今回は,釣り番組「THEフィッシング」で2018年10月20日に放送された「手軽にアタリ連発!新感覚!ライトイシダイ」の感想です。
目次
動画
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釣行データ
場所
- 静岡県
- 伊豆半島
- 初日・2日目:東伊豆稲取
- 最終日:東伊豆八幡野
時期
- 時期不明
- 初日:晴れ
- 2日目:晴れ
- 最終日:晴れ
出演者
- 村越正海
釣法
- 磯釣り
- ライトイシダイ
釣果
初日
- イシガキダイ
2日目
- イシガキダイ
- アカハタ
最終日
- イシガキダイ
- ブダイ
あらすじと感想
ライトイシダイとは?
ライトイシダイって何のこと?と思いましたが,要はライトタックルで石鯛釣りを楽しみましょうということですね。
本来の石鯛釣りは,強烈な石鯛の突っ込みに耐えられるバットパワーを持つ竿に,太いライン,大きなリール,ワイヤーハリス,太い針といった強力なタックルで挑みますが,中小型の石物をメインターゲットにしたタックルで挑み数釣りを楽しむというのがライトイシダイのコンセプトみたいです。
石物とは,イシダイやイシガキダイを指し,どちらも引きが強いため磯釣り師の人気ターゲットの1つですね。
ダイワは,新しい釣りのジャンルを開拓して世に広めて釣り人を増やしていこうと頑張っていますが,石鯛釣り自体がライト層では手が出しづらい分野なのでライトイシダイが流行るかどうかは未知数かと思います。
私自身は磯釣りを数回しかやってないので,石鯛釣りにどんな魅力があるのか分かりませんが,石鯛は船釣りをしているとたまに外道で釣れて嬉しい魚ですよ。
また,私の中でこの釣りは,堤防釣りとして始めたメジナ(グレ)釣りを経験して磯釣り師となり,魚の引きに満足できなくなった釣り人が最後に行き着く釣りといったイメージですね。
出演者
今回のアングラーは,村越正海さん。
この人はかなり有名な方ですね。
チームソルティガのリーダーで,ソルトルアーフィッシングをメインに出演されていたかと思います。
たまにこういった新たなジャンルの伝道師として出演されることもあります。
ルアーにこだわらず様々な分野の釣りで活躍しているマルチアングラーですね。
私も是非このような方を目指していきたいと思っています。
OP
番組冒頭は静岡県伊豆半島に来ている村越さんがシーバス,キャスティズム,タイラバときてついにイシダイ釣りまで始めてしまったというコメントから始まりました。
そしてライトイシダイというジャンルについての説明があり,ヘビータックルやワイヤーハリスを使わずに数釣りを楽しむコンセプトであるとのナレーションがありました。
村越さんが言うには,ライトイシダイとは,イシダイがメインというよりは,1.5kgまでのイシガキダイをターゲットにした仕掛けをセッティングしているとのことで,ハリは10~12号,ハリスはフロロカーボン8号といった通常のイシダイ釣りよりは遥かにライトなセッティングにしているらしいです。
イシダイが釣れても2kgくらいまでは,釣れるとのこと。
また,このエリアでのライトイシダイは置き竿が一般的らしく,PEライン10号,フロロライン14号の2本竿に,ハリス8号20~40cm,ハリは10~12号で捨て糸はナイロン6~8号50~60cm,オモリは25~30号の胴突き仕掛けで狙うようです。
どう考えてもライトな仕掛けとは言えないのですが,この世界ではそうなのでしょうね。
釣行初日
天気は釣り日和な絶好の晴れのようですが,どうやら強風て釣りづらいようです。
ライトイシダイで使うエサは,村越さんが前日に磯際で調達したイワガニを使用するようです。
イシダイ釣りには一般的に,ウニやサザエ,赤貝といった高級なエサを使用しますが,まさかのエサを現地調達とはかなり気合が入ってますね(笑)
ここで,実は村越さんの磯釣りキャリアが50年であるとの紹介が!!
こんなに長いことやっていたなんてすごいですね。
釣行開始すると,沖のポイントを狙うものの,なかなかアタリがありません。
ただ,磯際を狙っていると,ようやくアタリが!!
