今回は,釣り番組「THEフィッシング」で2018年11月3日に放送された「秋磯シーズン開幕!愛媛 グレ釣り」の感想です。
目次
動画
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釣行データ
場所
- 愛媛県宇和島市
- 御五神島
時期
- 10月中旬
- 初日:晴れ
- 2日目:晴れ
出演者
- 田中貴
- 山元隆史
釣法
- 磯釣り
- フカセ釣り
釣果
初日
- メジナ(クチブトグレ)
2日目
- メジナ(クチブトグレ)
- クロメジナ(オナガグレ)
あらすじと感想
フカセ釣りとは?
フカセ釣りとは,堤防釣りや磯釣り等でよく見かけられるエサ釣りの一種ですね。
中通しの円錐ウキを使い,その先はエサや針,糸だけ重さを利用した仕掛けを使い,エサを海中に漂わせて魚を狙う釣り方のことです。
エサはオキアミ3kgのブロックと配合エサを混ぜ合わせたマキエを海中に漂わせながら,マキエに同調した本命のオキアミを付けた針で魚を釣ります。
また,主なターゲットはメジナ(グレ)や黒鯛(チヌ),真鯛といった魚です。
私自身は磯釣りをあまり経験しておらず,しかもルアー釣りであればショアジギング,キャスティング,エギングをしたことはありますが,エサ釣りでは胴突き仕掛けで磯際の魚を狙うといったくらいしかやったことがないので,フカセ釣りは全くといって経験がありません。
「釣り百景」で2018年10月25日に放送された「鹿児島県佐多岬の磯を満喫!フカセ&ルアーで磯魚を釣って食す」で磯釣りのトップトーナメンターの平和卓也さんが磯釣りの釣りの魅力について紹介されましたので,今回の「THEフィッシング」ではどうやって紹介されるか楽しみですね。
出演者
今回のアングラーは,田中貴さんと山元隆史さん。
熊本在住の田中貴さんは,過去にグレ釣りにおける最高峰の大会とされているグレマスターズにおいて3連覇を含む計5回もの優勝経験があるほどの腕前で,グレ釣りのトップトーナメンターのようです。
トーナメンターというと,短時間で確実に釣果を上げるため,海の状況に応じた攻めの釣りが求められるので,初めての磯でも順応力が鍛えられていると思います。
反対に徳島在住の山元隆史さんはグレのサイズにこだわっているようで,MAX69cmとかなりの大物を釣った経験があるようです。
田中さんと比べるとキャリアに見劣りしますが,山元さんが田中さんに地元の磯を紹介するというのが今回の企画みたいですね。
OP
番組冒頭は宇和海の紹介から始まりました。
早速渡船で御五神島で目的の磯に到着すると,2人の紹介と今回の目的と意気込みを語ったところで早速釣行開始です。
釣行初日
天気は釣り日和な絶好の晴れのようです。
最初にフカセ釣りの釣り方とエサの付け方等の基本的な説明が入りました。
すると早速山元さんにヒットし,35cmほどの良型メジナ(クチブトグレ)を釣り上げました。
ここで山元さんの仕掛けについて紹介があり,
- 道糸 1.85号
- ウキ 2B
- スイベル12号
- オモリ1 2B(0.75g)
- オモリ2 ジンタン5(0.16g)
- ハリス フロロ1.75号
- ハリ グレバリ5.5号
という大物を視野に入れたセッティングで釣ったようです。
ウキ下のハリスは4.5mから7.5mに変更したようです。
そうこうしているうちに田中さんにもヒットし,30cm未満の小型メジナ(クチブトグレ)を釣り上げました。
ここで田中さんの仕掛けについても紹介があり,
- 道糸 1.65号
- ウキ 0号
- ハリス フロロ1.5号
- ハリ グレバリ5号
という完全フカセと呼ばれるセッティングで釣ったようです。
すると水面からイスズミの群れが見え,その中にグレも見えた山元さんが周辺に仕掛けを投入すると,大物がヒット!!
竿が良い曲がりを見せていましたが残念ながらハリス切れでバラしていました。
次に田中さんが棒ウキの仕掛けに変更するとヒット!!
