2017年12月18日日曜日はアジとカマス狙いで船外機のレンタルボートを借りて釣りに行ってきました。今回の釣行記はそのときの釣果報告です。
目次
船外機のレンタルボートとは?
船外機
船外機(せんがいき)とは船舶の推進システムである。
アウトボードドライブとも呼ばれることもあり、日系企業の世界シェアをみればヤマハ発動機が40%でありスズキが15%であり本田技研が6%であり[1]、日系のスクーターメーカーが大半を占める。
船内機のようなエンジンやドライブのスペースが不要となるほか、船体のゆがみに起因するプロペラシャフトのトラブルの心配も無い。
多くは単機での装着となるが、より速さを求める場合、船体重量が重い場合などは連装する場合もある。引用元:Wikipedia「船外機」
Wikipediaの説明にあるとおり,船に装着するエンジンのことです。海上で船外機付きの船を運転する場合は,小型船舶免許2級以上が必要です。ただし,全長×0.9が3M未満の船に2馬力未満の船外機をセットされている船は誰でも運転することが出来ます。
運転技術にそれほどの技術と経験は必要ありませんが,経験が豊富な船長ほどポイント選びが上手ですね。船長の使命は,同船者に釣果をもたらすことです。正直なところ,ポイント選びが釣果の8割を占めているといっても過言ではありません。
こればかりは長年にわたる経験の蓄積が必要です。そういう私も免許取得からまだ5年,船長としての釣行回数は累計で50回程度ですので,豊富な経験は持ち合わせていません。
釣法
今回のターゲットはアジとカマスです。アジはサビキ釣りで狙い,カマスはジグサビキと天秤フカセ釣りで狙います。
サビキ釣りとは,エサとしてアミエビを使い,道糸にの先にコマセカゴを付け,その下に1.5m程のハリスと6~8本針の仕掛けを使い,コマセカゴから放出したアミエビと仕掛けを同調させて魚を釣る方法です。
天秤フカセ釣りとは,20cm~50cm前後の天秤と呼ばれるステンレス製の針金にオモリをつけ,その先に50cm~1mのハリスと釣り針をつけた仕掛けで,狙ったタナに天秤を落とし,潮と同調したハリスの先にあるサシエで魚を釣るというものです。
コマセやサシエの種類,ハリスの長さと太さでターゲットは大きく変わり,アジやイサキ,カサゴといった小物釣りから,真鯛やシマアジといった高級魚,カツオやブリ,マグロといった大物まで,幅広い魚種を狙うことが出来る沖釣りでは有名な釣法です。
また,レンタルボート,乗合船,仕立て船のいずれもこの釣法で釣りが出来る,1年を通して私が最もお世話になる釣法で,最も多くの釣果をもたらしてくれます。
今回は釣り仲間4名で9.9馬力の船外機を予約し,アジ・カマス釣りに行ってきました。
釣り道具
ロッド:サビキ釣りも天秤フカセ釣りも2m前後で20号程度のオモリを使用出来るものであれば何でもいいです。今回は釣り初心者に貸すタックルも含めてバスロッド,エギングロッド,鯛ラバロッド,ライトジギングロッドの4本を準備しました。
リール:これも上記のロッドに合うリールであれば何でもいいです。今回は釣り初心者に貸すタックルも含めてスピニングリールを2個,ベイトリールを2個,合計4個準備しました。なお,必要に応じてラインはPEラインに巻き替えています。
ライン:釣果情報を確認して釣れている魚のサイズに応じてラインを選択して下さい。今回であればPE0.6号~1.5号程度を使用します。地方によっても使用するラインの号数は変わってきますので,あくまで参考程度に捉えて下さい。
仕掛け
サビキ仕掛けもカマス仕掛けも市販の仕掛けが多数販売されていますので,好きなメーカーや値段で決めておけば問題ありません。
大寒波襲来…とともにアジの大群襲来!!