残念ながら早合わせのせいでヒットすることはありませんでした。
次のアタリは,じっくりと食い込むまで待ってアワセを決め,25cm程のイシガキダイを釣り上げていました。
エサの付け方は,カニの足を全て取り,足の付け根から隣の付け根にかけて針を通していました。
次は遊動仕掛けに変えて釣りを始めると,早速イシガキダイを釣り上げていました。
ワイヤーハリスや大きな針では釣り上げることが出来ないサイズで,ライトイシダイの本領を発揮したとの説明。
その後は,調子よくポンポンとイシガキダイを釣り上げていました。
軽いタックルらしいので,手持ちでも全然釣りが出来るようです。
しかし,急に大物のアタリがあり,合わせるとすぐに竿が軽くなり,上げてみるとハリス切れをしていました。
こういうことが通常の石鯛タックルと比べると起こりやすくなるみたいですね。
それにしてもハリス8号でも切られるほど石物は歯が鋭いのがよく分かります。
気を取り直して釣りを続けていると,また大物がかかり釣り上げてみると1.3kgを超えるイシガキダイが上がりました。
さらに良型のイシガキダイがまた釣れていましたが,村越さんが魚をよく確認してみると,なんと先程切れた針がかかっており,ハリス切れした魚の正体を確認出来て納得していましたよ。
村越さんが非常に満足そうな顔で1日目の釣行終了。
これだけの釣果があれば村越さんも,たまにはエサ釣りも良いもんだと思ったんじゃないでしょうか。
っというかライトイシダイタックルの見た目は全くライトには見えませんでしたが,本来の石鯛タックルはよほど太い竿やリールを使っているんでしょうね。
1kgくらのイシガキダイならそんなに難しそうには見えませんが,磯釣りであのサイズを釣り上げるのは難易度が高いのでしょうか?
う~ん,良く分からない世界です。
釣行2日目
この日は潮が効いておらずかなり厳しい状況のようで,アカハタとイシガキダイが2匹釣れただけであっさりと釣行終了していました。
初日がかなり調子良かったので,サイズアップを期待しましたが,やはりそんなに甘くはないようですね。
こんな日もあるんだといったところでしょうか。
釣行最終日
2日間の釣行かと思いきや,なんと3日目がありました。
イシダイ,イシガキダイ釣りは2日間では釣れない可能性があると考えての企画だったということでしょう。
また,釣行3日目は地磯の場所を変えていました。
さらに,この日はエサをカニだけでなくサザエも使い,イシダイを中心に狙っていくようです。
カニはイシガキダイをメインのエサだったみたいですね。
やっぱりイシダイ釣りは,エサが高級ですね。
それはともかく,サザエの餌付けの方法を解説してくれました。
そのまま食べたほうが美味しいだろうなぁという感想はありますが,釣行開始すると早速アタリが!!
残念ながらエサをかじられただけでしたが,サザエをエサに使うと魚のかじった跡から,魚種とサイズを想像できるらしいのでエサとしてのメリットについて解説されていました。
もちろん魚種によって好物はあるはずなので,サザエだからこそ釣れるという状況もあるのだと思いますが。
さて,その後すぐにまたアタリがありますがなかなか針がかりしないようです。
竿を2本出して,片方はカニをエサに使用し,もう片方はサザエをエサに使用して置き竿をしていました。
すると,イワガニのついた竿にヒット!!
釣り上げてみるとブダイが釣れていました。
次もイワガニの竿にヒット!!
釣り上げてみると,1kgの良型イシガキダイが釣れ,この日も満足して最終日の釣行が終わり番組終了。
最終日も,本命の石鯛こそ釣れませんでしたが,良型のイシガキダイが釣れており,3日間で十分数釣りを楽しんでいる様子でした。
まとめ
1日に2~3匹釣れれば上等といったイメージのイシダイ釣りでしたが,ライトイシダイでは数釣りも楽しめることが良く分かりました。
メジナ(グレ)をメインターゲットにしている磯釣り師の方が次にイシダイ釣りを始めるには,まずライトイシダイで数釣りをするところから始めると良いかもしれませんね。
エサ代は高くつくかもしれませんが,イワガニを現地調達することも真似できればそういった心配もなく,地磯なので渡船代も必要としませんし経済的な釣りともいえます。
これを機にライトイシダイに挑戦してみてはいかがでしょうか?
使用した道具
タックル
村越 正海
- ロッド:幻覇王 弓剣 524
- リール:幻覇王 石鯛 ライト 20H
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