今回は,釣り番組「釣り百景」で2018年10月18日に放送された「渓流の宝石と戯れる 北海道でフライフィッシング」の感想です。
目次
動画
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釣行データ
場所
- 北海道野付郡別海町
- 西別川
- 阿寒川支流
時期
- 7月下旬
- 初日:晴れ
- 2日目:晴れ
- 最終日:晴れ
出演者
- 里見栄正
- 岡田美里
釣法
- 渓流釣り
- フライフィッシング
釣果
- ニジマス
- ヤマメ
- カワマス
- アメマス
あらすじと感想
フライフィッシングとは?
フライフィッシングとは,虫エサに似せたフライと呼ばれる毛針を使ったルアーフィッシングの一種ですね。
また,渓流で主にトラウトを狙いますので,トラウトフィッシングの一種でもあります。
トラウトとは,和名でマスがつく魚やサケ類の総称で,サケ目サケ科に属するアマゴ,イトウ,イワナニジマス,ブラウントラウト,ヤマメ,シロザケ,ベニザケ,キングサーモンなどを指します。
ちょうど先週放送された,「THEフィッシング」でも管理釣り場でトラウトフィッシングを楽しむエリアトラウトの紹介がされていましたので,こちらも是非ご覧下さい。
また,渓流釣りは食べることが目的ではなく,キャッチ&リリースが基本であるため魚体にダメージがかからないよう,かえしのない針(バーブレスフック)を使用することが多いですね。
そのため,ヒットしてもバラしが多いため難易度が高い釣りでもありますし,釣れても手前まで寄せたらランディングネットに入れ,魚体を丁寧に扱った状態で写真を撮る等して楽しむといったアウトドア的な要素が強い面があります。
自然を満喫しながら釣りで癒やされるという環境が釣り人だけでなく多くの人を夢中にさせるのかもしれませんね。
また,渓流釣りで有名な川では,管轄している川の漁業協同組合から遊漁券を購入して釣りを楽しむ必要がありますので,事前に釣りが無料で出来るかどうか調べておく必要がありますよ。
この釣りの良いところは,森林浴をしながら川のせせらぎを聞き,魚と対峙出来ることや,数少ない海から離れた場所でも気軽に楽しめる釣りであることなので,近くに渓流釣りが出来るところがないか調べてみると良いと思います。
ちなみに私自身はトラウトフィッシングならエリアトラウトでスプーンを使ったルアー釣りとしてやったことはありますが,渓流釣りやフライフィッシングをやったことはありません。
興味はあるのですが,現在住んでいるところは海の方が近いので,積極的に渓流釣りへ行こうという気持ちにはなりませんでしたね。
出演者
今回のアングラーは,里見栄正さんと岡田美里さんの2人。
里見さんといえば日本でのフライフィッシングの第一人者という方で,知る人ぞ知るカリスマ的存在です。
釣りといえばフライフィッシングというくらいメジャーな認識をされている北米へ渡り,釣行経験を持つほどのスペシャリストみたいですね。
フライフィッシングの魅力を伝えるには日本でこれ以上の方はいないという方をキャスティングしてくれました。
そして,岡田美里さんは今回ビギナー枠として呼ばれた方のようで,2年前にフライフィッシングを経験しているようで全くの素人というわけではありませんが,カリスマと一緒にフライフィッシングの魅力を伝えるというポジションでの出演になります。
今話題のタレントというわけでもありませんので,完全に過去の方という認識だったのですが,どういう経緯でこの出演依頼があり,どんな心境で受けたのが謎ですね。
OP
番組冒頭は北海道の自然豊かなフィールドの紹介や,里見さんと岡田さんがフライフィッシングの魅力について語るところから始まりました。
北海道の観光名所をそれぞれひと通り紹介された後,両者がたんちょう釧路空港から出てきて里見さんが今回狙いに行く場所の紹介と岡田さんが2年ぶりのフライフィッシングであるので教えてほしいとお願いしていました。
今回のターゲットは,ニジマス,ヤマメ,カワマス,アメマスの4種のようで,それぞれの魚の特徴についてナレーションで説明がありました。
また,事前に川の遊漁規制について確認するよう注意もありましたね。
ということで早速川釣行が始まりました。
釣行初日
釣行初日は穏やかな天気の釣り日和です。