釣果情報の確認と乗合船の予約
釣果情報はこちらの記事にまとめましたので,御確認下さい。
前日準備
釣果情報によると,アジは20cmまでですので,一般的なサビキ仕掛けで問題ありません。カマスは40cmまでの大型サイズが釣れていますので,ハリスが4~5号の仕掛けが必要ですが,持ち合わせていませんでしたので,道中の釣具屋で購入することにしました。オモリは10,15,20,25,30,40号をそれぞれ3個ずつ準備しました。
集合場所へ
乗合船の集合場所への道中にある釣具屋へ寄り,4人分のエサとして4kgのアミエビを2パック,キビナゴを2パック購入しました。仕掛けは足りないカマスサビキの仕掛けと天秤の先につけるカマス仕掛けを購入しました。
受付開始時間5分前の6時10分に到着したものの,既に受付前には大勢の人が並んでいました。受付で船長の情報と同船者の情報を記入して船舶免許を提示したら受付完了です。
受付時に対象魚を聞かれるので,スタッフに伝えるとポイントマップを使って最近釣れているポイントを説明してくれました。どうやら岸から数百メートル離れた近場の湾内で釣れているようです。
レンタルボートが係留されている桟橋へ釣具を持って行けばスタッフが船まで案内してくれます。
7時00分,船に道具を運び,全員乗船したらいよいよ出船です。
アジ,アジ,アジ,最後までアジ爆釣
厳しい寒波がくるという天気予報通り,非常に寒く,風が吹けば顔と手先が凍りつくほどの寒さを感じました。
ポイントへ到着すると手早く船を筏に固定します。まずはアジ釣りから始めることにしました。早速仕掛けを準備出来れば本日の釣行開始です。
コマセカゴにアミエビを入れて仕掛けを海底へ落とします。
この日の水深は10m程度と浅いポイントでした。
釣りを開始してからすぐに初アタリが!!
いきなり本命のアジが釣れました。それから30分程時合いが続き,4人で100匹ほど釣れました。
釣り初心者の釣りガールも,もちろんアジをたくさん釣っていました。
それから1時間ほど沈黙が続き,釣れたアジをエサにして同船者が泳がせ仕掛けをしていたところ,マトウダイが釣れました。
なかなかの良型で美味しそうでした。
その後はこのポイントでアタリがなくなったので移動することに。
次はポイントマップでカマスが釣れているポイント付近の筏に固定しました。
周りではカマスがポツポツと釣れているようでしたので,私の船でもカマス仕掛けに変えて釣りをしてみたものの,反応なく沈黙が続きます。
10時半を過ぎたあたりでカマス仕掛けにアジが釣れるようになりました。
これはもうアジを釣るしかないということで,アジ釣りに切り替えたところ,これがハマりました。
サビキ仕掛けに5匹がついてきたので,すぐ釣りガールにサビキのタックルへ変更してもらったところ,入れ食いモードに突入しました。
そのうち,釣りガールの竿には常にアタリがあり,仕掛けを落としたらアジが釣れるようになり,アジから針を外しては仕掛けを落としてまた釣れて,針を外して仕掛けを落としてまた釣れて…エンドレスに釣れ続けて1人でアジを1時間で100匹以上釣り上げました。
ちなみにコマセカゴは釣れている時ほど,安いカゴのほうがアミエビの使用を節約出来ることや,アジの群れがお腹いっぱいにならない程度に撒けるので,魚を寄せる時はラークカゴのような,しっかりしたコマセカゴを使用し,釣れ始めたら安いカゴに変えるという工夫をすると良いと思います。
その間にも,私たちの船で3人はカマス仕掛けでカマスを狙ってみましたが,周りの船では釣れているものの,うちの船では最終的に合計3匹釣れただけでした。
釣り方は周りがジグサビキで釣っていたり,ウキ仕掛けで釣ったり,天秤フカセ釣りをしていたかはわかりませんが,特に変わったことをしていないのにうちの船だけ釣れなかったので,船の周りにアジが集まりすぎてて釣れなかったのでしょうね。(そう信じたい…)
