今回は釣り道具の情報について,普段ネットからの情報源だけで情報収集している方に知っておいて欲しいことを紹介します。
目次
情報の集め方は多岐にわたる
皆さんは釣り道具の情報をどのように集めていますか?
釣り雑誌で紹介されたものや,釣り番組で紹介されたもの,釣具屋の店員さんや乗合船の船長さん,知り合いの釣り人にオススメされたもの,ネットで情報を調べて,釣具屋やネットショッピングで釣り道具を購入される方が多いと思います。
情報の取得方法はおおまかに分けると以下の4パターンです。
- 雑誌や専門書などの紙媒体
- テレビなどの映像媒体
- ネットなどの電子媒体
- 人からの伝聞
個人的には上から順番に信用出来る情報だと思っています。
順番にみていきましょう。
雑誌や専門書などの紙媒体
釣りの雑誌や専門書を購入して釣り道具の情報を収集する方法ですね。
釣り雑誌は様々な出版社から発行されており,幅広い釣りのジャンルを総合的に網羅する雑誌から,ルアー釣りに特化した雑誌,釣り道具に特化した雑誌等,様々な書籍が販売されています。
数百円の書籍とはいえ1冊からでもかなりの情報量があり、メーカー毎の特徴について書かれた記事や,メーカー内でもブランド別に比較した記事など、そこから多くの専門的知識が得られます。
質・量ともに最もクオリティの高い情報と言えます。
また,書籍の出版には、多くの関係者が携わっており、記事の執筆者や編集者、発行する出版社の全てに責任があります。
全員が仕事として釣り道具の紹介に関する記事を作成しており,雑誌の売上や広告料から自分の報酬をもらうプロとして働いていますので,よほどのひどい釣り雑誌でない限り信頼して良い情報元と言えるでしょう。
テレビなどの映像媒体
テレビで放送される釣り番組や,ネット上で配信されている釣りチャンネル等で情報を収集する方法です。
実際に紹介する釣り道具を使って魚を釣っているシーンがあるため,直接視覚に訴えることができ,視聴者からは最も信用されやすい情報源です。
また,動画の制作においても書籍と同様に,多くの関係者が携わっており,出演者,映像編集者,配信する映像制作会社の全てに責任があります。
こちらも全員が仕事として釣り道具の紹介に関する映像を制作しており,広告料から自分の報酬をもらうプロとして働いていますので,よほどのひどい釣り番組でない限り信頼して良い情報元と言えるでしょう。
ただし,スポンサーの意向が全面に出てきますので,メーカー同士での比較はあまり期待出来ません。
いかに自社製品が優れているかという点を重点的にアピールしますので,かなり主観的な意見が大半です。
情報の受け取り側としては,プロの情報が無料で手に入る点が優れているところです。
ネットなどの電子媒体
情報の取得方法としては,最も多くの情報があり,かつ手軽に無料で取得することが出来ます。
ただし,メディア会社が制作する記事以外は個人で作成された記事のため,著作権は発生しますが記事に対する責任はありませんので,信頼性が乏しい情報がほとんどです。
特にインプレ記事は,個人の感想でしかなく,それ以上でもそれ以下でもありません。
釣りはフィールド・天候・時期等,状況が全く同じ条件などありえません。
その時釣れたからと言って,次回も同じ釣り方で同じように釣れるとは限らないのです。
さらに,釣れたときの条件や釣り方などをしっかりと考察した記事はほとんど見たことがありません。
文章を書く能力,釣り人としての能力,情報を考察するための能力など,全てがアマチュアレベルです。
皆さんはプロの情報とアマチュアの情報では,どちらが信頼出来ますか?
少なくとも私は前者です。
紙媒体・映像媒体と比較してネットなどの電子媒体の情報にもメリットはもちろんあります。
アマチュアだからこそ,スポンサーの意向などはなく,自分の意見がはっきりと言えます。
また,情報の受け取り側と最も同じ目線での使用感を知ることが出来ます。
当然私の記事もこのカテゴリーに当てはまります。
釣り道具のインプレ記事に説得力を持たせるためには,実際に釣行記を書くことが一番だと思っています。
また,多少の釣れた条件等を記載していますが,そこから全ての情報を得られるように作成していませんので,あくまで参考にする程度に留めておいて下さい。
人からの伝聞
自分の知識や経験をもとに話されたことを聞くことですね。
一般人だろうがプロであろうが,言ったことに対する責任はありません。
そして最も情報のレベルに差があるカテゴリーです。
乗合船の船長であれば,毎日のように得られる海の情報から最適な道具の選択が出来ます。
毎週末釣りへ行く上手い人,釣具屋の店員程度のレベルであればそこそこの信頼性といったところでしょうか。
ネットで得た知識を披露するだけの人であれば,信頼性はほとんどありませんね。
信頼できる人からの情報であれば信用したくなりますが,他の情報源も参考にすることをおすすめします。
複数の情報源から情報を取得しよう
4つの情報源について特徴をご理解頂けましたか?
もちろんネットの情報だけでも十分活用することは出来ますが,この釣り道具はとても良いという記事と,全くダメだという記事が2つ出てきたときにどちらを信用すべきでしょうか?
どちらも釣りの上手い人が書いた記事とは限りませんよね。
また,実際に釣りが上手い人に文章力がなければ,説得力がある記事を書くことは出来ず,間違った情報を載せた記事のほうが説得力がある場合も考えられます。
そこで,しっかりと中身を吟味した上で正しい情報かを判断する必要があります。
その判断する材料には,是非ネット以外の情報源も参考にして下さい。
プロの情報,スポンサーの意向,個人の感想等,1つの情報源からだけでは偏った知識が入ってしまいますので,特に高額な釣り道具の購入の際は,複数の情報源から複合的に判断する必要があります。
まとめ
- 雑誌などの紙媒体が最も信頼できる情報源
- ネットなどの電子媒体は今では最も身近な情報源
- 情報は複数の情報源から集めよう
釣り道具の情報源についてご理解頂けましたか?
決して安くない買い物ですので,納得して購入するために情報を得ることは間違っていません。
世の中には多くの情報が溢れていますので,正しい選択をするためには情報を受け取る側も知識が必要です。
1つの情報源を鵜呑みにするのではなく,複数の情報源からしっかりと中身を吟味した上で正しい情報かを判断して下さい。
私の記事が皆さんの参考にして頂ければ幸いです。
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