから発売したフラッシュリーダーのその特徴や使用方法について紹介します。
特徴
2018年ノット革命起きる!業界初!!PRノットを使用したループtoループで接続可能な特許出願中の凄いリーダー!
その1 接続スムーズ!スプールごと通せる親切設計!
- メインラインのチチワに「Flash leader」のチチワをくぐらせる
- 「Flash leader」のチチワをスプールにくぐらせる。
- 左右にひく
- 完成
その2 安心の強度,ガイド通りのスムーズさ
PRノットの採用で強度とガイド通りのスムーズさが飛躍的に向上!
その3 豊富なバリエーション!全25アイテムを発売予定!
リーダー号数は1.7号から12号まで幅広いアイテムを予定!ショアのライトソルトから近海のオフショアまで,用途に合わせた号数と長さをラインナップ!
商品の印象
商品名のフラッシュリーダーという名称が表しているとおり,非常に簡単に結ぶことが出来ます。
バリエーションも豊富で,1.7号 3mから,12号 10mまで幅広く取り揃えています。
これまでにもクレイジーオーシャンから「簡単リーダーシリーズ」という商品はあったのですが,5号より太いリーダーと取り扱っていませんでした。
意外と今までにありそうでなかった商品といった感じです。
価格は,600円から1,000円ほどで,2セット入っていますので,1セット300円から500円です。
フロロカーボンのリーダーは,8号30mで1,200円前後ですので,自分で作っても5mで200円程度はかかります。
今までリーダーを結ぶことにかけてきた時間を考えれば買って損ということはなさそうです。
これがどういった場面で役立つかというと,釣りの最中に予期しないラインブレイクが起きたときですね。
実際によくある場面として,
- ショアジギングでファイト中に磯際で根ズレでラインブレイク
- オフショアジギングで根に潜られてラインブレイク
- 根掛かりでラインブレイク
- サワラ等の歯が鋭い魚にラインがあたり高切れ
こんな状況は,大抵釣れているときですので,1秒でも早く釣りたいですよね。
そんなときは気持ちが焦ってしまい,どうしてもきれいに結べなかったり時間がかかってしまうと,せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。
使用方法と実際に使用した感想
実際に使用するときの手順は次のとおりです。
- 道糸のPEラインをトリプルエイトノット(トリプル8の字結び)で輪を作る
- 結び目で6~10回ハーフヒッチをする
- エンドノット処理をする
- 作った道糸の輪にフラッシュリーダーのチチワをくぐらせる
- スプールにくぐらせる
- 左右にひく
実際にやってみると,道糸のPEラインにチチワを作る作業が2~3分,フラッシュリーダーに通す作業が1~2分で,合計5分以内で終わります。
さて,問題は強度がしっかりと保たれているのか?ですよね。
自宅で強度テストをしたところ,フラッシュリーダーの部分から切れることはなく,PE2号の道糸の結び目部分が最も強度が弱かったようで,5~6kg程度で切れました。
道糸PE2号の元々の強度は,11.0kgですので,約50%の強度といったところでしょうか。
購入して2年半経過したPEラインで行った強度テストですので,新品のPEラインならもっと強度が出ると思います。
ちなみに,トリプルエイトノットのみだと5kg前後で切れましたので,上記の手順よりも10%程度強度が落ちます。
フラッシュリーダーのPEライン部分(2号)は問題ありませんでした。(やっぱりPEラインが古いのが原因か…)
なお,1月に私が釣り開始1投目で高切れをしてしまった後,8号のフラッシュリーダーを使用してオフショアジギングをしたときは,68cm 2.8kg(血抜き後)のブリ(ワラサ・メジロサイズ)でしたが,特に問題なく釣り上げることが出来ました。
ちなみに7月発売にもかかわらず,1月に使用しているのは,クレイジーオーシャンの方が船長へ提供した試作品を私が使われてもらったためです。
そのときの釣行記はこちら。
リールのドラグ設定次第では,8号のフラッシュリーダーで10kgの青物でも釣り上げることが出来るかと思います。
何より船の上で作る私のFGノットよりも,早く結ぶことが出来,確実に強度も高いはずです(笑)
まとめ
- 豊富なバリエーション
- 5分以内でショックリーダーを結ぶことが出来る
- 強度は3kgのワラサ・メジロサイズなら実証済み
- 価格は600円から1,000円まで
決して手が出せない価格ではありませんが,すべてのショックリーダーをこれに置き換えることは難しい価格設定だとは思います。
しかし,今までありそうでなかった商品で,劇的に時間を短縮出来るものですので,予備のリーダーとして1つ用意しても良いかなと思わせる商品です。
特に,オフショアジギングで根掛かりや高切れをしたときに威力を発揮するものですので,ぜひオススメします。
私の記事が皆さんの参考にして頂ければ幸いです。
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