30cmちょっとのメジナ(クチブトグレ)が釣れていました。
田中さんは完全フカセの仕掛けと棒ウキの仕掛けを柔軟に使い分けてトーナメントに挑んでいるとの説明がありました。
ここで1日目の釣行終了。
あまり状況が良くなかったのかあまり釣果がさえませんでしたね。
百戦錬磨のトーナメンターでもこれだけ苦戦する磯釣りは,それだけ難しい釣りということがよく分かりますね。
釣行2日目
釣行2日目は別の磯に上がったようです。
この日は2人で40cmのグレを釣ること,クロメジナ(オナガグレ)を釣ることを目標にすることを確認して釣行を開始していました。
ここでナレーションにより,メジナ(クチブトグレ)とクロメジナ(オナガグレ)の違いを解説していました。
岸際のメジナに対し,クロメジナの方が沖合にいることや,メジナよりも大型に成長すること,エラブタの縁に違いがあるようです。
山元さんはクロメジナが釣れるよう太軸の針を使用して釣行開始。
するとヒット!!
釣り上げてみるといきなりクロメジナを釣り上げていましたよ。
早速クロメジナで40cmの目標を達成していました。
山元さんからのアドバイスによると,グレは浮いているようで,早速田中さんが浮いてきた魚を狙ってみると,狙い通りヒット!!
良い竿の曲がりを見せた上がってみたのは,良型のクロメジナ(オナガグレ)でした。
これには田中さんも満足げな様子です。
サイズを測ってみると,なんと45cm!!
とは言うものの,口閉じ尾開きの測り方ではないので,実際には42cmくらいでしょうね。
もしかして磯釣りでは尾を閉じた状態の最長寸を測るのが基本なのでしょうか?
ここで,田中さんがクロメジナ(オナガグレ)を釣ったときの状況を説明すると,マキエを打ってから5秒間数えてからマキエのポイントに仕掛けを投げて上げると釣れたとのこと。
次に山元さんが潮の流れが止まった時に有効なのが,オモリを打たずに軽い仕掛けを沖へ投げてから少し引いて上げると良いようです。
するとヒットし,良型のメジナ(クチブトグレ)が釣れていました。
サイズを測ってみると,なんと47cm!!
とは言うものの,やっぱり口閉じ尾開きの測り方ではないので,実際には45cmくらいだと思います。
山元さんが最長寸のグレを釣ったところで釣行終了。
きっと47cmというのはこの時期としてはかなりの良型なんでしょうね。
それにしても,もう少し魚のサイズを紹介するならしっかりと測った方が良いと思いますよ。
あと,釣りのジャンルが違うのでなんとも言えませんが,オフショアジギングで50cmのイナダ(ハマチ)を釣り上げても特に何も思わなかったりするので,この感動は磯釣り師経験者にしか分からないのかなと思いました。
ダイワ銀狼カップ2018
番組終了かと思いきや,第3回ダイワ銀狼カップ2018の全国決勝大会の様子を紹介していました。
トーナメントはかなり難しいのか,全国決勝大会まで駒を進めた16名でも制限時間内で実力を発揮することが出来ずに優勝経験者でもボウズに終わったりする中,なんとか釣り上げた2名が決勝戦に進出。
しかし決勝戦は2名ともボウズに終わり,大会規定により準決勝の重量勝負となり,山本恭正選手が優勝したというところで番組終了。
こういう大会に出場する方達は本当に努力とお金を惜しまない方のはずですが,それでも状況によっては全く釣れないこともあるほど難しいようですね。
まとめ
これだけのトップトーナメンターが紹介しても,磯釣りはそこまで釣れるわけではなかったのでやっぱり難しいジャンルの釣りだということが良く分かりました。
むしろこの難しいジャンルだからこそ釣れたときの喜びが違うので夢中になるのかもしれませんね。
磯釣りは始まったばかりで冬がシーズンの本番です。
これを機に磯釣りでフカセ釣りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
使用した道具
タックル
田中 貴
- ロッド:トーナメント ISO AGS リアフォース 1.25-53
- リール:トーナメント ISO 競技LBD
山元 隆史
- ロッド:トーナメント ISO AGS リアフォース 1.5-53
- リール:トーナメント ISO 3000SH-LBD
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