同船者がアジに満足して釣り飽きたようなので,12時過ぎに私と交代しました。ここから納竿まで,4人中2人だけが釣りをしていました(笑)
交代して1投目からアジの入れ食い状態は続き,
一度仕掛けを落とせば3~6匹のアジが釣れて,手早く針を外しては仕掛けを落としてまた回収を1人で1時間程続けた結果
アジだけで108匹釣れました。(あとで動画をみて正確にカウントしてみました)
まだまだ釣れ続けましたが,イケスを見るとアジだらけとなり,これ以上釣れても帰宅してから処理出来ませんので,午後1時で全員が満足して納竿し,帰着しました。
帰着後,大漁のアジを海水氷の入ったバケツに入れて氷締めにした結果,
こんな状態になりました。まだまだイケスにはアジが入っており,バケツに入り切らなかったので,私のクーラーボックスも使って氷締めにし,
21Lのクーラーボックス満タン+20Lのバケツ満タンの量,魚が釣れてしまいました。
その後,同船者が欲しい分だけアジを取っていきました。(50~80匹くらいずつ)
ちなみに残った私のクーラーボックスに入っていたアジは…149匹でした(笑)
同船者はこれ以上は持ち帰って捌きたくないということだったので,私が責任持って持ち帰ることにしました。
後日聞いたところ,4人で350匹程釣っていたそうです。
我が家で重さを測ったところ,アジ149匹は約5.5kgでしたので,全部で13kgくらい釣っていたのでしょう。
もちろん全員が納得の13時に早上がり。
この日の釣果
- アジ 約350匹,13kg
- カマス 3匹,~40cm
- マトウダイ 1匹,40cm
大満足の釣果になりました。釣果情報通り,大漁のアジを確保した上で,同船者はカマスやマトウダイも釣れていたので,全員が十分楽しむことが出来たのではないでしょうか。本気でアジだけを狙っていれば,1人200匹以上,合計で800匹くらいは釣れたかもしれませんね。(そんなにいりませんが…)
あともう少し余裕があれば,泳がせ釣り用の仕掛けを持ってきていたので,青物のポイントまで行ければよかったのですが,これ以上を望むと良くないことが起こりそうなのでやめて正解だったと信じています(笑)
まとめ
大寒波の中,同船者の皆さんは良く釣りをしてくれたと思います。みんなが頑張ってくれたおかげでこれだけの釣果を残すことが出来ました。管理人の地域では,アジ・カマス釣りはまだこれからが本番ですので,また行きたいと思います。
釣果を伸ばすポイント
レンタルボート釣りで釣果を伸ばすポイント
- ポイント選びが最も重要
- 魚の群れが集まるまでコマセを撒く
- 魚の群れが来たら少量のコマセにする
- 時合の時に集中して釣りをする
タックルデータ
今回使用したタックルを紹介しますので参考にして頂ければ幸いです。
その1:ライトジギングタックル
ロッド:シマノ グラップラーBB B632
リール:シマノ グラップラーBB 200HG 右
ライン:PE1.5号,リーダー6号 フロロ 5m
その2:タイラバタックル
ロッド:シマノ 炎月BB(旧モデル)
リール:シマノ 炎月BB(旧モデル)
ライン:PE1号,リーダー5号 フロロ 1m
その3:エギングタックル
ロッド:メジャークラフト クロスステージ・E
リール:シマノ 08 セフィアCI4 C3000SDH
ライン:PE0.8号,リーダー2号 フロロ 3m
その3:バスタックル
ロッド:アブガルシア スティンガー ホーネット
リール:ダイワ 17セオリー2506H
ライン:PE0.8号,リーダー2号 フロロ 3m
仕掛け
サビキ仕掛け ハリス2号 オモリ20号
カマス仕掛け ハリス4号 オモリ20号
エサ
アミエビ
キビナゴ
釣行動画
このときの釣行動画はこちら。
アジ料理
釣り上げたアジ料理はフライと南蛮漬けにして頂きました。
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