まずは練習釣行ということで,岡田さんに慣れてもらうよう別の川でキャストの練習から始まりました。
里見さんが狙うポイントを指示しながら丁寧なレクチャーを受けると,すぐに岡田さんにニジマスが釣れていました。
順調かと思いきや,せっかくヒットしてもすぐにアワセることが出来ずになかなか釣ることが出来ないという場面が続きます。
里見さんが見本をみせるとすぐに釣れていましたよ。
さすがカリスマという感じです。
このまま続くかと思いきやこれで初日の釣行は終了。
やはりちょっと初心者にフライフィッシングは荷が重い釣りですね。
それでも岡田さんが早々に釣れたのは里見さんの丁寧なレクチャーのおかげだと思います。
釣行2日目
釣行2日目は本命の西別川にやってきました。
この日も穏やかな天気の釣り日和です。
凄い綺麗な川であることがよく分わりますね。
里見さんがこの日最初に使うフライという種類について岡田さんへ説明し,また狙うポイントについて詳細に説明してもらっていました。
これだけフライフィッシングのプロフェッショナルに丁寧に教えてもらえる環境が羨ましいですね。
狙った場所を数回流して反応がなければ次のポイントへ。
何回も流すと魚が警戒するので,ポイントを休めるか次のポイントへ移動してしまうかといった選択があるようです。
岡田さんが釣れなかったポイントへ里見さんが確認のために投げてみると,1投でアメマスが釣れていました。
さすがですね。
この後も岡田さんに投げてもらい,釣れなかったら里見さんが投げると釣れてしまうというシーンが何度も続いていました。
ここで,里見さんがフライの種類について説明があり,パラシュート,エルクペアカディスの2種類を紹介していました。
なんのことやらさっぱり分かりませんでしたが,パラシュートというフライが基本的にはどこでも使えるようですね。
フライを交換してようやく岡田さんにヤマメが釣れたので,ここで少し休憩し,これまでの釣行を振り返っていました。
結局里見さんが言うには場数を踏むしかないようですよ。
最後は滝のポイントへ行くと,岡田さんが上達しておりフライフィッシングのキャストが板についていました。
さらに里見さんのレクチャーもあり,20cmオーバーのヤマメが釣れていました。
里見さんが初心者へのアドバイスとして,フライを遠くに投げることに固執するのではなく,近くでも釣れるので楽しんでほしいということらしいです。
最後に里見さんが滝へフライを送り込むと,良型のアメマスを釣り上げていました。
ここで充実した2日目の釣行終了。
2日目の終わりは釧路のお店で,海産料理に舌鼓を打っていました。
また,最終日のプランについて打ち合わせもしていましたね。
サイズは大きくないですが,大自然に囲まれながら2人が優雅にフライフィッシングを興じている様子はすごく絵になりました。
何もかも忘れて釣りをするならこういうところへ行くのが良さそうですね。
釣行最終日
釣行最終日は阿寒川の支流にやってきました。
3日間通して天気が良いのでかなり恵まれたようですね。
3日目にもなると岡田さんの手付きが既にベテランのようになっており,当然のようにニジマスを釣っていましたよ。
しかも,本人の感覚で狙ったとおりにキャストして釣れたそうなので,自信でも上達したことを実感したようです。
里見さんも釣れていましたが,ここで最終日の釣行終了。
そのあとは,里見さんが岡田さんに感想を聞き,岡田さんが非常に今回の釣行に満足したとのコメントを残し,里見さんも安心した様子で番組終了。
まとめ
てっきり里見さんの釣り講座みたいな番組構成になるかと思いきや,岡田さんがいかにフライフィッシングの腕前が成長していくかを見ていくような構成になっていましたね。
初心者でもカリスマの教えがあれば,北海道という自然豊かな環境の中,数日の釣行を経験すれば十分上達出来ることがよく分かりました。
釣行したのは7月下旬とのことですので,今行っても寒くて釣りにならないでしょうね。
北海道での釣行は来年の夏に行ったほうがよさそうですが,非常に癒やされる釣りだと思います。
皆さんもぜひ渓流でフライフィッシングに挑戦してみてはいかがでしょうか?
使用した道具
タックル
里見 栄正
岡田 美里
- ロッド:アスキス J803
- リール:アスキス 3・4
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